ロケ地めぐりをして、その興奮冷めやらず。第17話です。
深深が荷物を持って、門の所にたたずんでいるのを見つけた偉易は、彼女を部屋の通します。
「家を出たのか?」
「ちょっとの間だけ、ここに住まわせて。」
「俺は、ソファーで寝るから、君は寝室をつかって。」
「家が、見つかったら、すぐに出て行くわ。」
「ば~か。」
そう言って、彼は深深を抱きしめます。2人は、窓拭きをしたり、盥に入れた洗濯物をぐちゃぐちゃ踏んで洗ったり、手話の勉強をしたり、とても甘い時間を過ごします。
その頃、左鈞は、深深の写真を手に取り、彼女のことを思い出しています。
その夜、左おじさんと、左鈞は一緒にビールを飲んでいました。そしておじさんは、こんなことを彼に話し始めます。
「左家には、息子の嫁さんはいないけれど、娘はいるんだよ。」
それに対して左鈞は、
「俺は覚えてるよ。深深が声を失ったあの年、親父は一生あいつの面倒を見るようにっていったよな。でも、それは出来なかったけれど、俺なりにがんばってきたんだ・・・。」
と言って、おじさんの肩にもたれて、涙をこぼします。そして、おじさんも、
「深深が出て行ってしまって、娘を嫁に出した気分だ。俺は、彼女が幸せを掴むのを願っ ているんだ。」
と言って泣きます。
風呂から上がってきた偉易が言います。
「ここで、眠れる?あ、そうだ思い出した。君はどこでも眠れるんだっけ?以前、草原で 爆睡してたし、それから・・・。」
偉易と深深がイチャイチャして、キスをしようとしてた所に、yellowのお姉さんが、布団を持って現れます。はっ!としてバツが悪そうに離れる二人。
眠っている深深のおでこに、そっとキスをする偉易。そして部屋を出て行った彼は、ベランダで、月に向かってLucky Starを作ります。
「もし、Lucky Starがほんとにあるなら、俺にもうしばらく時間を下さい。」
彼のキスで目覚めた深深はもLucky Starを作ります。
「お母さん、私は今、とっても幸せよ。お母さん、見える?」
翌朝、偉易が目覚めると深深は、既に出かけていました。そして、そこにお姉さんがヨーロッパの民族衣装をつけ、朝食を持って、彼を起こしにやってきました。
偉易は、深深が用意した朝食のパンをかじりながら出てきたので、お姉さんはちょっぴりショックです。
「よし!明日の朝は、もっと早くこなくっちゃ!!」
左おじさんが弁当を売っているところに、ひょっこり現れた深深。2人はお花畑で久々に一緒に焼肉弁当を食べます。
「お前が出て行って、まるで娘を嫁に出したようだよ。總經理が、お前に良くしてくれれ ば、それでいいんだ。」
深深が帰宅すると、また痛みに襲われた偉易が、カップを落として、うずくまっていました。
「大丈夫・・・不注意で落としただけだから。」
翌朝も、お姉さんは大音量で音楽を鳴らし、2人を起こします。
「は~い、總經理。踊って踊って、朝の運動は体にいいんですよ~。」
お姉さんの影響を受けてか(?)ぴょんぴょん跳ねながら窓拭きをする、深深。
それを見た偉易は、笑います。
「不公平よ!あなたも踊って見せてよ。」
「やだ、俺は、掃除したり、洗濯したり、買い物に行ったりしてるだろ。絶対、そんなこ とできないよ。」
といって、モップで床を拭き始めたその背中に、深深は飛びつきます。
「やめろ、重い~!!」
「あなたは、私の笑っている所がすきなんでしょ?」
「わかったよ、じゃあ、毎日君を大笑いさせてあげるよ。」
2人で掃除をしていると、そこに戚ママが訪ねてきます。
「痩せたんじゃない?一人の生活はたいへんでしょ?」
「ううん、会社を離れてから、とても楽しくて、満足してる。」
「でも、何も荷物を持たずに出て行って。お金は足りてるの?」
「安心してよ。母さんはどうなの?」
「うん、私は大丈夫・・・家は相変わらずよ・・・。」
戚ママの話を聴きながら、2人はしっかりと手をつないでいます。
「深深、息子を頼むわね。あ、それから青島から手紙が届いてたわよ。」
その手紙は阿翰からのものでした。
その夜。
「お腹すいてないか?今晩は、外に食べに行こう。」
「駄目よ、節約しなくちゃ。自分でつくるのよ。」
「じゃあ、どっちが料理をするかじゃんけんしよう。剪刀、石頭、布!(じゃんけんぽ ん!)」
じゃんけんに負けた偉易が夕飯当番に。
「いつも、食べていたものだから作れるよ、大丈夫。」
とは言ものの手際が悪く、深深も心配そうにしています。そうこうしている内に、さっき油をしいた鍋がファイアー!!
