生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

私は菩薩

2006年02月20日 | 第2章:心理療法の基本
私は寂しがりやです。すぐ寂しいなあ、と思ってしまいます。そんな時は、優しい言葉に触れると相手を菩薩様だと感謝し、ご恩返しを考えます。<私は弥勒菩薩の生まれ変わりだ>と信じる患者さんに会った事があります。何故そうなったか、複雑ですが、やはり愛の孤独感が原因でした。環境と遺伝も関係していましたが、心の美しい人でした。純粋な霊的なものを追求する人に多いようです。その方は現実吟味力の訓練を正しく出来ない教育環境でした。理想と現実の混濁、わたしとあなたの混濁が始まると<俗称:菩薩病>になります。私は弥勒菩薩よ、と本気で信じている人は入院です。身近には<as if person:自分があたかも、誰それであるかのように>信じる事で、心の安定を図っている人が多いのです。軽いものは病的ではなく、厳しい人生で、なかなか理想が達成出来ない場合の、一時的な心の安定策だと思いましょう。<私は弥勒菩薩>と信じてしまう前に、厳しいあるがままの人生を肯定する努力が大切なようです。:<置き換え:68-3>:

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