堀北真希・・・か、かわいい。目立とうとしない、はしゃごうとしない、自分をアピールしようとない、のが、かえって彼女の魅力である。普通、そういう性格だと、暗い、と見えてしまう。彼女の場合、自然体で、強い存在感がある。性格が重いのだ。
芥川龍之介の「杜子春」で、ある人が、杜子春は学習能力がない、と言っていたが、確かにそうではある。杜子春は、一回、大金持ちになって、見捨てられた時、人の薄情さに、懲りて二回目には、用心深く、節約した生活をしていればよかった。では、なぜ、そうしなかったか。それは背理法で考えてみれば、すぐわかる。二回目からは節約した生活をしたのでは、お話が作れなくなってしまうからである。また、一回でも、人の薄情さに気づくのは十分である。だから一回、でもお話は作れる。しかし、それでも、二回にした方がインパクトが出るのである。言外に、杜子春は、人の情けをもう一度、信じてみたかった、という主張もあるだろう。
イソップ童話の、「オオカミが来た」というウソつきの少年の話にしても、ウソは二回でなく、一回で十分である。二回目は村人は彼を信じる必要はなかった。一回のウソで十分だった。しかし、そうやって話を作り変えてみなさい。インパクトがなくなるから。
それと同様に、杜子春も、どうしても、二回、騙される必要があったのである。一回、騙されただけで、人の薄情さに気づいてしまった、としても「杜子春」の話は作れるが、やはり、インパクトが落ちてしまう。ここが創作者の苦しい所である。
イソップ童話の、「オオカミが来た」というウソつきの少年の話にしても、ウソは二回でなく、一回で十分である。二回目は村人は彼を信じる必要はなかった。一回のウソで十分だった。しかし、そうやって話を作り変えてみなさい。インパクトがなくなるから。
それと同様に、杜子春も、どうしても、二回、騙される必要があったのである。一回、騙されただけで、人の薄情さに気づいてしまった、としても「杜子春」の話は作れるが、やはり、インパクトが落ちてしまう。ここが創作者の苦しい所である。
「21日午前9時すぎ、東京都中央区の郵便局から「山本太郎参院議員宛ての封筒の中に、リード線のようなものが見える」と警察に通報があった。警視庁が調べたところ、封筒には銃弾のようなものが1発と山本議員の殺害を予告する脅迫文が入っていた。築地署が脅迫事件として調べている。」
(時事通信)
何で、今月の14日に、陛下がことさら、山本太郎議員の身の安全を案じることを宮内庁を通して述べたのに、陛下のお心に逆らおうとする行為をするのだ?
バカな右翼の阿呆だろうが、彼らこそ明らかに陛下のお心に真っ向から逆らおうとする極左と言える。
(時事通信)
何で、今月の14日に、陛下がことさら、山本太郎議員の身の安全を案じることを宮内庁を通して述べたのに、陛下のお心に逆らおうとする行為をするのだ?
バカな右翼の阿呆だろうが、彼らこそ明らかに陛下のお心に真っ向から逆らおうとする極左と言える。
チャンネル桜の水島聡は、山本太郎議員が、陛下に対する非礼を自覚して、深く謝罪の気持ちを持って、謝罪しているのに、まだ、議員辞職しろ、だとか、腹を切れ、だとか、彼は極左だとか、国外に出ていけ、だとか言っている。そして、今度は、氏を議員辞職させない参議院に怒りの矛先を向けている。中核派の支援だとか、中核派の指示による行動とか決めつけているが、絶対、そんなことはない。彼は原発問題に対して真剣である。その強い思いが、ああいう行動になったのだ。憶測で決めつけるのではなく、本人を呼んで事実関係を聞くべきだ。
ああいう感情的な、非知性的な、みえすいた欺瞞的な、憶測による、発言は氏の品格をおとすものである。せっかく、氏は、まっとうな保守派の論客であるのに。
「かくあるべし」という自分の想いを持っている分にはいいが、「かくあるべし」を他人に強要すると恐怖政治になってしまう。
「輿論は常に私刑であり、私刑は又常に娯楽である。たといピストルを用うる代りに新聞の記事を用いたとしても」
(芥川龍之介)