「はは・・・もうちょっとで火事になる所だった。」
さて、やっと料理ができあがり、
「食べよう!」
まずは、深深が一口。
「おいしい!!」
「ほんと?どれ・・・うっ、変な味。あ、食べたくなければ、無理して食べることはない よ。」
「ううん、これは、幸せの晩御飯よ。」
と言って、おいしそうに食べています。それを見ながら偉易は、心の中で呟きます。
「でも、この幸せはいつまでつづくんだろう・・・。」
夜中に母親に宛てたビデオメッセージを作っていましたが、途中で止めてしまいます。
「・・・母さん、俺、俺・・・死にたくないよ!」
会社では、徐莉が董事長に深深の身辺調査資料を、見せています。そして、なんと董事長は、深深の父親を知っていたのでした。
「あの男の娘か。偉易に近づいたのも、何か目的があるんだろう。」
その晩、曉光が偉易の部屋を訪ねてきます。
「俺は、怖くて怖くてたまらないんだ。曉光、俺の秘密はお前だけが知ってるんだ。今の 俺は死ぬのが怖いんだ・・・。高校生の頃、先生がこんな質問をしたんだ。短い一生で も、劇的に生きるか?それとも、長い一生を静かに生きるか?」
「以前のあなただったら、前者を選択するでしょうね。」
「俺は、静かに平凡に生きていきたい・・・。曉光、俺のこの気持ち分かるか?俺は、死 にたくない・・・死にたくないよ。何で、世界中の中で俺だけがこんな目にあわなけれ ばならないんだよ・・・。俺は、意気地なしか?」
「ううん、そんなことない、そんなことないよ。」
後ろから静かに抱きしめる曉光の腕の中で、号泣する偉易。
「勇気を持って立ち向かっていって。そうでなければ、私のやってきたことが、無意味に なってしまうもの。たった3ヶ月の命。一生懸命笑って、一生懸命愛さなきゃだめよ。 彼女とは素敵な思い 出を作らなきゃ駄目。3ヶ月の幸せでも、幸せに変わりはない の。」
戚ママは、董事長に離婚を切り出します。徐莉のことも既にしっていると。
「もう、私を騙すのは止めて!!」
ある日、徐莉が戚家にやってきて、戚ママにせまります。
「こんな大きな家に住んで、さぞかし気分がいいでしょうね。私の母が死んだのは、あな たよせいよ!人殺し!人殺し!」
「私は、人殺しなんかじゃない!!」
その後、戚ママは睡眠薬を大量に飲んで自殺を図ります。
病院に駆けつけたは、偉易は劉管家にききます。
「家で何があったんだ?」
そこへ、董事長もやってきました。
「母さんは、今でもあなたをずっと愛しているんですよ!どうしてもっとかまってあげな いんですか!!」
母の看病を続ける偉易。意識を取り戻した戚ママは、携帯電話に出ようと立ち上がった彼の手を掴みます。
「気づいたんだね、俺は母さんの傍にずっといるよ。」
今回の壺
その1 2人のあま~い生活。特に、盥の中の洗濯物を踏み踏みして洗うシーン。
その2 左鈞と左おじさんが2人でビールを飲みながら語りあうシーン。左おじさんが、 初めて泣いているところを見て、私もじ~ん。娘を思うお父さんの気持ちです ね。
その3 曉光が偉易を抱きしめるシーンで言った台詞。「3ヶ月の幸せでも、幸せに変わ りはない。」
その4 その曉光の腕の中で、やっと本音を話すことが出来、泣くことができたこと。
見ていて、胸が痛くなりました。
最終回が近いというのに、また事件が起こって・・・。いったいどうなるの~!!
