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クリエイト速読スクールブログ
数えきれないほどありますが、
2022-06-22「自分が求めていたものはここに隠れていたのか」のYさんについてです。
6/18(土)に体験レッスン。6/20(月)に入会(0回目)。
その後6/21(火)から毎日1コマ受講。
きのうが10回、きょうで11回、あしたは12回目となります。
東大経済学部のYさんです。
まず、Yさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Yさんの体験レッスンの主なスコア22/6/18」たてサッケイド26 数字ランダム19・22 数字BP14-6(1分)・26-4(2分)漢数字一行〇→345、三→182、一→150 たて一行ユニット31・38 スピードチェック24・28 ロジカルテストAタイプ26/26(3分)・25/25(3分)イメージ記憶24/40(2分)35/40(1分30秒)初速1,286字/分・理解度A-
「Yさんの体験レッスン(入会時)アンケート22/6/20」・「体験感想」情報の処理速度に課題を感じており、どのように訓練すればよいか、この歳になってからでは諦めるしかないのか、と悩んでいた所、このスクールの存在を知りました。自分が求めていたものはここに隠れていたのかと宝物を見つけた気分になり、体験レッスンを終えた日は興奮で眠れませんでした。これからが非常に楽しみです。・「入会を決めた理由」・日々の思考の質を上げるため。・情報処理のスピードを上げるため。
以下は、Yさんの受講10回目アンケートと、最新スコアです。
「Yさんの受講10回目アンケート22/6/30」
マイナス・なし
プラス・数えきれないほどありますが、今回はメンタル面に及ぼした影響を2つだけ。
1つ目は自分の限界に挑戦するスイッチを手に入れたことです。「今できること」と「まだできないこと」の境界を攻めることで人の脳みそは鍛えられていきます。しかしこうしたチャンスを普段の仕事や勉強で得ることは容易ではありません。あえて締め切りギリギリまでタスクを溜める、全く新しい環境に身を投げる等、外界からの圧力とそれなりの代償を伴います。
そこで輝くのがクリエイトです。クリエイトのカリキュラムと環境は、自らの意志で、内側から、自分の限界に挑戦し続ける機会を与えてくれます。そしてその効果を実感するのは、教室の中ではなく、教室の外です。90分のトレーニングに本気でぶつかった後に日常に戻ると、いかに自分が全ての物事に中途半端に取り組んでいたか、その機会損失の大きさに愕然とします。クリエイトでのトレーニングを続ければ、必要な時に、息を大きく吸って大きく吐くだけで、101%を目指して全力回転する頭とそれを可能にする精神力が身につくと確信し、日々ワクワクしながら通っている次第です。
2つ目は悔しいという感情を取り戻したことです。 「ちっちゃな頃から負けず嫌いで、勉強でも運動でも一番じゃないと拗ねる。悔しさをバネに努力を重ね、ある程度の水準までは登っていく。しかし成長するにつれてどう頑張っても勝てない怪物と遭遇し自信を失う。現実との折り合いをつけ自分なりにまた頑張り始める」 かなり良くある話で、それが大人になることだ、と言えるのですが。長らく忘れていた悔しいという感情を、最近どうやら取り戻してしまったようなのです。ブログで神7の記録と遭遇した時には、かけっこに負けて悔し涙を流し、ジタバタしながら登園拒否をする自分の姿が脳裏に浮かびました。良いのか悪いのか分かりませんが、心の中に取り扱い注意のエンジンが一つ増えたことは確かです。
「Yさんの受講10回目の主なスコア22/6/30」たてサッケイド111 数字ランダム72・96 漢数字一行〇→8,424、三→7,200、一→1,539 たて一行ユニット73・82 スピードチェック39・40(56秒) ロジカルテストBタイプ26/27(3分)・28/28(3分)イメージ記憶20/40(1分)34/40(45秒)倍速読書『新しい星』11,400字/分・理解度B「トレーニング間の脱力・緩みを意識したところ、集中力が増した気がします。カウント呼吸で頭が冴えわたり、そのまま訓練に数字として反映できた回でした。カウント呼吸から全力で取り組むのが大事ですね」
Yさんからは、通信文もありました。こちらも載せておきます(送られてきたメールは何でもオープンのひとりとなりました)。
〈松田様 皆様 毎日本当にお世話になっております。受講生のYです。
本日用紙を頂きました第10回アンケートの内容を、メールにて送らせて頂きます。
Wordファイルを添付しますので、開けない等の不具合がありましたら追ってご連絡ください。
6/22のブログで頂いた質問と、アンケート用紙記載の質問への回答となっております。
ブログ分の質問は入会直後に回答を執筆したため、かなり強い感情が出ていますが、全文公開頂いて構いません。
「長くても構いません」という言葉に甘え、長々と書いてしまいました。
相当時間がかかりました。早く文演を受けたいものです。 引き続きよろしくお願い致します。〉
今回は変則で、前回6/22ブログのこちらの質問〈受講10回目アンケートには、「情報の処理速度に課題を感じており、どのように訓練すればよいか、この歳になってからでは諦めるしかないのか、」を、いまから整理して書いておいてほしいです(長くてもかまいません、ここは)。/「2日前」にどういう経過で見つけたのかも詳しくお願いします〉にも回答してくれています。「10回アンケート」の前に書かれたものですから、後に置いてしまったため、多少の時間前後があるかもしれません