陛下が山本太郎議員を案じたのは、右翼の輩が彼に暴行を加えはしないか、ということ、と同時に、彼が、世間に叩かれて自責の念におちいって、はやまったことをすることをしないで欲しいとの思いもあるかもしれない。とも私は思う。
しかし今生天皇が一人の特定の人間の身を案じたことを述べたのは、初めてではないだろうか。ならば氏ほど光栄な人間はいない。とも言える。
ああいう感情的な、非知性的な、みえすいた欺瞞的な、憶測による、発言は氏の品格をおとすものである。せっかく、氏は、まっとうな保守派の論客であるのに。
「かくあるべし」という自分の想いを持っている分にはいいが、「かくあるべし」を他人に強要すると恐怖政治になってしまう。
「輿論は常に私刑であり、私刑は又常に娯楽である。たといピストルを用うる代りに新聞の記事を用いたとしても」
(芥川龍之介)
陛下が山本太郎議員を案じたのは、右翼の輩が彼に暴行を加えはしないか、ということ、と同時に、彼が、世間に叩かれて自責の念におちいって、はやまったことをすることをしないで欲しいとの思いもあるかもしれない。とも私は思う。
しかし今生天皇が一人の特定の人間の身を案じたことを述べたのは、初めてではないだろうか。ならば氏ほど光栄な人間はいない。とも言える。
彼は整形外科の帰りにローソンに寄った。
桃の缶詰をとって、レジに出した。
すると、きれいな女の店員が出てきた。実は、彼は、以前、この女性を見て、あまりの綺麗さに目がクラッとして、一目ぼれしてしまったのである。彼女は佐々木希の100倍、美しかった。
彼は、顔を赤くして桃の缶詰をレジに出した。
彼女は、凛とした眼差しを彼に向け、
「ただいま、おでん全品70円均一セール中です。いかがでしょうか?」
と聞いてきた。
彼はもう夕飯を食べて腹一杯、だったが、彼女の勧誘にひきずり込まれてしまっていた。どうして彼女の勧誘を断ることなど出来ようか。
「で、では、下さい」
彼は、朦朧とした意識の中でこう答えた。
「ありがとうございます。何に致しましょうか?」
彼女は、嬉しそうに聞き返した。
「あ、あの。全部、下さい」
彼は、朦朧とした意識の中で、そう答えていた。
「はっ?」
彼女は顔を上げ、彼の顔を疑問に満ちた目で訝しそうに覗き込んだ。
「あ、あの。何と何でしょうか?」
彼女は、眉間に皺を寄せて聞いた。
「あ、ですから全部です」
レジの横のおでんの鍋には、大根、ゆで卵、白滝、こんにゃく、がんもどき、さつま揚げ、焼きちくわ、ちくわぶ、ロールキャベツ、牛すじ、ごぼう巻、昆布巻、はんぺん、などか、それぞれ、七個くらいづつ、鍋一杯にぐつぐつ煮えていた。
彼女は、当惑した表情で、箸で、おでんをすくって、大きな容器に入れていった。
おでんの鍋は、空っぽになり、おでんを入れた大きな容器が10個、レジに置かれた。
「いくらですか?」
彼は聞いた。
「あ、あの。12300円です」
彼は12300円、レジに差し出した。彼は、おでんの容器を車に運び出した。
「あ、あの。お客様」
彼女は声をかけた。
「はい」
彼は彼女に呼び止められて、立ち止った。
「あ、あの。何か、私が無理に勧めてしまったようで申し訳ないです」
「い、いえ。そんなことないです。僕、おでん、好きですから」
「でも、そんなに食べられるんですか?」
「ええ。食べられます」
そうは言ったものの、彼は、とても、そんなに、たくさんの、おでんを食べられる自信は全くなかった。
おでんを全部、車に運ぶと、彼はレジに行き、
「これ。少ないですけど・・・」
と言って、彼女に一万円札のチップを渡した。
ここは日本である。チップを渡す習慣はない。
「あっ。あの。お客様」
そう言って、追いかけてくる彼女を振り払うように、彼は急いで、車のエンジンをかけた。
彼女が、金魚のように口をパクパクさせて車をノックするので、彼は、仕方なく車の窓を開けた。
「あ。あの。お客様。こんなに頂くわけにはいきません」
そう言って彼女は、一万円を返そうとした。
しかし彼は手を振った。
「いいんです。僕のほんの気持ちです。どうか、受け取って下さい」
そう言って彼は、彼女の手を押し返した。
「それよりも・・・」
そう言って彼は、一瞬、言葉を出しためらったが、
