「再始動(?_?)」
この新聞広告を目にしたときには、「まさか」り担いだ金太郎と
正直びっくり仰天しました。
それが冒頭画像右側に挙げた『女性セブン』(6月13日号)。左端
の小見出しに「ちあきなおみ30年沈黙を破る再始動 声をもう一度
届けたい」なんてあるものだから、そりゃファンの端くれとしちゃ
あ驚くよ。
今年は、ちあきにとっては数字的にみて、様々なメモリアル・イヤー
になる年であることは確か。
旦那(郷鍈治)が亡くなったのは1992年9月11日だから、33回忌に当
たるし、ちあきが生まれたのは1947年9月17日(旦那の初七日でもあ
る)だから、彼女は喜寿を迎えることにもなる。
小見出しにある30年という数字は、彼女が天の岩屋に籠ったのは
旦那が亡くなって数日後に「故人の強い希望により、皆様にはお
知らせせずに身内だけで鎮かに送らせて頂きました。主人の死を
冷静に受け止めるにはまだ当分時間が必要かと思います。皆様に
は申し訳ございませんが、静かな時間を過ごさせて下さいます様、
よろしくお願いします」というコメントを書面で公表してからな
ので、端数がでる。
そして、コロムビアレコードで『雨に濡れた慕情』でデビューした
のが1969年6月10日なので、デビュー55周年でもある。
そして、このタイミングを見計らうかのようにして、彼女が在籍し
たレコード会社3社が全シングルとアルバム曲、計300曲以上の配信
を昨日(6月10日)から徐々に始めだした。
この音楽サブスクリプションサービス、数年前から進めていた
企画というから、ファンサービスは二の次なんですね。
ちあきは、コロムビア、ビクター、テイチクと渡り歩いている
のだけど、ドキュメンタリー映画『象物語』(劇場公開日1980年
3月20日、東宝東和配給)の主題歌2曲(『風と大地の子守り唄』と
『アフリカン・ナイト』。いずれも作詞阿木燿子、作曲宇崎竜童)
はCBS・ソニーから出ているので、対象外になりそう。
もっとも山口百恵が歌う筈だったのが、結婚問題でゴタゴタしち
ゃったので、仕方なくちあきに回ってきたようだし(その証となる
と思うのですが、その後シングルとして出したのは黛ジュン)。
ちあきはあくまでも1回こっきりのピンチヒッター。
でもこの2曲とも個人的には大好きなんですよね。もっともこの
サントラ盤は所有しているので僕的には問題ないのですが…。
ちあきは、これまでに350曲以上(同じ歌を別録りしているものも含
めて)出しているので、曲名としては大半がサブスクの対象になり
そうです。
冒頭画像のちあきは、「再始動って何なのよ。紛らわしいこと言わな
いでよ。私はサブスク化に首を縦に振っただけよ。あんたたちの儲け
話がまたまた動き始めただけじゃないの」とつぶやいているような…。
ちあきさん、ちあきさん、マイクの電源入ってますよ~。(-_-;)
※サブスクリプションサービスとは、契約期間中は対象のサービスを
自由に利用できる「使い放題」サービスのこと。利用料金がどの位な
のか全く知らないのですが、数パーセントはちあきの懐にも入ります
から首を縦に振るのも納得。
それは無いと思うけど、無償サービスであったならm(__)m
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