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一度くらい、成果物の質に全振り(全資源振り分け)する経験をしておいた方が、後々の効率向上にも繋がるのではないかとも思う

   第85期文演(24/2/7~24/4/20)アンケートです。

   きょうは、金融機関員のYさんです。

   2023-12-04 バーチャルに刺激を受けるのかな、」のYさんです。




       
Yさんの文演アンケート




 
Q.1 当講座をどんな目的で受講しましたか?
 
A.1  ①文章をどのように添削すればよいのかを確認するため: 最近、会社で他人の文章をレビューする機会が増えた。どうもしっくり来ずに手を入れると、相手が不服そうな顔をしていることがある。自分の説明が感覚的な内容に留まっているのも薄々感じていて、どういう風に伝えれば相手を納得させられるのか、確認したかった。

   ②他参加者(とくに若い人たち)に触れて刺激を得るため: 産学連携的な業務があり、中高生と関わると、職場の大人たちとは違った感覚を持っているように感じる。フレッシュな意見は刺激になるし、自分も大人としてしっかりしなくてはという戒めにもなる。
   入社して十余年、ビジネスパーソンとしてもう一皮剥けねば、というプレッシャーが日々あり、気分転換も兼ね、中高生や、もう少し上の大学生くらいの層と交わって、自分の尻を叩く機会になればと思った。

   ③より伝わる文章を書くため:  「文章演習講座」なのでこれが一番手という方も多いと想像するが、個人的には①②に続く三番手。自分の文章に自信がある、ということでは決してなく、いまの自分には①②の方が差し迫った課題だった。




  Q.2 「文演」を受講して文章への印象で変わったことがありますか?
  A.2 
文章を構成している部品、文と文(あるいは、語と語や段落と段落)の関係性が気になるようになった。それぞれの部品たちには、惹きつけ合ったり反発しあったりするような相性がある。優れた文章においては、文章として組み上がってしまうと気づかないような関係性に、筆者の技巧が凝らされているのだ、と、文章を読む際に意識するようになった。  

   文章を書く際にも、少し語句を言い換えたり、文の順序を入れ替えたりして、部品たちの相性に配慮すると、伝わりやすさが変わってくるということを感じ始めた(日頃のメール等)。なお、この「関係性」は、部品それぞれのもつ「情報の質」とは独立した概念だとも感じている。知識や経験に基づく「情報の質」の高い文や語句を使えるとしても、「関係性」への配慮が足りなければ、わかりづらい文章になってしまう。※例えば、外国では名著とされているはずの翻訳書について、どうも分かりにくく感じることがあるのは、 「情報の質」が高くても、言語の壁により「関係性」がちぐはぐになっているためかもしれない。「関係性」を使いこなせていない文章だからといって、「情報の質」、書き手の知識や経験が否定されるものではないけれども、せっかくなら両方を身につけたいものだと思う。



 
Q.3 宿題の「要約」はどうでしたか?
  A.3-1 「授業前」 3回提出した(最終的な提出までに2度添削の機会があった)。結果的に、当初の想像より苦労して取り組むことになった。  

   <~1回目提出> 自然体で取り組んだ。課題文の重要そうなところを抜き出して並べると、要求文字数に近い文章になった。あとは、第1回第2回の講座で指摘されていたようなポイントを意識して文章を整えて、提出した。正直なところ、そこまで大変ではなく、松田さんの「この要約が一番大事。100点取るつもりで取り組んで」 とお話される熱いトーンとは温度差があった。
   だが、授業日に持参して松田さんに添削いただくと、「ここは不要」と一部分丸々赤を入れられてしまった。課題文が少しわかりづらく感じたところを、自分なりにうまく言い換えたつもりの自信の箇所だったので、少しショックを受ける。  

