「茫然自失のモナリザ」
昨日(9月18日)、ネットに面白い記事が載っていたので紹介します。
「お尻を見せるモナリザが銅像になって登場」と題するものですが、なぜそのように
モナリザが茫然自失となるような名称になったのかと云うと、作者が「Moon」と「Mona」
を掛け合わせた「Moona」に「Lisa」を付けて、「Mona Lisa」ならぬ「Moona Lisa」と
したからです。
「Moon」は、名詞ではご存じの「月」が一般的ですが、動詞には「(人に)尻を出して
見せる」といった人をからかったり侮辱したりする使い方のものがあるのです。
作者はニック・ウォーカー氏で、今や超有名人となったバンクシーにも影響を与えた英国
ブリストル(1969年)生まれのストリートアーティスト(画像左側の男性)です。
上に揚げた画像中央のものが今回の記事になった銅像(重さ260㎏、高さは1.8mもある)で
すが、何とも艶めかしいポーズですよね。
この銅像のもととなったのが画像右下の絵で、2006年にウォーカー氏が公道脇の塀に描いて
います。
未だ調べ切れていないのですが、バンクシーがやはりモナリザの絵を描いたらしくて、その
際に「モナリザでこれ以上できることはない」とか云い放ったらしい。
これに反発して(バンクシーに見せることを目的として)お尻を出す絵を描いたようだ。
このスプレー・ペインティング、2008年にロンドンのオークションハウス「ボナマス」で
予想外の5万4,000ポンド(約815万円)で落札されたそうな。
立体化することで、昨今の世界の混乱ぶりに対して「Moon」したかったのでしょうか?
真意はさて置いて、日本での展示予定は現在のところ無いようですが、もしも観る機会が
やって来るならば、是非にも足を運びたいですね。でも決して屈みこんで鑑賞したりしま
せんよ。周囲の女性陣が、微笑してくれるなんてことは絶対無くて、茫然自失するどころか、
白眼視してくるでしょうから。僕は、尻をまくるなんてことは出来ませんから、ただただ尻
に帆を掛けてその場を逃げ去ることになる。(^^ゞ
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