智弁和歌山敗れる。嬉しー

強豪智弁和歌山敗れる。嬉しー。

智弁和歌山VS霞ヶ浦。

どうせ強豪の智弁和歌山が勝つんでしょと思っていた。

霞ヶ浦の先発の市村才樹投手（2年）が80km/h台のスローカーブで投げているのに驚いた。

それを智弁和歌山は打てない。

霞ヶ浦が3点先取して、もしかして、と思ったが、どうせ智弁和歌山が逆転するんでしょと思っていた。

思った通り8回裏に智弁和歌山が2本のホームランで同点の3対3に追いついた。

どうせ智弁和歌山が逆転するんでしょと思っていたが、霞ヶ浦のリリーフの眞仲唯歩(まなかゆいほ)投手が好投し延長になった。

延長で智弁和歌山が勝つんでしょと思っていたが、10回で霞ヶ浦が2点とった。

智弁和歌山も1点とって5対4で霞ヶ浦が勝った。

嬉し―。

奇跡だ。

高校野球で高校球児たちが泣いたり、はしゃいだりする気持ちがわからなかったが、この試合ではわかった。

僕のつまらん小説なんかより、はるかに面白いドラマだ。

霞ヶ浦の選手を全員、抱きしめてやりたい。