深深が荷物を持って、門の所にたたずんでいるのを見つけた偉易は、彼女を部屋の通します。
「家を出たのか?」
「ちょっとの間だけ、ここに住まわせて。」
「俺は、ソファーで寝るから、君は寝室をつかって。」
「家が、見つかったら、すぐに出て行くわ。」
「ば~か。」
そう言って、彼は深深を抱きしめます。2人は、窓拭きをしたり、盥に入れた洗濯物をぐちゃぐちゃ踏んで洗ったり、手話の勉強をしたり、とても甘い時間を過ごします。
その頃、左鈞は、深深の写真を手に取り、彼女のことを思い出しています。
その夜、左おじさんと、左鈞は一緒にビールを飲んでいました。そしておじさんは、こんなことを彼に話し始めます。
「左家には、息子の嫁さんはいないけれど、娘はいるんだよ。」
それに対して左鈞は、
「俺は覚えてるよ。深深が声を失ったあの年、親父は一生あいつの面倒を見るようにっていったよな。でも、それは出来なかったけれど、俺なりにがんばってきたんだ・・・。」
と言って、おじさんの肩にもたれて、涙をこぼします。そして、おじさんも、
「深深が出て行ってしまって、娘を嫁に出した気分だ。俺は、彼女が幸せを掴むのを願っ ているんだ。」
と言って泣きます。
風呂から上がってきた偉易が言います。
「ここで、眠れる?あ、そうだ思い出した。君はどこでも眠れるんだっけ?以前、草原で 爆睡してたし、それから・・・。」
偉易と深深がイチャイチャして、キスをしようとしてた所に、yellowのお姉さんが、布団を持って現れます。はっ!としてバツが悪そうに離れる二人。
眠っている深深のおでこに、そっとキスをする偉易。そして部屋を出て行った彼は、ベランダで、月に向かってLucky Starを作ります。
「もし、Lucky Starがほんとにあるなら、俺にもうしばらく時間を下さい。」
彼のキスで目覚めた深深はもLucky Starを作ります。
「お母さん、私は今、とっても幸せよ。お母さん、見える?」
翌朝、偉易が目覚めると深深は、既に出かけていました。そして、そこにお姉さんがヨーロッパの民族衣装をつけ、朝食を持って、彼を起こしにやってきました。
偉易は、深深が用意した朝食のパンをかじりながら出てきたので、お姉さんはちょっぴりショックです。
「よし!明日の朝は、もっと早くこなくっちゃ!!」
左おじさんが弁当を売っているところに、ひょっこり現れた深深。2人はお花畑で久々に一緒に焼肉弁当を食べます。
「お前が出て行って、まるで娘を嫁に出したようだよ。總經理が、お前に良くしてくれれ ば、それでいいんだ。」
深深が帰宅すると、また痛みに襲われた偉易が、カップを落として、うずくまっていました。
「大丈夫・・・不注意で落としただけだから。」
翌朝も、お姉さんは大音量で音楽を鳴らし、2人を起こします。
「は~い、總經理。踊って踊って、朝の運動は体にいいんですよ~。」
お姉さんの影響を受けてか(?)ぴょんぴょん跳ねながら窓拭きをする、深深。
それを見た偉易は、笑います。
「不公平よ!あなたも踊って見せてよ。」
「やだ、俺は、掃除したり、洗濯したり、買い物に行ったりしてるだろ。絶対、そんなこ とできないよ。」
といって、モップで床を拭き始めたその背中に、深深は飛びつきます。
「やめろ、重い~!!」
「あなたは、私の笑っている所がすきなんでしょ?」
「わかったよ、じゃあ、毎日君を大笑いさせてあげるよ。」
2人で掃除をしていると、そこに戚ママが訪ねてきます。
「痩せたんじゃない?一人の生活はたいへんでしょ?」
「ううん、会社を離れてから、とても楽しくて、満足してる。」
「でも、何も荷物を持たずに出て行って。お金は足りてるの?」
「安心してよ。母さんはどうなの?」
「うん、私は大丈夫・・・家は相変わらずよ・・・。」
戚ママの話を聴きながら、2人はしっかりと手をつないでいます。
「深深、息子を頼むわね。あ、それから青島から手紙が届いてたわよ。」
その手紙は阿翰からのものでした。
その夜。
「お腹すいてないか?今晩は、外に食べに行こう。」
「駄目よ、節約しなくちゃ。自分でつくるのよ。」
「じゃあ、どっちが料理をするかじゃんけんしよう。剪刀、石頭、布!(じゃんけんぽ ん!)」
じゃんけんに負けた偉易が夕飯当番に。
「いつも、食べていたものだから作れるよ、大丈夫。」
とは言ものの手際が悪く、深深も心配そうにしています。そうこうしている内に、さっき油をしいた鍋がファイアー!!