「あ、あの。また、来てもいいでしょうか?」
と彼女に小声で言った。
客が店に商品を買いに来るのを拒む理由は、どこを探してもない。それで彼女は、
「は、はい」
と答えた。しかし、その顔は赤らんでいた。
「うわー。嬉しいな。では、また、必ず来ます」
そう言って彼は、嬉々として、車を始動させた。
桃の缶詰をとって、レジに出した。
すると、きれいな女の店員が出てきた。実は、彼は、以前、この女性を見て、あまりの綺麗さに目がクラッとして、一目ぼれしてしまったのである。彼女は佐々木希の100倍、美しかった。
彼は、顔を赤くして桃の缶詰をレジに出した。
彼女は、凛とした眼差しを彼に向け、
「ただいま、おでん全品70円均一セール中です。いかがでしょうか?」
と聞いてきた。
彼はもう夕飯を食べて腹一杯、だったが、彼女の勧誘にひきずり込まれてしまっていた。どうして彼女の勧誘を断ることなど出来ようか。
「で、では、下さい」
彼は、朦朧とした意識の中でこう答えた。
「ありがとうございます。何に致しましょうか?」
彼女は、嬉しそうに聞き返した。
「あ、あの。全部、下さい」
彼は、朦朧とした意識の中で、そう答えていた。
「はっ?」
彼女は顔を上げ、彼の顔を疑問に満ちた目で訝しそうに覗き込んだ。
「あ、あの。何と何でしょうか?」
彼女は、眉間に皺を寄せて聞いた。
「あ、ですから全部です」
レジの横のおでんの鍋には、大根、ゆで卵、白滝、こんにゃく、がんもどき、さつま揚げ、焼きちくわ、ちくわぶ、ロールキャベツ、牛すじ、ごぼう巻、昆布巻、はんぺん、などか、それぞれ、七個くらいづつ、鍋一杯にぐつぐつ煮えていた。
彼女は、当惑した表情で、箸で、おでんをすくって、大きな容器に入れていった。
おでんの鍋は、空っぽになり、おでんを入れた大きな容器が10個、レジに置かれた。
「いくらですか?」
彼は聞いた。
「あ、あの。12300円です」
彼は12300円、レジに差し出した。彼は、おでんの容器を車に運び出した。
「あ、あの。お客様」
彼女は声をかけた。
「はい」
彼は彼女に呼び止められて、立ち止った。
「あ、あの。何か、私が無理に勧めてしまったようで申し訳ないです」
「い、いえ。そんなことないです。僕、おでん、好きですから」
「でも、そんなに食べられるんですか?」
「ええ。食べられます」
そうは言ったものの、彼は、とても、そんなに、たくさんの、おでんを食べられる自信は全くなかった。
おでんを全部、車に運ぶと、彼はレジに行き、
「これ。少ないですけど・・・」
と言って、彼女に一万円札のチップを渡した。
ここは日本である。チップを渡す習慣はない。
「あっ。あの。お客様」
そう言って、追いかけてくる彼女を振り払うように、彼は急いで、車のエンジンをかけた。
彼女が、金魚のように口をパクパクさせて車をノックするので、彼は、仕方なく車の窓を開けた。
「あ。あの。お客様。こんなに頂くわけにはいきません」
そう言って彼女は、一万円を返そうとした。
しかし彼は手を振った。
「いいんです。僕のほんの気持ちです。どうか、受け取って下さい」
そう言って彼は、彼女の手を押し返した。
「それよりも・・・」
そう言って彼は、一瞬、言葉を出しためらったが、
「あ、あの。また、来てもいいでしょうか?」
と彼女に小声で言った。
客が店に商品を買いに来るのを拒む理由は、どこを探してもない。それで彼女は、
「は、はい」
と答えた。しかし、その顔は赤らんでいた。
「うわー。嬉しいな。では、また、必ず来ます」
そう言って彼は、嬉々として、車を始動させた。
「陛下、山本太郎議員を案じる。宮内庁の風岡典之長官は14日の定例記者会見で、秋の園遊会で天皇陛下に直接手紙を渡した山本太郎参院議員について、刃物が入った封筒が同議員宛てに届いたとの新聞記事を見た陛下が心配されていることを明らかにした。」
(時事通信 11月14日(木)19時20分配信 )
ほれみろ。私の言った通りである。右翼の阿呆どもか、チャンネル桜の水島聡だか、誰だか知らないが、山本太郎氏に対し、議員辞職で当然だ、とか、切腹しろ、などというのは、絶対、陛下のお心ではないのだ。
