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クリエイト速読スクールブログ
どうして速く読む必要があるんですか?
「ゆっくり読んだ方が理解が深まると思います。どうして速く読む必要があるんですか?」
速読教室の体験レッスンを受けにきているのに、いまも、たまにある質問です。
「どうして速く読む必要があるのか」は、深く理解する必要のない部分に速く目を通すためです。
実は、速読力を高めたからといって、すべての本を同じスピードで読まなければならないわけではありません。読む目的に応じて、速く読むべき部分はスピードを上げ、じっくりと読みたい箇所はスピードを落とせばよいのです。スピードを落とした分、理解はより濃密になります。
ただし、このことを可能にするためには、一度速く読めるようになっていることが条件になります。自分の実力以上にスピードを上げることは難しくても、スピードを落とすことは容易なためです。
野球で例えると、MAX130キロしか出せなかった投手がトレーニングで150キロまで投げられるようになると、試合で有利になります。別に毎回150キロで投げる必要はありません。状況に応じて140キロで投げたり、130キロで投げたりと、速度に変化をつけられると試合を優位に進められます。さらに、変化球という技術を磨けばますます多彩な投球になります。
読書も一緒で、トレーニングで得られた読書スピードを基盤にして、読む内容によってスピードに変化をつけていけばよいのです。情報収集が目的なら、スピーディーに。内容をじっくり味わいたいのであれば、少しスピードを落としてみる。読む目的に応じて自在にスピードを変化させていけることが大事なのです。クリエイトでは実際の読書トレーニングで、このコントロールを実践してもらっています。
速読を身につけることで、ふだん読むスピードも確実に上がっていきます。同じ130キロのボールを投げるとしても、MAX130キロの投手よりもMAX150キロの投手の方が余裕をもって投げることができるのと同様です。
ゆっくりでしか読んでわからなかったものが、速く読んでも同じように分かることは重要です。同じ時間でも余裕を持って読める分、文章内容あるいは論理を吟味することや、文章表現の機微を味わうこと等に今まで以上に時間がかけられるようになり、読書の幅を広げることができるようになるからです。
自分たちの文章に文字の拡大や色つきはどうかと思いますが、読みやすさ優先ということでご理解ください。 真
※クリエイト速読スクールHP
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