教室のこと・速読のこと・受講生のスコア・SEG講習生のスコア等々について書いています。
クリエイト速読スクールブログ
繰り返し読みでの読書速度判定を一掃しよう
2016-01-28「それは将来の自分にまかせることにして、」の中盤部分だけをコピーします。
久しぶりに、「初見・未読」について、出しておきます(このブログでは、「初見・未読」は山のように出てきます)。
クリエイトは入会後、既に読んだ本で読書速度を測ることはありません。創業以来のスピリッツです。何回も目を通した本で、「ホラ、速くなったでしょ!?」だけは許さないという姿勢で、この業界の発展に取り組んできました
同じ本を何回も読んで速くなったと宣伝する速読を、どう評価していますか?
基本的に、他の速読プログラムはダメで、BTRメソッドだけがよいというような考え方をしないように注意しています。幼く、独善的に聞こえるからです。ただ、譲れないことはあります。それは、トレーニングで読書速度を計るときに、同じ本や同じパソコン画面を繰り返し見た速度、つまり、三読、四読したうえでの読字数を5万字達成10万字達成と宣伝するのはやめにしてくださいということです。 再読、三読したうえでの数値がトレーニングの成果としての読書速度なり速読文字数であると言ってしまうのは、おかしなことです。初見・未読の本でどれだけ速く読めるようになるか、という「基準」を設けさえすれば、あとはどのような速読があってもよいと考えています。
HPのQ&Aのものです(ここまでコピペです)。
もちろん、「あとはどのような速読があってもよい」も、「どのような速読」も良識あるものというわけではなく、選ぶひとの責任にゆだねるしかないということです。
ただ、まだ二度読み三度読みで「ホラホラ、速くなってるでしょ!?」のトリックが、この業界ではまかり通っています(試験勉強などで、繰り返し教科書や参考書を読むなどは当然のこと。読書速度の計測に限ります)。
このような繰り返し読みでの読書速度判定を一掃しようとすることこそ、速読受講経験者は声にしていかねばならない気がします。
2014-09-21「同じ文章を何度も読まされ、当然それに1回1回費やす時間は減るのだが、」で、SEG「速読による能力訓練」を受講した当時高1生L君は、受講後アンケートに
「小学生の時、学習塾でも、パソコンを使った速読トレーニングが行われ、本を読む速度が速くなるということで魅力を感じ参加をしてみた。しかし、同じ文章を何度も読まされ、当然それに1回1回費やす時間は減るのだが、その減少した時間を基準に算出された読書スピードで、速読が成ったと言われた。そのため失望を抱いたまま読書から離れた(以下省略)」
と書いています。
昨年11月に出版した『速読ジム』にも著していますが、ワーキングメモリをトレーニングすることができるということで、速読トレーニング(BTRメソッド)は大きな可能性を秘めています。
実際、粘り強くトレーニングした生徒さんからは大きな成果があがっています。
体験レッスンを含め入会を検討している方は、二度読み三度読みの読書速度判定ではないかに、どうぞご注意ください。 真
※クリエイト速読スクールHP
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