腹を切れ、と公言するのは、刃物を送りつける行為と、精神的恫喝という点において何ら違いはない。
陛下をお悩ませしているヤツは、どっちだ。水島聡は深く反省しろ。
誤ったロイヤルティーというのは、主君に対する忠誠という美名のもとに、往々、独り善がりに暴走し、主君の思いを汲むべきという本義を忘れ、自分の忠誠心の欲求を通そうとする、主君を無視した、主君不在の、ただエゴイスティックな自己満足のためだけの思い、行動になりやすい。
(時事通信 11月14日(木)19時20分配信 )
ほれみろ。私の言った通りである。右翼の阿呆どもか、チャンネル桜の水島聡だか、誰だか知らないが、山本太郎氏に対し、議員辞職で当然だ、とか、切腹しろ、などというのは、絶対、陛下のお心ではないのだ。
腹を切れ、と公言するのは、刃物を送りつける行為と、精神的恫喝という点において何ら違いはない。
陛下をお悩ませしているヤツは、どっちだ。水島聡は深く反省しろ。
誤ったロイヤルティーというのは、主君に対する忠誠という美名のもとに、往々、独り善がりに暴走し、主君の思いを汲むべきという本義を忘れ、自分の忠誠心の欲求を通そうとする、主君を無視した、主君不在の、ただエゴイスティックな自己満足のためだけの思い、行動になりやすい。
「参院議院運営委員会は8日の理事会で、10月31日の園遊会で天皇陛下へ手紙を手渡した山本太郎参院議員(38)に対し、山崎正昭参院議長による厳重注意と任期中の皇室行事への出席を禁止する処分を決めた。
山本氏は国会内で、10分以上にわたる議長からの“おしかり”を神妙な表情で聞いた。直後の会見で「議長からは参院の品位をおとしめるものだと言われ、私もおっしゃる通りと思った」と反省。
天皇陛下に対しては「お会いできる機会があれば直接おわび申し上げたかったが、かなわなくなった」とし、「既に二重橋(皇居内の橋)の方に行って、おわびを申し上げた」と話した。山本氏によると、11月中に3回、橋の近くから皇居に向かって謝罪したという。今後も同様の謝罪を無期限で行う予定としている。」
(スポーツ報知 11月9日(土)7時4分配信)
チャンネル桜の水島聡氏は、山本太郎議員が、陛下に対する非礼を自覚して謝罪したのに、まだ、議員辞職で当然だ、腹を切れ、とまで言っている。これは、ちょっと行き過ぎだと、思うのだか。氏の呼びかけで集まって抗議している人達も、あまり怒ってはいない。
氏は、山本太郎氏に票を入れた66万人、さらには全ての日本人が怒っていると言っていたが、はたしてそうだろうか。
アンケートをとってみた方がいいと思う。
私の予想では、山本太郎は、腹を切るべきだ、辞職すべきだ、と主張する日本人は、20%くらいで、腹を切るべきとは思わない、辞職する必要はない、と主張する日本人は80%くらい、だと思う。
少なくとも私は、議員辞職も、切腹も、全然、望んでいない。
自分の思いを、かってに日本人、全員の思いにまで敷衍すべきではない。
そんなに日本を憂いているのなら、自分が皇居の前で諌死でもしたらいいじゃないか。
これだから、限りなく極右に近い保守は怖い。
陛下とて、過失の非礼を謝罪した日本国民を、議員辞職し切腹すべき、などとは決して望んでおられないであろう。
行き過ぎたロイヤルティーはファシズムを生みやすい。タブー、非国民、特高警察、拷問、処刑・・・などが、ロイヤルティーの名目で正当化される。それは、人から、自分で、ものを考える能力を奪うものである。
ナチス、太平洋戦争の天皇の神格化、オウム真理教、その他の宗教・・・すべて、そうである。
そもそも、ロイヤルティーには「マゾヒスティックな不謹慎な快感」が含まれているのである。傍迷惑にパンパカはしゃいでいる右翼の街宣車の阿呆どもは、この不謹慎な快感に浸っているだけである。
さて、バタイユが言うように、至高性=呪われた部分、であって、ロイヤルティーとは、その対象の崇高さ、にあるのではなく、人間の心にある、浅はかさ、軽率さ、と、より深く関係があるのである。
