いのちは地球より思い。
この信仰は、繰り返し出した多くの犠牲の上に出来た事は間違いない。
けれど、命それ自体にモラルや道徳が備わっている訳でもなく、
命そのものに絶対的価値が宿っている訳でもない。
もし存在そのものに絶対的価値があるなら、
ただ存在するだけで全てが巧く回って行くはず。
もうすぐまた3月11日がやってくる。
あの時感じた絆の大切さは今どうなっているだろうか。
蟹が穴に身を隠すように断絶と分断を強要されている中で、
会社というコミュニティーの倒産も起こっている。
これは後々どのような意味を持たされるのだろう。
穴から這い出た時に、一体何を感じるだろうか。
けど、種を問わず津波が来たなら
身を隠すより他ないのかもしれないな。