「おとなの漫画」
青島幸男や河野洋らが脚本を担当していた「おとなの漫画」。
フジテレビ開局の翌日(1959年3月2日)から始まった時事を風刺した
コメディ番組でしたが、初期は5分間の生放送でした。
前年に我が家にTVがやってきていたので、4年生のときでしたので授業が
終わるや否や、すっとんで帰宅して昼食をとりながら毎日見ていました。
出演者は、ハナ肇とクレージーキャッツの面々。初めは桜井センリはいな
かった。石橋エータローがいないときの代役のような形で加わるようになり、
やがては7人になったと記憶していますが・・・?
いずれにせよ、クレージーキャッツの存在を初めて知ったのがこの番組でし
た。
ここに挙げた画像には石橋エータローが写っていませんので、彼が脱退し
た1974年1月以降に撮られたものなのでしょう。
その後、1993年にハナ肇(ダジャレじゃなく)が最初に亡くなり、次いで
1994年に石橋エータロー、1996年に安田伸とバタバタと亡くなり、しばらく
して2007年に植木等が、2010年に谷啓が、2012年に桜井センリが亡く
なり、犬塚弘だけが最後の生き証人として残っていたのですが、彼も今日
亡くなっていたことが分かり、一大ブームを巻き起こしたグループが全員集
合ならぬ全員死亡という形で幕が下ろされました。
大学時代、何という映画か未だに知らず仕舞いですが、友人がエキスト
ラ(アルバイト)の話を持ってきて、東宝の砧スタジオに行ったときに、
そこに例ののんびりした笑顔の犬塚弘がいました。雨のため撮影は中止
になったのですが、アルバイト代はしっかり支払ってくれました。
クレージーな多くの笑いをありがとう。合掌。
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