三島由紀夫は、自決の10日前に、古林尚と対談しているが、古林尚が「絶対者は天皇じゃなくちゃダメでしょうか?」と聞いたのに対し、三島由紀夫は「別に天皇でなくてもいいんですよ。封建時代の殿様でもいいんですよ」と言っている。
何と、軽率な、そして、何と、正直な告白であることか。
山本氏は国会内で、10分以上にわたる議長からの“おしかり”を神妙な表情で聞いた。直後の会見で「議長からは参院の品位をおとしめるものだと言われ、私もおっしゃる通りと思った」と反省。
天皇陛下に対しては「お会いできる機会があれば直接おわび申し上げたかったが、かなわなくなった」とし、「既に二重橋(皇居内の橋)の方に行って、おわびを申し上げた」と話した。山本氏によると、11月中に3回、橋の近くから皇居に向かって謝罪したという。今後も同様の謝罪を無期限で行う予定としている。」
(スポーツ報知 11月9日(土)7時4分配信)
チャンネル桜の水島聡氏は、山本太郎議員が、陛下に対する非礼を自覚して謝罪したのに、まだ、議員辞職で当然だ、腹を切れ、とまで言っている。これは、ちょっと行き過ぎだと、思うのだか。氏の呼びかけで集まって抗議している人達も、あまり怒ってはいない。
氏は、山本太郎氏に票を入れた66万人、さらには全ての日本人が怒っていると言っていたが、はたしてそうだろうか。
アンケートをとってみた方がいいと思う。
私の予想では、山本太郎は、腹を切るべきだ、辞職すべきだ、と主張する日本人は、20%くらいで、腹を切るべきとは思わない、辞職する必要はない、と主張する日本人は80%くらい、だと思う。
少なくとも私は、議員辞職も、切腹も、全然、望んでいない。
自分の思いを、かってに日本人、全員の思いにまで敷衍すべきではない。
そんなに日本を憂いているのなら、自分が皇居の前で諌死でもしたらいいじゃないか。
これだから、限りなく極右に近い保守は怖い。
陛下とて、過失の非礼を謝罪した日本国民を、議員辞職し切腹すべき、などとは決して望んでおられないであろう。
行き過ぎたロイヤルティーはファシズムを生みやすい。タブー、非国民、特高警察、拷問、処刑・・・などが、ロイヤルティーの名目で正当化される。それは、人から、自分で、ものを考える能力を奪うものである。
ナチス、太平洋戦争の天皇の神格化、オウム真理教、その他の宗教・・・すべて、そうである。
そもそも、ロイヤルティーには「マゾヒスティックな不謹慎な快感」が含まれているのである。傍迷惑にパンパカはしゃいでいる右翼の街宣車の阿呆どもは、この不謹慎な快感に浸っているだけである。
さて、バタイユが言うように、至高性=呪われた部分、であって、ロイヤルティーとは、その対象の崇高さ、にあるのではなく、人間の心にある、浅はかさ、軽率さ、と、より深く関係があるのである。
三島由紀夫は、自決の10日前に、古林尚と対談しているが、古林尚が「絶対者は天皇じゃなくちゃダメでしょうか?」と聞いたのに対し、三島由紀夫は「別に天皇でなくてもいいんですよ。封建時代の殿様でもいいんですよ」と言っている。
何と、軽率な、そして、何と、正直な告白であることか。
山本太郎議員は、陛下に手紙を渡したことを謝罪した。そして、議員は、やめない、ことを表明した。
氏は、自分は選挙区の東京都民66万人によって選ばれたのだから、その信頼にこたえるために、その責任を果たす義務がある。と言った。実に誠実な口調で。
そして、天皇に手紙を渡したことは謝罪した。「まさか、こんなに騒がれるとは思ってもいなかった」と言っている。のだから、やはり、憲法の意味をよく理解していなかった、というこどてある。
なんと、清々しい、誠実な、そして勇気のある青年であることか。
彼に対し、議員辞職勧告をする必要など全くない。
チャンネル桜の水島聡は、彼を即刻、打ち首ものだ、とか、議員を辞めて当然だ、とか、彼は極左団体の支援を受けている極左の人間だ、とか、言ってるが、彼が極左団体の支援を受けているのなら、ちゃんと、その団体の名前を言えよ。てめえが、かってに彼が極左の人間だ、と根拠もなく決めつけているだけじゃねえか。
なんで極左の人間が、皇居に向かって、何度も頭を下げて謝罪するのだ?極左の人間とは、そういう変なことをする人間なのか?
