「濡れネズミになったネコ」
ゲリラ豪雨などで思いがけずにずぶ濡れになることを「濡れネズミ」といいますが、
なぜネズミなのか、ネコでもイヌでもよさそうなものなのに。
昔にできた言葉ですから、どぶをちょろちょろとしているネズミ(ドブネズミ)を
よく見掛けたのでしょう。その様が情けなく見えたので、否定的な意味合いで慣用
句になったのだと思います。
ここに挙げた画像は、気儘なご主人のせいで、多分風呂にでも入れられたのでしょう
か、ずぶ濡れにされたネコの姿。
恨めしいでも情けないでもなく、なぜかキョトンとしていて、どこか可笑しみがある。
対して自由気ままな野良ネコ、昔は都心でも軒下とかがたくさんあったので、雨宿り
するのに困らなかったろうに、昨今はどうしているのかしらん。濡れそぼったネコを
ついぞ見かけたことがないから、集会などで情報交換しているのかしらん。
「凩の 明家を猫の より処」子規
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