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クリエイト速読スクールブログ
20回の訓練と向き合い、日々記録と睨めっこする
2022-07-01「数えきれないほどありますが、」のYさんについて。
大学4年生です。
公認会計士試験生でもあります。
まず、Yさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。
「Yさんの体験レッスンの主なスコア22/6/18」たてサッケイド26 数字ランダム19・22 数字BP14-6(1分)・26-4(2分)漢数字一行〇→345、三→182、一→150 たて一行ユニット31・38 スピードチェック24・28 ロジカルテストAタイプ26/26(3分)・25/25(3分)イメージ記憶24/40(2分)35/40(1分30秒)初速1,286字/分・理解度A-
「Yさんの体験レッスン(入会時)アンケート22/6/20」・「体験感想」情報の処理速度に課題を感じており、どのように訓練すればよいか、この歳になってからでは諦めるしかないのか、と悩んでいた所、このスクールの存在を知りました。自分が求めていたものはここに隠れていたのかと宝物を見つけた気分になり、体験レッスンを終えた日は興奮で眠れませんでした。これからが非常に楽しみです。・「入会を決めた理由」・日々の思考の質を上げるため。・情報処理のスピードを上げるため。
以下は、Yさんの受講20回目アンケートと最新スコアです。
「Yさんの受講20回目アンケート22/7/11」
マイナス・直近10回の訓練を楽しみきれなかったことです。 教室での90分は昨日の自分との果たし合い・真剣勝負であり、気持ちで負けようものならその場で腹を掻っ捌く覚悟で臨んでいました。楽しいからこそめり込むことができているのですが、ベストのパフォーマンスを発揮するためにはもう少し肩の力を抜いた方が良さそうです。松田さんとの初級朝トレの時間は最高に楽しかったです。回数を重ねるにつれて、加速度的に戦いが厳しくなっているのを実感していますが、楽しむ気持ちをお守りにしてスイスイっと走り抜けたいと思います。
プラス・今回は机や本から離れてのプラスを二つ。
一つ目は趣味のピアノが急激に上達した(気がする)ことです。これは目と耳が「良くなった」ことが理由です。
まず目について ピアノの演奏中は、手は現在地点での音を鳴らしつつ、目は楽譜の先の箇所や次に弾く鍵盤の位置を捉えている必要があり、この現在と未来の同時処理ができて初めて、滑らかな演奏が可能になります。しかし大学生になってから教室に通い始めた自分にとっては、これらは頭で分かっていようとも真似できない芸当であり、楽譜を暗記する・鍵盤の位置を覚えるといったように、練習を繰り返す中で、見るべき情報を減らしていくアプローチしか取ることができません。結果、一曲を仕上げるのに大体一年はかかるような状態でした。しかしクリエイトの序盤のトレーニングで、広く対象物を捉えると共に、次へ次へと情報を探して進む目が養われることで、こうした悩みが一気に解消しました。
続いて耳について 多くの作曲家の作品は様々な音が組み合わさることで美しいハーモニーを紡がれるよう設計されており、ベース・内声・メロディー等の異なる高さ・役割の音が絶妙なバランスを保ちつつ重なることで、初めて美しく聴こえるようになります。したがって演奏者は全ての音に注意を払わなければならないのですが、この点でクリエイトの中盤のトレーニングが役に立っています。自分の情報処理の能力が向上したことによって、一度に聴くことができる(コントロール下に置くことができる)音の数が増え、それが表現にも表れているように感じます。ポップスであればベース・ドラム・ギター、クラシックであればベースとメロディーを同時に聴く遊びをしてみてください。クリエイトの訓練を彷彿させる頭の騒めきがあります。
二つ目はコミュニケーション能力が上がった(気がする)ことです。これもクリエイトの訓練と絡めて二つの視点から説明します。まず序盤のトレーニングによって視野が広がったことにより、相手の非言語情報から受けとる情報量が急増しました。今の話題に興味があるか・どんな感情を抱いているのか・何を考えているのか等のコミュニケーションにおいて役に立つ情報を、表情・所作・声色等を媒介にしてリアルタイムで受け取ることができるため、即座に自分の立ち振る舞いを調整できるようになり、他人の気分を害することが少なくなった気がします。
クリエイトが提供するのは頭を鍛えるプログラムであり、教室では個々の訓練の総合的成果が読書スピードという切り口で計測・可視化されます。しかし読書スピードの向上は数ある副産物のうちの一つに過ぎず、勉強であれスポーツであれ、あらゆる活動が頭と切り離せない以上、全方位でこの訓練が役に立つことは間違いありません。これほどまでに豊かな取り組みに出会い、心血を注げる状況にあることは、本当に有難いことです。
【気づき】 得意・不得意。出来・不出来。これには必ず理由があることに気がつきました。
私はスピードボードが得意なのですが、中学時代に部活でアーチェリーをやっていたことが大きく影響しています。数十メートル先の的に向けて矢を放ち、刺さった場所を確認し、中心からずれた分だけ照準を調整する。対象物が今現在どこにあって、上下左右にどれだけ動かす必要があるのかを即座にイメージする。まさしくスピードボードで求められる能力と合致する練習を3年間続けていました。結果、スピードボードは特に苦労することなく先に進むことが出来ています。その反面、イメージ記憶とロジカルテストに苦手意識があります。前者は小説に触れることのない学生時代を過ごし、文字から映像を連想する経験が乏しいこと、後者は大学入試を思考停止の解法暗記で乗り切り、物事を構造化して捉える癖がついていないことがその理由だと考えています。これらの事実は20回の訓練と向き合い、日々記録と睨めっこする中でようやく思い至ったものであり、入会当初は「スピードボードは才能がある」「ロジカルとイメージの才能がない」という捉え方をしていました。