氏は、自分は選挙区の東京都民66万人によって選ばれたのだから、その信頼にこたえるために、その責任を果たす義務がある。と言った。実に誠実な口調で。
そして、天皇に手紙を渡したことは謝罪した。「まさか、こんなに騒がれるとは思ってもいなかった」と言っている。のだから、やはり、憲法の意味をよく理解していなかった、というこどてある。
なんと、清々しい、誠実な、そして勇気のある青年であることか。
彼に対し、議員辞職勧告をする必要など全くない。
チャンネル桜の水島聡は、彼を即刻、打ち首ものだ、とか、議員を辞めて当然だ、とか、彼は極左団体の支援を受けている極左の人間だ、とか、言ってるが、彼が極左団体の支援を受けているのなら、ちゃんと、その団体の名前を言えよ。てめえが、かってに彼が極左の人間だ、と根拠もなく決めつけているだけじゃねえか。
なんで極左の人間が、皇居に向かって、何度も頭を下げて謝罪するのだ?極左の人間とは、そういう変なことをする人間なのか?
先月の10月28日に、天皇陛下と美智子妃殿下は、熊本県を訪問された。
その時、熊本県PRマスコットキャラクターであるくまモンが、陛下の前に躍り出て、ふざけた踊りをした。陛下と妃殿下は、笑っておられた。
くまモン関連のグッズの著作権は熊本県にあり、その日から、くまモン関連グッズの売り上げが、うなぎ登りに上がった。
これは、誰がどう見たって、熊本県の財政収入をあげようとする、天皇の政治利用、以外の何物でもない。
国会は、熊本県知事を呼んで、証人喚問し、知事に対して、厳罰処分をするべきである。
このところ、天皇の政治利用をする者があとをたたない。
非常に嘆かわしいことである。
その時、熊本県PRマスコットキャラクターであるくまモンが、陛下の前に躍り出て、ふざけた踊りをした。陛下と妃殿下は、笑っておられた。
くまモン関連のグッズの著作権は熊本県にあり、その日から、くまモン関連グッズの売り上げが、うなぎ登りに上がった。
これは、誰がどう見たって、熊本県の財政収入をあげようとする、天皇の政治利用、以外の何物でもない。
国会は、熊本県知事を呼んで、証人喚問し、知事に対して、厳罰処分をするべきである。
このところ、天皇の政治利用をする者があとをたたない。
非常に嘆かわしいことである。
日本シリーズの第三戦。その日、仙台球場の巨人ナインには、どこか元気が無かった。
「今日こそは、絶対、勝つぞ」
という原辰徳の叱責も、どこか生彩を欠いていた。
「昨日、わが巨人軍の川上哲治元監督が亡くなったんだぞ。わが巨人軍の神様である川上哲治のためにも、何としても、今日の戦いは勝つんだ」
と原辰徳が選手たちに鼓舞した。
夜になって、試合が始まった。
仙台球場は満席で 、その上、観戦チケットを買えなかった、おびただしい数の東北の楽天ファン達が、球場の外におしかけていた。
先発の内海がピッチャーマウンドに立った。
楽天では、トップバッターの松井稼頭央がバッターボックスに立った。
その時である。
「かっとばせー。かっとばせー。松井―」
楽天を応援する東北の楽天ファンの凄まじい声援が一斉に起こった。
仙台球場の楽天ファンは、震災からの復興という絆で結ばれて、一丸となっていた。
「打ってくれ。稼頭央。わしゃー、震災で船も家族も無くしてしもうたけん。ぜひ優勝して、わしに勇気を与えてくんしゃれ」
と元漁師とおぼしき老人が力の限り叫んだ。
「楽天。がんばれー。僕のお母さんは震災で死んでしまった。でも、僕は、くじけないぞ。一生懸命、野球を練習して、将来、絶対、楽天のプロ野球選手になってみせる」
という子供の声援もあった。
内海の眼頭がジーンと熱くなった。
内海は、雑念を払いのけるように頭を振った。
「楽天ファンの東北のみなさん。あなた達の気持ちはよくわかる。出来れば、楽天に勝たせてあげたい。しかし、花を持たせてあげる、なんて八百長は、プロ選手として、絶対、許されないことなんだ。すまないが、僕は非情の勝負の鬼に徹する」