   <~2回目提出>  ムキになって、やれることはやってやろうという意気込みで取り組んだ。ただ、なかなか要約の改善は思いつかず、少し浮気して別のインプットも試みた。 
   ・クリエイト攻略(?)のセオリーとして、過去のブログを読み込んだ。 「『文演』情報」タグの記事を2006年分から18年分読んだ(祝日を半日費やした)。 何がキーワードか、といった宿題のヒントになりそうな事項は(残念ながら)きちんと隠されており、答えを先に見るようなズルいことはできなかった。ただ、先人たちの取り組みの様子を知れた。
   毎日課題文を音読したという人もいて、前述の松田さんのトーンを少し理解できた気がした。 ※ちなみに、ずっと気になっていた、教室前方にいる彼が何者なのか判明したのも収穫だった(2017.8.23)。
   ・課題文の著者の別の本や、課題文と似たテーマの本を読んだ。
   ・要約中の言葉を検討するため、ほとんど使っていなかった国語辞典(紙)を久々に引いた。そんなこんなで(ブログや本を読む時間含め)数十時間かけて再検討し、これくらいやれば大丈夫だろうという要約を作成した。しかし、2か所赤が入って返却された。  

   <~3回目提出>   1回目と2回目で同じところに赤が入ってしまい頭を抱えた。諦めてその部分を削り、他の部分で余裕を持たせるようにした。全体読み返して再度整えたが、ここまでくると名残惜しくなってしまい見直しに時間がかかり、締め切りギリギリに提出となった。

   <締め切り後、授業前>   配布された他受講生の要約を見て、同じ課題からこれほどバラエティが出るのかと驚いた。要約中のポイント、という観点では、自分の要約は大きな拾い漏らしはなさそうで安心した。ただ、段落前の改行時になるべく字数を余らせないように、余白がないようにしていたため、文章に少し圧迫感があった。読みやすさにはこういう要素もあるなと反省した。



 
A.3-2  「授業後」 ポイントを一つ落としてしまったのは残念だった(2回指摘されて、諦めて削除した箇所だった)。 もう少し、当該パートの文章中での役割を正確に捉えられていればよかったと思う。自分の取り組み方として、ミクロな、文章の枝葉の部分にこだわり過ぎてしまったのだと感じた。もう少しマクロに、文章の幹に目を向けられると(文章の設計図を意識すると)、説得力ある要約になるのだと考えた。要約のみならず、普段の自分の文章読み書きにおいても同様に気を付けなければと感じた。



  Q.4 全体的な感想をお聞かせください。
  A.4 ①文章に関して: ・2.に記載のとおり。

   ②他参加者から刺激を受けたい、という目的に関して: ・座る席によっては、発言している方に背を向けることになるのが少し残念。教室の形状が許せば、口の字の座席配置で授業した方が面白いのかも、と感じた(ただ、部屋の形からして、いまの配置が最適解なのだろうとは思う) 。
   ・とはいえ上記は些末な点で、学生から人生の先輩たちまで、幅広い人たちと机を並べて同じ方向を向いて取り組むことができたのは、中々ない環境で、刺激になって本当によかったと感じる。

   ③そのほか、全体通じて: ・全体像が示されないままに(強いて言えば、最終回までの日程表だけはある)講座が進んでいくのが、大きな特徴だと感じた。毎回、「今日の授業のメッセージは何なのだろう?」と考えながら授業を聞いて、終了後に自分なりに一言にまとめていた。それを欠くと、いま何をしているのか見失って、勿体なさそうと感じた。※過去ブログ読みの際に、「目次のない進行」と、似たことを書いている人がいて少し嬉しかった(2008.2.19)。  
   ・大胆な「目次のない進行」が許されるのは、過去におそらく千人以上受講している積み重ねがあってのことと感じた。先の展開がわからず不安になるかもしれないが、先人を信じて身を任せてしまう、が受講の心構えなのかもと思う。
   ・受講料について。正直なところ、授業回数時間に対してお安くはない金額だと思う。ただ、3.で書いたような、教室の外でも講座のことを考えている数十時間もカバーする金額としてとらえれば、妥当、もしかすると割安に感じられもする。さらにいえば、得たことを受講後の人生に活かす、という発想もある。腹を決めて、値段分の元をとってやろうという心持も、受講の心構えかもしれない。  
   ・3.のとおり、私の場合、今回の宿題にはかなり時間をかけた。時間成果物の効率を考えると、効率はとても悪かったと思う。現実社会では、成果物の質はそこそこに効率を求められることが多々あり、あまり褒められた行いではないかもしれない。一方で、一度くらい、成果物の質に全振り(全資源振り分け)する経験をしておいた方が、後々の効率向上にも繋がるのではないかとも思う。全員が全員そうすべきとも思わないが、この講座を「質に全振り」の場として臨む、というのも一つの心構えかと感じる。  
   ・講座の中で気付いた点を手帳数ページ分メモに残している。正直なところ、まだ咀嚼しきれていないと感じている。折に触れて見返して、文章を読むとき、書くとき、さらに言えば思考するときに、今回得たものを組み込んでいければよいと考えている。※最後になりましたが、おにぎり、大変美味しくいただきました。ちょうど翌週の某「知らない世界」を紹介するテレビ番組が「おにぎりの世界」の回で、ぼんごさんも紹介されていて嬉しかったです。
   長くなってしまいましたが、以上です。
   速読は12月末で回数終了していますが、出来れば5月下旬くらいからまたお世話になれればと考えています (4.③の「時間成果物の効率」を考えたときに、文演と対をなすのが速読ではないか、と感じています)。
   どうぞよろしくお願いします。