【情報の処理速度に課題】 体験レッスン後のアンケートには慌ててこのように書きましたが、ゆっくりと正直に自分を見つめると、課題という表現はカッコをつけすぎでした。素直に情報処理が苦手であることを正面から認め、課題として認識できていれば、もっとはやく手を打てていたと思います。ここでは省略しますが、振り返ると自らの愚鈍さに直面する機会は幼少期から数多あったにも関わらず、つまらない自尊心が本当に長い間悪さをし、この課題は直視することができない「劣等感」として心の奥底に押しやられ、重く分厚い蓋がされていました。あらゆる鍛錬を楽しめてしまう性格も災いして、歯を食いしばって情報処理が速い「ふり」を維持し続け、今に至ります。
しっかりと練られた文章、筋道立てられたスピーチ、優秀な人たちが繰り広げる議論等、美しいものを見分けるだけの分別は幸か不幸か持ち合わせているようです。だからこそ、自分の鈍い頭で納得のいく文章を書くには日が暮れるまで時間がかかりますし、短い時間での受け答えで自らの口から発せられる言葉のめちゃくちゃさには吐き気がします。天国のような教室で、素晴らしいカリキュラムや先人の知と対峙する喜びが大半ではありますが、早くこの苦しみから抜け出したいという濁った感情も強烈なモチベーションになっています。願わくは自ら美しい言葉を紡げるようになりたいです。
p.s. 上記の文章は「情報処理能力」という言葉の定義が曖昧で、思考に対する自分の理解が甘かったことや色々と切羽詰まっていたことが伺えます。10回の受講を通じて、情報処理能力を構成する要素の輪郭が見え始めているので、追って納得がいく整理が出来たら文章にしたいと思います。
【どのように訓練すればよいか、諦めるしかないのか】 僕が体験レッスンに招待したTさん(高校で隣の席でした)は、来年から戦略コンサルタントになる女子で、昨年の夏に二人で行った就活対策(対策というより雑談)の中であっという間に成長していき、僕の心をコンサル業界から追放した張本人です。
コンサル業界では情報処理の速さが適性の一つとして挙げられ、僕も時間をかけて対策をすれば手が届く感覚はあったのですが、隣に彼女がいたことでさっと諦めがつきました。入社後は彼女のような人と同じ時間の中で戦うことになりますから。 この時から、数式を早く解く等の部分最適化は自分の努力次第で何とかなるが、もっと普遍的な処理能力は生得的なものなのではないかという不安が生まれました。こうした不安がなおも劣等感から目を背けるよう仕向けていたと思います。
【クリエイトを見つけた経緯と、これまで見つけられなかった経緯】 2022年頭に公認会計士を志すことを決め、先月の5/29に短答式試験を受験しました。準備時間が短かったのですが、不退転の覚悟で数少ない友人全員に合格宣言をし、夢の中でも勉強をする日々を送りました。会計の道にはしっかりと目指す理由があります。ただあそこまで短期合格に拘ったのは、当時は直視できずに底に沈んでいた劣等感を、短期合格であれば掻き消せると思ったからでしょう。「来年でもいいじゃないか、俺は28で何も持たずに日本に来たんだぞ」と試験前に奇妙な角度で励ましてくれた海外出身の父に、「今年じゃなきゃ意味がないんだ」と応えたのを覚えています。 結果は不合格でした。心に決めたことを成し遂げられなかった初めての挫折でした。応援してくれた周りの人に申し訳なく、また自分との約束を守れなかった事実が辛かったです。
ただ一番大きな感情は「疲れた」でした。試験勉強に対する疲れではありません。非凡でありたい、優秀でありたい、人様の役に立ちたいという願いを叶えるためには、一生のろまな頭と向き合っていかなきゃならないことへの疲れでした。仮に合格していてもこの感情は心に浮かんでいたと思います。22年間足掻き続け、最後に全体重を乗せて挫折し、ようやっと僕は、のろまな頭を受け入れ、自分の劣等感と向き合う準備が出来ました。
クリエイトの名前は、東大の先輩が運営するオンラインサロンの履歴を短答試験後に全て遡った際に見つけました。僕は2年次に瀧本ゼミの門戸を叩いたものの、追い返されています。あの集団に所属できていればもっと早くこの出会いがあったかもしれません。ただ、そんなことは些細な違いに過ぎず、クリエイトを見つけた経緯も、見つけられなかった経緯も、一番は自分の心の持ちようが関係していたと思います。同じ過ちを繰り返さぬよう、常に開けた心で在りたいです。ここまでの文章を、事あるごとに慢心する未来の自分に捧げます。
【自戒と感謝】 公文式算数で初めて3桁の掛け算を習い、繰上げが出来ずにバツだらけの答案が返された時、僕は苦悶の涙を流しました。7歳の時です。時は流れ15年後の22歳。クリエイトの体験レッスンの帰り。池袋の町ゆく人々でたてサッケイドを練習し、帰りのバスの中で本を読んでいると、涙が溢れました。今度は色んな感情が混ざっていましたが、喜びと希望が含まれていたことは確かです。ずっと追い求めていた世界の片鱗が、いつもと同じ文字の間から垣間見えました。
最後になりますが、松田さんをはじめとするクリエイトの皆様方と出会えたことは、紛れもない僥倖です。思い悩んでいた心が救われると同時に、皆様のお陰で世界が変わりました。まだ序盤も序盤ですが、誰よりも恵まれた環境下で、誰よりも努力することを約束します。そしていつか何かしらの形で必ず恩返しをさせてください。どうかお体にお気をつけて。これからも素敵な教室を素敵な生徒さん達のために守り続けて下さい。
受講0回目を含めて、きょうで12日連続のYさん。
9日後には、どんなコメントが出てくるのでしょうか。
記録カードに書き切れない感想は、手のひら大のメモ帳につねに書き込む徹底ぶり。
Yさんを通して、また新しい窓が開くことを期待しています。 真
※クリエイト速読スクールHP
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