「はは・・・もうちょっとで火事になる所だった。」
さて、やっと料理ができあがり、
「食べよう!」
まずは、深深が一口。
「おいしい!!」
「ほんと?どれ・・・うっ、変な味。あ、食べたくなければ、無理して食べることはない よ。」
「ううん、これは、幸せの晩御飯よ。」
と言って、おいしそうに食べています。それを見ながら偉易は、心の中で呟きます。
「でも、この幸せはいつまでつづくんだろう・・・。」
夜中に母親に宛てたビデオメッセージを作っていましたが、途中で止めてしまいます。
「・・・母さん、俺、俺・・・死にたくないよ!」
会社では、徐莉が董事長に深深の身辺調査資料を、見せています。そして、なんと董事長は、深深の父親を知っていたのでした。
「あの男の娘か。偉易に近づいたのも、何か目的があるんだろう。」
その晩、曉光が偉易の部屋を訪ねてきます。
「俺は、怖くて怖くてたまらないんだ。曉光、俺の秘密はお前だけが知ってるんだ。今の 俺は死ぬのが怖いんだ・・・。高校生の頃、先生がこんな質問をしたんだ。短い一生で も、劇的に生きるか?それとも、長い一生を静かに生きるか?」
「以前のあなただったら、前者を選択するでしょうね。」
「俺は、静かに平凡に生きていきたい・・・。曉光、俺のこの気持ち分かるか?俺は、死 にたくない・・・死にたくないよ。何で、世界中の中で俺だけがこんな目にあわなけれ ばならないんだよ・・・。俺は、意気地なしか?」
「ううん、そんなことない、そんなことないよ。」
後ろから静かに抱きしめる曉光の腕の中で、号泣する偉易。
「勇気を持って立ち向かっていって。そうでなければ、私のやってきたことが、無意味に なってしまうもの。たった3ヶ月の命。一生懸命笑って、一生懸命愛さなきゃだめよ。 彼女とは素敵な思い 出を作らなきゃ駄目。3ヶ月の幸せでも、幸せに変わりはない の。」
戚ママは、董事長に離婚を切り出します。徐莉のことも既にしっていると。
「もう、私を騙すのは止めて!!」
ある日、徐莉が戚家にやってきて、戚ママにせまります。
「こんな大きな家に住んで、さぞかし気分がいいでしょうね。私の母が死んだのは、あな たよせいよ!人殺し!人殺し!」
「私は、人殺しなんかじゃない!!」
その後、戚ママは睡眠薬を大量に飲んで自殺を図ります。
病院に駆けつけたは、偉易は劉管家にききます。
「家で何があったんだ?」
そこへ、董事長もやってきました。
「母さんは、今でもあなたをずっと愛しているんですよ!どうしてもっとかまってあげな いんですか!!」
母の看病を続ける偉易。意識を取り戻した戚ママは、携帯電話に出ようと立ち上がった彼の手を掴みます。
「気づいたんだね、俺は母さんの傍にずっといるよ。」
今回の壺
その1 2人のあま~い生活。特に、盥の中の洗濯物を踏み踏みして洗うシーン。
その2 左鈞と左おじさんが2人でビールを飲みながら語りあうシーン。左おじさんが、 初めて泣いているところを見て、私もじ~ん。娘を思うお父さんの気持ちです ね。
その3 曉光が偉易を抱きしめるシーンで言った台詞。「3ヶ月の幸せでも、幸せに変わ りはない。」
その4 その曉光の腕の中で、やっと本音を話すことが出来、泣くことができたこと。
見ていて、胸が痛くなりました。
最終回が近いというのに、また事件が起こって・・・。いったいどうなるの~!!