北海道ニセコ市で開催された、ニセコクラシックに参加してきました。
今回は、レース前日までの珍道中の模様をまとめてみました。
7/6(金)
仕事は休み。
バイクは既に月曜日に配送済みであったため、着替え等の普通の旅行と変わらない準備を朝から実施。
朝からロードワークをと考えていたけれど、生憎の雨で、出発までに泥だらけになって、その後処置で忙しくなるのを避けたかったため、準備作業を優先した。
前日までに、Youtubeで昨年の参加者がアップしたニセコクラシックのコースとデータを見たら、下りで100km近く出ているのに、後ろから選手がラインを守らずに上がってくるという映像を見てしまった(レース後、杞憂に終わりましたが)。嫌な予感が頭を離れず、一通りの準備が終わった後に、生命保険の証書やその他いろいろな情報を妻に渡しておいた。こんな事をするのは、まだ実業団レースが長野県の小川村で開催されていた時以来だ。あのコースの下りが恐ろしく、メールで遺書を送ったのを覚えている笑
今回、着替えを最小限にして、一眼レフも置いていき、荷物を最小限にして、バックパック1つにうまく纏める事ができた。なんてったって、今回は初LCCを利用するため、荷物の超過を防ぐ事が大事だった。
<高速バス移動>
14:00最寄り駅発の高速バスに搭乗し、ここで今回もサポートしてくれる、しばたさんと合流。一路成田空港へ。
しかし、この高速バスがフラフラで、たいして風が無いのに、高速道路をフラフラ走るので、危なっかしくて仕方なかった。運転手が寝ているのではないかと思うくらいの、緩やかな蛇行を繰り返していた。
この時は、やはりあの嫌な予感は本当なのか?とより不安がってしまった。
<成田空港>
何とか無事に成田空港第3ターミナルへ到着し、初LCCのため、手続きとかいつもとは違うんだろうと思い、早め早めの手続きを心掛けて、チェックインカウンターへ向かったところ、チェックインカウンターから少し離れた所で、おじさんが空港の職員に怒鳴っている現場に遭遇。
サービスに不安があって怒鳴っているようだったけれども、大きな声を出して相手を威嚇しても、何も解決しないのになぁ~と思いながら、自分たちの手続きを行ったところ、出発が30分遅れるとのこと。何~!!
しかもチェックイン手続きをするタッチパネルででエラーメッセージが表示され、チェックインカウンターへ行ったら、手荷物の重量測定等があり、淡々とこなした。もし自転車を輪行する場合は、否応なく追加料金発生するとのこと。事前に配送しておいて良かったけれど、ANAやJALは、追加料金なしで自転車を持ち込めるので、ここら辺はLCCとの差か。
手続き後も、そのおじさんは怒っていたが、周りに警察官が集まってきていたが、それでも変わらず怒っていた。
しばたさんもチェックインを終え、座席を確認したら、何と席がまったく違う所という。座席指定は追加料金が必要なようで。同じパッケージツアーで申し込んだのに、しばたさんは前方の座席の3列シートの真ん中、私は一番後ろの席の窓際。どんだけ離されるんだか。。。
16:10離陸予定が、16:40となり、しばしゲート前で待つ。
搭乗開始して、窓際のシートの人から先に入れるらしく、座るまではあっという間。
その後、他のお客さんも皆搭乗を終えたが、今度は滑走路で30分も待つというおまけがついた。
当初の予定から1時間遅れて、ようやく飛行機は離陸した
<新千歳空港~レンタカー>
19:30に新千歳空港へ到着。
そこから、レンタカーを借りるべく、チェックインカウンターを目指すが、少し迷ってしまったが、何とか辿り着いたが、誰も居なかった。電話で担当者を呼び出して、直ぐにバスが来て、それにのって、レンタカーエリアへ移動。
その後、もろもろの手続きをして、ようやく今回借りる、トヨタのビッツに辿り着いた。ら、たばこくせぇ~
灰皿も置いてあったので、これはいらないですと、車体のチェックをいっしょにした担当者の方に渡した。
禁煙車の方が良いですか?と聞かれたが、いまから変更すると時間が掛かりそうなので、喫煙者で我慢した。
時計を20時近くを示しており、飛行機が遅れた影響で、予定していたチェックイン時刻が遅れる旨を伝えた方が良いと思い、宿泊予定のグリーンリーフニセコに電話したら、出ない。。。何回掛けても留守電。
電話は諦めて、急いで出発する事にした。晩飯を食べたかったが、田舎のホテルなので、チェックインできないという事態を避けるため、とにかくホテルへ急ぐことで、しばたさんと意見が一致。晩飯を食べずに出発。
<北海道の暗い夜道~ニセコ>
新千歳を抜けて、ナビが示す、高速道路を使わないルートを走ったら、いきなり山道へ突入。
そしてそこから、信号は無いが、灯りもなくて、暗い夜道を延々と走る事になった。
頼りになるのは、ナビだけ。もし、ナビが無ければこれは走れないな、と。
そして、ハイビームでないと道の先が見えないので、対向車が居ない時は、ハイビームを使用。
遠くに何かが光ったと思ったら、キツネの目だったり、北海道ならではの動物との遭遇があったが、それを見て喜ぶ余裕はなく、見知らぬ土地の夜道を、片道2時間もかかる道を、北海道民の荒い運転に やきもきしながら、走る事に集中した。まだレース前なのに。。。
山道を終えた後も、灯りが無く真っ暗。ここもハイビームを他用し、まだ21時過ぎなのに、建物の灯りを確認する事ができないまま、ハイビームが照らす道は分かれども、その道の脇には何があるのか、さっぱり分からないくらいの暗闇に包まれ、何とも言えない静寂の中、ニセコを目指した。
