今日は作曲家エリック・サティのことについて書かれた本を
読んでいます。
なかなか、変わった人だったみたいで・・・。
当時、多くの芸術家は
モンマルトルやモンパルナスという、いわゆる
『芸術家村』のような場所に
集まって暮らしていたみたいなのです。
プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』を
ちょっと想像してみたりしてしまいますが・・・。
ところがサティは一人、郊外で暮らしていたみたいです。
芸術家が集まるところで暮らさずに、
ガテン系の労働者が集まる場所に住み、
毎晩、モンマルトルの文学酒場まで歩いて通い、
時には明け方になってから帰ってくる音楽家。
歩くことが苦にならず、
とっても謙虚だったようです。
余計な物をそぎ落としたようなシンプルな音楽は、
彼の生活スタイルから生まれたものかもしれませんね。