内海は、自分にそう言い聞かせた。そして、ゆっくりと顔を上げた。
バッターボックスの稼頭央は、いつにもない気迫で、にらみつけていた。
(さあ来い。俺達は、震災で、うちひしがれている東北の人達のためにも、死んでも、負けるわけにはいかないんだ)
にらみつけてくる稼頭央の目がそう語っているように内海には見えた。
キャッチ―の安部慎之介のサインは、インコース低めのストレートだった。
「よし」
内海は、大きくグローブを上げて、投球モーションに入った。
その時である。
「かっとばせー。かっとばせー。松井―」
楽天を応援する東北の楽天ファンの凄まじい声援が一斉に起こった。
内海の眼頭がジーンと熱くなった。
「い、いかん」
そう思ってはみたものの、涙腺がゆるんで涙が出てきた。阿部のミットが涙で曇って良く見えない。
内海の投げたボールはインコースには、行かず、ど真ん中に行ってしまった。
松井はそれを、のがさず、力の限り、フルスイングした。
カキーン。
ボールは、仙台球場の夜空を高々と上がり、ライトスタンド上段に入った。
ライトを守っていた長野も、ボールの軌道を眺めているだけで、一歩も動こうとしなかった。
「わあー。やったー」
球場のファンの歓喜のどよめきが、けたたましく起こった。
ファンの声援は、三塁側の楽天側からだけではなく、巨人ファンであるはずの一塁側からも、起こっていた。
その後も、内海の調子は良くなく、弱いはずの楽天打線にポカスカ打たれた。
一方、強いはずの巨人打線は、一向に振るわなかった。
6回裏、三球三振にうちとられた、村田がダッグアウトに戻ってきた。
巨人のダッグアウトは、全く活気がなかった。
「どうした。村田。今のストレートは、お前なら、打てて当然の球のはずだぞ」
キャプテンの安部慎之介がそう、村田に声をかけた。
村田は、しばし黙っていたが、少しして顔を上げ、重たそうな口を開いた。
「そうだな。オレも、ボールが来た時は、絶好球で、しめた、と思ったんだが、どうしても力が入らないんだ」
そう村田は、ボソッと小声で言った。
「そうか。実は、オレもそうなんだ」
「オレもだ」
「オレも・・・」
隣りで聞いていた、高橋吉伸、坂本勇人、長野も口を揃えて言った。
「実を言うと、オレも・・・」
と内海がボソッと口を開いた。
「どうしたんだ?」
安部慎之介が首を傾げて聞いた。
「ピッチャーなら、誰だって、打たれれば口惜しい。しかし・・・」
そう言って内海は口を噤んだ。
「しかし、どうしたんだ?」
安部が催促するように強気な口調で聞いた。
「しかし・・・この日本シリーズばかりは、なぜか、打たれても、口惜しさが起こらないんだ。・・・。オレも全力投球はしているつもりだ。しかし、楽天の打者に打たれると、なぜか、ほっとした気持ちになってしまうんだ」
内海はそうボソッと小声で囁いた。
「そうか。実は、オレもそうなんだ」
と、隣りで聞いていた沢村が言った。
「そうか。実は、オレもそうだ」
隣りにいた杉内もそう言って相槌を打った。
△
結局、巨人対楽天の日本シリーズは、楽天が勝った。
星野監督の胴上げが行われた。
その夜。
「楽天の日本一の優勝を祝って・カンパーイ」
キャプテンの松井稼頭央の音頭で、恒例の優勝のビールかけが行われた。
しかし、選手たちは、皆、なぜか、うかない表情だった。
皆、無理に嬉しそうに振舞っている、といった様子だった。
始めは、笑ってビールをかけ合っていた選手たちも、だんだん、ビールのかけ合いをしなくなっていった。
選手たちの顔には、ある寂しさが漂っていた。
(オレ達は本当に実力で巨人に勝ったのだろうか)
選手たちの顔には、皆、無言の内に、そんな思いがあらわれていた。
「今日こそは、絶対、勝つぞ」
という原辰徳の叱責も、どこか生彩を欠いていた。
