「悲しい、悔しい」
安倍元総理が意識が戻ることなく亡くなられました。
日本国内だけでなく、現在の混沌とする世界にとっても必要な
政治家であったと思うだけに残念でなりません。
冒頭の写真は、銃撃された直後に心肺蘇生措置が行われている
様子を撮影したものですが、このときにはおそらく絶命してい
たように思います。(搬送先の奈良県立医大病院は17:03に死亡
を確認したとしていますが、心臓に達する銃創であり、ただ流
血を止める手術をしていたとの説明は、言い訳じみていて、もう
手の施しようがなかったのが実際のところであったように思い
ます。)
奈良市(選挙としてよく利用される近鉄「大和西大寺駅」駅付近)
での選挙演説が急遽決まったのは昨夜のこと。カメラに擬した
手製銃が直ぐに製造できる筈はなく、しかも犯人の山上徹也が
住んでいたのは現場とは電車で一駅の近さだといいます。
意図的なものであったのか、機会を待っていたのか、今のとこ
ろは分からないのですが、安倍元総理の演説が始まったときか
ら犯行が行われるまでの映像を見る限りにおいて、犯人の位置
取りや様子から極めて計画性の高い犯行であることが分かりま
す。
奈良県立医大病院の担当医師の会見によると、被弾は2発で、
そのうちの1発は後ろから肩口を抜け出ているので、納得でき
るのですが、後の1発は前面の頸部から入って心臓に達するも
のであったとのこと。
安倍元首相は、台上で演説をしていましたし、最初の大きな音
と煙を伴う発砲のときにも前を向いて演説を続けていました。
それなのに続く2発は後ろと前から。しかも前からのものは高
い位置から飛んできているのです。まるでケネディ暗殺のよう
ではありませんか。
最初の1発は空砲(合図と煙幕)であった可能性もあります。
鑑識さんには、しっかり銃弾を探してもらいたい。前と後ろ
をしっかりと。
今後どこまで真相が明らかになるのか、背景に大きな影が見え
隠れしているだけに甚だ心もとないのですが…。
安倍晋三元総理、享年67。心より哀悼の意を表します。
長いこと病身に鞭打って日本丸のかじ取りをして頂き、ありが
とうございました。(T_T)
追記)7月10日正午過ぎ
司法解剖の結果がでましたね。今朝の読売新聞よると、“左上
腕部から体内に入った銃弾が、左右の鎖骨下にある動脈を損傷
したことが致命傷になった。死因は失血死だった。”とあり、
安倍元総理のそのときの動きについても、そのときに撮影され
た複数の動画による判断であるものの、“1回目の銃声の後、
左回りに振り返り、2回目の銃声がして倒れた。この際、左上
腕部に銃弾が命中したとみられる。”とあります。
首にも被弾した痕があるのは、犯行に使われた手製銃が散弾銃
のように一度に6発の弾が発射されるものであったかららしい。
(いずれにせよ、奈良県立医大病院の担当医師の発言は怪しげ
なものであったと云わざるを得ない。)
それら映像によると、2発目までは2,3秒の間があったとのこ
とで、安倍元総理はちょっと間をおいた振り向きざまに被弾し
たと思えます。であれば弾道にも疑問を挟む余地はありません。
不思議に思うのは周りにいた人に流れ弾にあたった形跡が無い
こと。犯行動機については、僕の中では未だに疑問符が沢山付
いています。
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