他人と比較をして、自分との差に気が滅入り、才能の有無を言い訳に自己防衛をしたくなることが多々ありましたが、目を背けたくなる程のその差は、自らの想像力が及ばない範囲で同じ人間が一つずつ積み重ねてきた努力の結晶であることをクリエイトのプログラムが教えてくれました。今後も安易に才能という言葉に逃げないよう気をつけます。仮に山を登った先に天才だけの世界があったとしても、今の自分が何かを諦めたり、努力を怠ったりする理由には成り得ません。引き続き気を引き締めて精進します。
【朝トレ】 19回目に初級朝トレを受講しました。時間帯が違うだけでも随分と新鮮な気持ちがするものですね。ブログの声や自分の体験から推察するに、教室と通信の違いは生徒と講師の全員が作り出す「場の空気」と「講師の声」の二つが主だと思っているのですが、今回の朝トレはこの考えを深めるものでした。
場の空気について 最後列に座り参加者の皆さんの背中を見ていたこと、全員で朝に集まってプログラムを受けたこと、同じ初級のメンバーであることが重なって、いつも以上に親近感や団結感を感じていました。朝の110分を全員でいい時間にしようという空気があったような気がします。こうした教室特有の研ぎ澄まされた空気は、日々の訓練でも教室中に充満しており、順調に伸びていく記録は場の空気があってこそのものです。教室に通えていることに感謝です。
講師の声について 訓練中の声かけやアドバイスが生徒をストレッチさせるのは勿論なのですが、ここでは純粋なる声の心地良さを主張したいです。松田さんの声は、多くの人を導き見守ってきたことが分かる力強く優しいもので、沢山の生徒さんに知の翼を授けてきたことを想像させます。またその声の裏にはプログラムへの自信・矜持と、生徒への信頼を感じます(普段担当してくださる講師の皆さんからも、それぞれ異なる個性やアプローチがありつつも、根っこの部分では同種のものを感じます)。苦戦していたロジカルテストBタイプの突破や、続く20回目Cタイプでの大幅な記録更新。松田さんからは何か特別なエネルギーが放たれているというのは、これまでの全受講生が共感してくれるのではないでしょうか。
初級朝トレで訓練に向かう姿勢を矯正することで、その後の数十回にわたる訓練の質が大きく変わります。新入生の受講漏れがないよう、松田さんが声をかけているかとは思いますが、まだの方は必ず受講することをおすすめします。
「Yさんの受講20回目の主なスコア22/7/11」たてサッケイド250 数字ランダム180・208 数字BP28-6(1分)・45-2(2分)漢数字一行〇→10,899、一→7,875、七→2,072 たて一行ユニット94・121 スピードチェック29/40(49秒)・30/40(48秒) ロジカルテストCタイプ30/30(2分24秒)・30/30(1分54秒)スピードボード5×529/30(2分41秒)・29/30(2分25秒)イメージ記憶11/40(45秒)26/40(45秒)倍速読書『かがみの孤城』21,000字/分・理解度A-※数字BPは、前回のスコアです。
Yさんがクリエイトに入会したのは、6/20(月)。
それから教室に来なかったのは、7/8(金)だけです。
きょうも受けています。本来は受講21回目のスコアが載るはずですが、アンケートも回数に合わせて到着しているのできのうのスコアとなっています。
「初級朝トレ」について「新入生の受講漏れがないよう」とありますが、Yさんに関してはまったく初級朝トレ受講は必要ありませんでした。体験レッスンを受けた時点で不要な人という気がしました。HPやブログで相当のクリエイト情報を渉猟していることがわかりましたから。
受講20回目の記録カードコメントは今後のレッスンもあるので掲載できません(文演アンケートでの常套句です)
下記は、初級朝トレ受講後の19回目のコメントです。
「序盤のトレーニング、松田さんの指導を受けて急激に伸びることがなく、ホッとしました。ブログなどできちんと吸収できていたようです。とはいえ、いろいろな学びがある回でした。気持ちは光」
「光」だけが4倍くらいの大きさになっています
Yさんからは20回目アンケートと一緒に通信文をいただいています。
松田 様
皆 様
お世話になっております。
第20回アンケートを送付致します、お手隙でご確認ください。
長い文章は初回だけのつもりだったのですが、気がついたら同じくらいの文字数になってしまいました。
何かを書くことはしんどいです。そのうちフェードアウトすると思います。
とはいえ、10回毎にこぼれ落ちるほどの学びがあるうちは、忘れないように文章にします。
書き終えた文章がブログで紹介されることは事前に分かっていたものの、実際にweb上にアップされ、印刷されたものを手渡されると気が気じゃないですね。
今週末から始まる文演のモチベーションが高まっています。
引き続きよろしくお願い致します。
Y
「印刷されたものを手渡されると気が気じゃない」とは、第42回初級朝トレ終了後に、Yさん関連ブログを事前に「印刷」してみなさんに配付したことです。
2019/6/15から始まった初級朝トレ。初級朝トレ受講の、いわば同級生のブログを紹介する日があるとは想像もしませんでした。
「そのうちフェードアウト」は、仕方がないことです。運転免許教習所に卒業はつきものですから(長目のアンケートからの「フェードアウト」なんでしょうが)。
教室ですから、どこで気に障ることがないとも限りません。
できましたら、文演を全7回受け、アンケートを提出して卒業していってほしいです 真
※クリエイト速読スクールHP
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