不思議な体験

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出張で某県の山中の温泉に宿泊しました。いつもは夕飯と朝飯がついて7000円程で宿泊できるのですが、この日は1万円近くかかりました。翌日、同業者に聞いたところ、この県内でジャニーズ系のコンサートがあったからだそうで、県内のこのエリアの宿泊料金は軒並み割りましだそうです。東京オリンピックの時も、首都圏の宿泊料金が通常の数倍でしたが、ジャニーズのコンサートで宿泊料金が高くなるとは驚きました。

旅館に着いたのは19時でした。ロビーで鍵をもらいました。317号室でした。エレベーターで３階に上がり、パッと目についた317号室に鍵を開けて入りました。1人で泊まる部屋にしてはめっちゃ広すぎる和室でした。12畳ほどありました。これはちょっと怖いです（笑）。布団もまだ敷いてなく、本当にだだっ広く感じました。かなり加工しましたが↓の部屋です。

夜に部屋でバーボンのロックを飲むために、途中のコンビニで購入したロックアイスを冷蔵庫に入れようとしたのですが、冷蔵庫には電源が入っていませんでした。いくら省エネでもこれは困るなぁと思い、電源を入れてロックアイスを冷凍庫にしまいました。生ぬるいので溶ける心配もありました。

まず温泉につかりたかったのですが、時間も遅く、バイキングの終わりの時間もありますので、まずは食事です。部屋にキチッと鍵をかけてバイキング会場に行きました。食事後はいったん部屋に戻りました。もちろん鍵を開けて、着替えをして、タオルを持って、また鍵をかけて大浴場に向かいました。

風呂から帰って317号室を前に、さっきまでの317号室とは違う場所の様な気がしました。でもプレートにはちゃんと317号と刻印されています。鍵を開けて中に入ると、さっきとは全く違う小さな洋室です。うろたえました。プチパニックですが、私は老眼でかすみ目も入っていますので、311号が317号に見えたのだと、、、ただ違う部屋の鍵を2度も開け閉めできたという疑問はありますが、心配はだだっ広い和室に残した、私の荷物やサイフです。
これもかなり加工しましたが↓が小さな洋室です。


311号室に行って鍵を開けようとしますが開きません。隣の部屋もやってみますが開きません。317号室に戻ってフロントに電話をかけました。いままでの事を説明してこの階の和室で、本日使われていない部屋を聞きました。310号から314号が和室で、全て予約にはなっていない部屋だそうです。もう１度その部屋の鍵を開けようとしましたが、全く開きません。ちょっと鍵の差し込みの深さや角度を変えて、特に311号室は何度も念入りにトライしましたが開きませんでした。本当にパニックです。頭の中でトワイライトゾーンのイントロが流れます。

また317号室に戻って、フロントに電話をかけて、合鍵をもってきてもらいました。やはり311号室には私の荷物が置いてありましたし、冷蔵庫にはロックアイスが入っていました。旅館のスタッフさんも驚いていました。『こちらで鍵をかけ忘れていれば入ることはできますが、鍵をかけることはできないはず』と言っていますが、2度も開け閉めしているのです。スタッフさんが鍵を貸してくれと、その鍵でガチャガチャとロックしようとしていますが、全くかからないし、合鍵でロックしたものを開けようとしても開きません。

スタッフさんが『実はあの部屋で亡くなった人がいて、、、、』という話はしませんでした（笑）。とにかく不思議な話ですし、別の意味で怖かったです。

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