ニセコ市内に入り、大通りを離れ、ホテルへ向かう農道に入り、少し道を間違えた灯りの無い農道を走っていたら、ハイビームが照らした先に、「何か」があった。しばたさんと、あれは何だろう。結構でかいな。。。
道路の真ん中で、車が来たのによけずに、人が座っているように見えるんだけれど、首はどこ?と思い始めてからとても怖くなって、ひえぇぇ~と恐ろしくなって、ホテルへの道を急いだ。一方で、その物体があった近くの民家に住むおっちゃんが、酔っぱらって、道の真ん中で座って寝ていたのかもしれないとも思えた。しかし、この時気温は13℃。肌寒い中、わざわざそんな事するのか?近くに飲み屋何て無いのに。。。
そんな恐怖体験を経験し、心臓バクバクのまま21時半くらいにホテルにやっと到着。急いでフロントへ行ったら、チェックインできた。
そして、配送した自転車を受け取りに倉庫と言われる場所へ行ったが、自転車は私のものだけ。まさか他にニセコクラシックに出る選手はいないのかな。。。スタート、ゴール地点から8km離れているから、やはりいないか。。。
そんなこんなで部屋へ行き、自転車を組み立てずに、まずは晩飯だ~と。
が、出かけた先のお店は既に締まっており、諦めて向かいにあるセブンイレブンで、適当に食材を購入して、ホテルへと戻ったのであった。
私は直ぐに温泉へ入りに行き、運よく貸し切り状態。
旅の疲れを癒し、飯を食った後、ワールドカップのフランス戦を少しだけ見て、風呂から戻ってきたしばたさんの就寝準備が整った後、翌日に備えて就寝。
7/7(土) 七夕 レース前日
7:30起床。
予定では、6:00くらいに目覚める予定が、二人とも爆睡していたようだ。
色々あったから疲れたんだろう。
朝食ビュッフェを食べに行ってから、少し食休みしてから、9:30くらいから練習。
ニセコは肌寒くて、気温は13℃~19℃くらい。ウィンドブレーカを持ってきておいて良かった。
ホテル周辺の坂を利用して、脚の状態を見た。
一旦麓まで降りて、そこからホテル、その先のヒルトンホテルまで行ったりと、何往復かして練習終わり。
<コース試走へ>
受付が12:00からだったので、まだまだ時間があるということで、コースの試走へ行くことにした。
試走は、しばたさんがナビ、私が運転して、車で運転して登った坂を、朝の練習で自転車で登り、斜度への負荷をある程度掴んでいたので、車で走りながらコースの状態を確かめるのが目的。
そして、下りを予め走って頭に入れておいて、どこが100km近くでる下りなのか把握しておきたかった。
コースを走った感想。こいつぁ、登りと下りしかないじゃないか~!!
結構のんびり走っていたら、受付時間の12:00近くになってしまい、しかもその受付が14:30までしか受付しないので、試走を途中で切り上げて、レース受付会場へ
駐車場が一杯で、車停めるのに少し苦労した。やっと空いたと思ったら、白いハイエースに横取りされるなど、少し悔しい思いをしつつ、何とか停められた。
受付へ行ったらスンゴイ人。。。
でも140kmはそんなに並ばずに居られたが、、、受付時、罰金1000円を払う事になった。理由は、私のJCFライセンスが失効しているため、エントリーフィーの差額として1000円取るとか。。え? レースエントリー時にそんな事書いてあったか?と疑問に思いつつ、エビデンスが無いので何とも言えず。。。登録者と未登録者でエントリー分けてなかったっけ?と思ったが、1000円払わないと、エントリーを受け付けないといわれ、渋々払った。
羊蹄山にかかる雲のように、何だかモヤモヤっとした気持ちのまま、エントリーを終えた。。。
昼飯を食いに、少しドライブして、やっと見つけたラーメン屋へ入った。
そのお店名物と書かれた、極上チャーシューメンを食べた。
同じ敷地内あるスーパーで、夜用にヨーグルト等の食材を買い出し。
その後、試走を再開。しばたさん運転で、私がナビをしたら、見事に迷った。
結局、私が運転、しばたさんナビに戻して、やっとコースへ復帰。
この試走がレースでとても役に立ったので、しばたさんには感謝だ。
試走を終え、ホテルへ戻ったのが、16:00くらい。
私は気付かなかったが、ハイエースが止まって、自転車関係者らしき人達がいるな~くらいでいたが、後にしばたさんが、その中の一人に、スピードスケート金メダリストの清水宏保選手が居たと言っていた。大会パンフレットに、ゲストライダーとして、この日開催されていたサイクリングイベントに出ていたので、確信したようだ。私も気づいていれば。。。握手してもらえばよかった。。。
部屋に戻った後、私だけ温泉へ行き、ストレッチして、しばたさんとミーティング。
レース会場まで、車で送ってもらう。出走サインが5:20からなので、その開始時間くらいに着いておきたい。
スタート後、交通規制が解けたら、しばたさんはホテルへ戻って、朝食を食べ、チェックアウトと自転車配送についてのHeadsupをホテルの担当者としてもらいたいとお願いした。
ゴール後、交通規制があり、スタート・ゴール地点へ車で行けないので、交通規制の無い、広い駐車場のある合流ポイントを設定。レース後、そこへ私が向かう事にした。そして、自転車を積んで宿泊先へ戻り、自転車を預ってもらって、その後、遅くても14:00にニセコを出る事にした。そうでなければ、帰りの飛行機の搭乗手続きに間に合うか怪しい。。。
そんな事を話し合い、ミーティング終了。
そして、隣の外国人家族が結構賑やかだったので、予め用意しておいた耳栓を付けて、21:30に就寝。
この耳栓のおかげで、途中起きなくて済んだ。。。
レースレポートへつづく