「JIN-仁」が終わって、次はいよいよ「龍馬伝」ですね。
ここに掲載した絵、ノートに鉛筆でスケッチしたものですが、以前にちょっと
触れた、唯一現存するお龍の59歳の頃の写真をもとに若い頃の顔立ちを復顔
してみたものです。
「龍馬伝」人気にあやかって色々な形で龍馬やその関係者が取り上げられていま
すが、お龍の若い頃の写真として引き合いに出されるものは、前にも書きました
ように、「たつ」という名の芸者さんのブロマイドであって、「たつ」と違って
お龍の目はもっとパッチリしていました。
晩年は酒浸りで、容貌にも衰えが目立つようになりましたが、龍馬が亡くなって
土佐の兄のところに引き取られたお龍が、兄夫婦との仲がこじれて、一時妹君江の
夫である菅野覚兵衛(千屋寅之助)の実家へ移り、そこで覚兵衛の兄の娘である
仲子と寝食を共にするのですが、その仲子がお龍のことを「どちらかといえば、
小形の身体に、渋好みの衣服がぴったり似合って、細面の瓜実顔は色あくまで白く、
全く典型的の京美人であった」と回顧しているように、仲子本人もかなりの美人
で、その彼女から見ても美しかったというのですから相当なものだったのでしょう。
僕の力ではそれを表現仕切れなかったのが残念ですが、少しは参考になると思って、
臆面も無く掲載しました。
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