大森第一小学校第40期卒業生同期会

卒業して幾星霜、さあ懐かしい面々と再会し、浮世の憂さも忘れて、思い出話に花を咲かせよう!

つぶやきの部屋103

2023-04-17 13:32:41 | Weblog

「バスーン」

と小学生のときに覚えていた、管弦楽にあって木管楽器の最低音部を担う、
その名に値するごっつい楽器ですが、「ファゴット」というスマートな別名
も持っています。

昨日(2023.4.16)、鶴見区民文化センター・サルビアホールで開催された
「鶴見室内管弦楽団第13回定期演奏会」ではモーツアルトの「ファゴット協
奏曲 変ロ長調 KV.191」でその雄姿を、その姿に反する心休まる音色を、十二
分に堪能することができました。

見出し画像(俯瞰図)の左側に貼り付けたファゴット奏者(ファゴット奏者
の第一人者西口真央氏)が肩につり革で斜めにかけて持つ2.6mもある楽器が
それですが、まるでバズーカ砲(約1.5m)のようにも見えるので、バスーンと
呼ぶ方が相応しい。(その筒先、ベルと云うらしい、をこちらに向けられると、
思わず身体を避けてしまう。)
 モーツアルトは、音域が広く(多分姿が)剽軽な、ファゴットを好んだそ
 うで、ザルツブルグの宮廷音楽家としてスタートを切った18歳の頃にこの
 作品を作った。

見出し画像の右側に貼り付けたのは、フルート奏者(中学のときの同級生、悦
ちゃん)がハイドンの「交響曲第101番ニ長調『時計』」の振り子のリズムに合
わせるようにして身体を左右に揺らせながらメロディーを奏でている様子を表し
たものです。奏者も楽しそうです。
 僕ら団塊世代の大学受験時、ラジオから流れてくるオープニングテーマ曲と
 して馴染み深い曲です。改めて調べてみたら、「大学受験ラジオ講座」では
 なく、「百万人の英語」という番組で使われていたそうです。
 『時計』の愛称は、ハイドン自身が名付けたものではなく、第2楽章の規則
 正しいリズムからそのように呼ばれるようになったそうです。せかされる
 ようなものではなく、のんびり・ゆったりと時を刻むが如きリズムは、逸る
 気持ちを落ち着かせてくれたように思います。

今回は、「つぶやきの部屋75」に挙げた画像のようなほぼオールマスク状態では
なく、2、3人を除いて、ノーマスク状態で演奏していました。でも客席は、ほぼ
オールマスク状態でしたけど。
因みに約2時間の演奏会では、上記2曲の他に、次の2曲が奏でられました。
・ロッシーニの歌劇「アルジェのイタリア女」序曲
・メンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」序曲OP.26

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