 Yさんが文演を受けるなら、ずっと前に誘っていました。受ける必要のない最たる人です。

  「受けていないのは文演」だけとなり、こちらもいつ閉店するかわからない時期になり、つい誘ってしまったというのが実情です。


 Yさんがこれからすべきことは、やはり執念深く朝トレに参加することではないでしょうか。

 学部の先輩であるYさんは583回(24/6/30)。←このYさんは、とりあえず今年の土日朝トレ、すべて申し込んでいます。朝トレ講師の指導が未熟でも、老化してきていても、周りの生徒さんは今回アンケートのYさんよりもスコアがほぼ上。開講が続く限り、受け続けてみるというのはどうでしょうか。1名申し込みで開講確定ですから

 「「時間・対・成果物の効率」を考えたときに、文演と対をなすのが速読ではないか」ということなら、なおさらです


 Yさんは、継続/更新しています。最新の速読スコアです(受講148回は、23/12/27)

     「Yさんの受講149回目の主なスコア24/5/18たてサッケイド89 数字ランダム4651 漢数字一行〇→3,570四→3,150三→2,916  たて一行ユニット6477 スピードチェック4051秒)・4051秒ロジカルテストDタイプ24/27(3分)・24/25(3分)スピードボード5×530/302分37秒)・30/302分55秒イメージ記憶8/4030秒21/40(30秒倍速読書『光のとこにいてね4,800字/分理解度復帰しました。ブランクがあるにしては調子良かったと思う。ただ、倍速はもう少しペースを上げたい※スピードボードは、受講146回のスコアです。

  

 あさってから第86期文演がスタートします。

 持参物はありません。

 上記Yさんのような取り組み方をしていただければと願うばかりです。
  
 



   
 【番外】Yさんの速読アンケートは、参考になるコメントが多い
です。

 「受講70回目アンケート」【プラス〔去年→いろいろ合格しました〕  50回アンケートの下の方で触れていた証券アナリストや、FP1級といった資格試験に合格できた。昨年前半に(朝トレ含め)、濃いめに通ったのが効いたのではないかと実感している (ありがとうございました)。  
 ・〔集中時間の持続、という効果〕  資格試験の勉強、という意味では、私の場合は、 「速く読める」というはもちろんとして「集中時間の持続」という面で効果がより出ていると感じている。そもそも、1時間半のトレーニングが、そのまま「集中すること」の練習になっているのだが、そのうえで、ワーキングメモリが鍛えられ負荷に強くなる→集中しても疲れない→集中時間が持続する、ということかな、と勝手に納得している。実は、今年~来年にかけては新たに米国公認会計士の資格に挑戦しようと思っているので、 引き続き、クリエイトでのトレーニング成果を効かせられるようにしたい






   7月15日(月・祝)は休校となります。
    どうぞよろしくお願いします








           ※クリエイト速読スクールHP  

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