教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
「情報処理の底力を鍛える」という思想に立った訓練環境となると、
2017-03-05「頭の使い方を再考させられる機会が多い」の大学教員Kさんのスコアとアンケートです。
まず、Kさんの体験レッスンスコアと入会時アンケートコピーです。とするはずなのですが、goo文字数の関係で割愛します。
以下は、Kさんの受講30回目アンケートと最新スコアです。
「Kさんの受講30回目アンケート17/3/28」
マイナス・トレーニングの翌日は、高い頻度で偏頭痛に悩まされます。頭をいくら酷使しても(疲れはしますが)そういう症状が出た経験が無いこと、一日経てば治ることなどから、眼球訓練が引き起こす筋肉痛のせいではないか?と考えておりますが……普通の筋トレと同じく、鍛えていけば軽くなると信じます。
・イメージ化力の向上に関しては、やはり苦手意識がまだあります。元々持てる力に劣等感を感じているわけではなく、そこからさらに向上させるための方法論と戦略に明確な方向性を見いだしづらく、とにかく泥臭くあがくしかないように見えるためだろうと自己分析しています(もちろん、あがいた分だけ徐々に改善されていると思いますが)。ロジカルやスピードボードも、レベルが上がってからやや苦戦気味に感じていますが、「文字をイメージ化する速度が足りていない」とする根っこは同じだろうと思えています。教室のブログを読みますと、イメージ化力の改善には時間を要する旨が書かれてましたので、王道無しとして地道に取り組んでいこうと思います。
・かなひろいも時短(1分)になり、画像認識モードを徹底しないとすぐタイムアップになる気がしています。頭では分かっているのですが、気を抜くとついつい音読してタイムロスしてる感があります。○付けがそもそも終わらないので、お話を理解する余裕もなかなか生まれにくいですね。
・倍速読書では読後直感でスコアA〜Cを付けていますが、高めスコアの割には存外記憶に残っていないケースも多くあるような気がしてます。内容を簡単に思い出してからスコアを付ける方が良いのかどうか。限られた時間で反芻するのも難しくはあるのですが……。先日の倍速では「ハリーポッター賢者の石」を読みましたが、その場では理解したつもりでいても驚くほど記憶に残っていませんでした。ファンタジー小説の読解は豊かなイメージ展開力が要と思うのですが、ゼロベースで創作された海外発世界観と、自力運用可能な和製イメージストックとの間にかなりギャップがあるのでしょう、まだまだだな……と思いました。
プラス・ここに来て文字認知力(序盤スコア)が明確に向上している実感があります。フォーカスしたいところに視点を素早く持っていけるようになりましたし、倍速読書で目に入る文字数も増えたように感じます。同じ倍速読書訓練でも、以前よりゆっくり読んでいるかのような錯覚を覚えることもあります。身体性スキルに近いものは、伸びるのに時間を要する所以なのだろうと思えました。
・ブログやSNSなどの斜め読み、読書はともに速くなっていると思います。とくに英語の原著論文読解が楽になっていることは大変ありがたいです。文章を読むときの目の動かし方・理解の取り方も、以前とは明らかに違うものに変わっています。
・イメージ化力を鍛えたいという希望もあって、「凡百のビジネス書は避け、小説をなるべく読んでみよう」という考え方になりました(とはいえなかなか時間の確保が難しく、現状思ったほど読み進められてないのですが……)。
・クリエイトの訓練はごまかしようのない定量的数値が出るので、毎日がハードモードだった週は、意識せずとも頭のパフォーマンスが下がってしまうことが体験的に自覚できました(十分に集中できずこなすだけになってしまったということなので、訓練としては良くないとは思いました……)。
・少し後ろの席に座ると、他の優れた生徒さん達が否応なしに目に入ることが多く、なかなか刺激的で良いです。
・当初は読書速度3〜5倍になればいいかと思っていましたが、改善度が思っていたより良さそうなので、少し欲を出して10倍(10,000字/分)を次期目標として設定したいです。
【その他雑感】・本日(30-33回目)、W講師に「3コマいってみますか?」と促されトライしてみましたが、集中力的にギリギリな感じで、4コマとなると(今のところは)無理かなーと思えました(笑)。詰め込み過ぎずとも効果は上がっているようですので、引き続き現状ペースで取り組んでいこうと思います。
・教室のブログ、昔のエントリから徐々に目を通しています。頭脳ごとの個体能力で自分より(数倍どころでなく)十数倍オーダーで優れる人が身近にいる事実には、人間観の修正を迫られるばかりです。私も30後半になり機能的な衰えは出つつあると思いますので、「途轍もなくできる利発な生徒さんたち」のスコアを超えるのは流石にすぐには無理そうにも感じます。とはいえ少しでもその成長曲線に近づけるよう、自分なりに考えながら取り組んでいければと思います。
・東京圏のできる中高生たちは、非常に恵まれた環境にいるのだなとブログを読むたび感じます。私自身は地方出身だったこともあり、SEG+クリエイトのごとく創意工夫に溢れたプログラムを持つ塾自体がそもそも周りにありませんでした。「情報処理の底力を鍛える」という思想に立った訓練環境となると、おそらく皆無だと思われます。ブログに登場するSEGの生徒さん達が速読を始めるあたってのコメントは、「親にいわれて」「うさんくさい」「なんだか分からず半信半疑ながら」など、割に外部強制的なきっかけのケースも少なくないように見受けられます。しかしもともと高い能力が環境の助けを借りてさらに伸び、果ては意識まで変わっていく様子からは、当人達が理解する以上の人生価値が確実に得られているのだろうと羨ましく思います。私などは東京での就職・金銭的余裕・やむにやまれぬ外部圧力(業務過多)・タイムマネジメント手法の習得……などなど、複数の条件が整って自らクリエイトの門を叩けたわけですが、多少強制されてでもあと10年早く始める機会があったなら……と思うばかりです。
「Kさんの受講33回目の主なスコア17/4/2」たてサッケイド大52 数字ランダム32・34 漢数字一行〇→3,610、四→2,340たて一行ユニット67・65 スピードチェック40(56秒)・40(56秒)かなひろい41/48(1分)ロジカルテストCタイプ20/30(2分50秒)・21/30(2分59秒)イメージ記憶16/40(45秒)28/40(45秒)イメージ読み80個(1分)倍速読書『天地明察』4,900字/分・理解度A-「かなひろい1分はかなりヘヴィですね。3コマも満腹です。今日はよく寝られそうです(笑)」※漢数字一行・イメージ読みは、前回のスコアです。
Kさんの月別受講回数は、1月7回・2月13回・3月10回・4月3回の計33回です。
2コマさえ大変なのに、3コマなど奨めません。
Kさんの意欲の高さをみて、つい唆してしまったというところでしょうか
2016-01-18「限界値が上がっていく」の筑駒生J君が、Kさんの3コマ目に受けていました。昨年11月17日以来の4か月半ぶり。
新高3となったJ君(後記:東大文Ⅲ合格)は受講39回目でした。
最後まで教室に残った2人として、Kさんとエレベーターに一緒に乗って降りていきました。 真
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