「昨日、わが巨人軍の川上哲治元監督が亡くなったんだぞ。わが巨人軍の神様である川上哲治のためにも、何としても、今日の戦いは勝つんだ」
と原辰徳が選手たちに鼓舞した。
夜になって、試合が始まった。
仙台球場は満席で 、その上、観戦チケットを買えなかった、おびただしい数の東北の楽天ファン達が、球場の外におしかけていた。
先発の内海がピッチャーマウンドに立った。
楽天では、トップバッターの松井稼頭央がバッターボックスに立った。
その時である。
「かっとばせー。かっとばせー。松井―」
楽天を応援する東北の楽天ファンの凄まじい声援が一斉に起こった。
仙台球場の楽天ファンは、震災からの復興という絆で結ばれて、一丸となっていた。
「打ってくれ。稼頭央。わしゃー、震災で船も家族も無くしてしもうたけん。ぜひ優勝して、わしに勇気を与えてくんしゃれ」
と元漁師とおぼしき老人が力の限り叫んだ。
「楽天。がんばれー。僕のお母さんは震災で死んでしまった。でも、僕は、くじけないぞ。一生懸命、野球を練習して、将来、絶対、楽天のプロ野球選手になってみせる」
という子供の声援もあった。
内海の眼頭がジーンと熱くなった。
内海は、雑念を払いのけるように頭を振った。
「楽天ファンの東北のみなさん。あなた達の気持ちはよくわかる。出来れば、楽天に勝たせてあげたい。しかし、花を持たせてあげる、なんて八百長は、プロ選手として、絶対、許されないことなんだ。すまないが、僕は非情の勝負の鬼に徹する」
内海は、自分にそう言い聞かせた。そして、ゆっくりと顔を上げた。
バッターボックスの稼頭央は、いつにもない気迫で、にらみつけていた。
(さあ来い。俺達は、震災で、うちひしがれている東北の人達のためにも、死んでも、負けるわけにはいかないんだ)
にらみつけてくる稼頭央の目がそう語っているように内海には見えた。
キャッチ―の安部慎之介のサインは、インコース低めのストレートだった。
「よし」
内海は、大きくグローブを上げて、投球モーションに入った。
その時である。
「かっとばせー。かっとばせー。松井―」
楽天を応援する東北の楽天ファンの凄まじい声援が一斉に起こった。
内海の眼頭がジーンと熱くなった。
「い、いかん」
そう思ってはみたものの、涙腺がゆるんで涙が出てきた。阿部のミットが涙で曇って良く見えない。
内海の投げたボールはインコースには、行かず、ど真ん中に行ってしまった。
松井はそれを、のがさず、力の限り、フルスイングした。
カキーン。
ボールは、仙台球場の夜空を高々と上がり、ライトスタンド上段に入った。
ライトを守っていた長野も、ボールの軌道を眺めているだけで、一歩も動こうとしなかった。
「わあー。やったー」
球場のファンの歓喜のどよめきが、けたたましく起こった。
ファンの声援は、三塁側の楽天側からだけではなく、巨人ファンであるはずの一塁側からも、起こっていた。
その後も、内海の調子は良くなく、弱いはずの楽天打線にポカスカ打たれた。
一方、強いはずの巨人打線は、一向に振るわなかった。
6回裏、三球三振にうちとられた、村田がダッグアウトに戻ってきた。
巨人のダッグアウトは、全く活気がなかった。
「どうした。村田。今のストレートは、お前なら、打てて当然の球のはずだぞ」
キャプテンの安部慎之介がそう、村田に声をかけた。
村田は、しばし黙っていたが、少しして顔を上げ、重たそうな口を開いた。
「そうだな。オレも、ボールが来た時は、絶好球で、しめた、と思ったんだが、どうしても力が入らないんだ」
そう村田は、ボソッと小声で言った。
「そうか。実は、オレもそうなんだ」
「オレもだ」
「オレも・・・」
隣りで聞いていた、高橋吉伸、坂本勇人、長野も口を揃えて言った。
「実を言うと、オレも・・・」
と内海がボソッと口を開いた。
「どうしたんだ?」
安部慎之介が首を傾げて聞いた。
「ピッチャーなら、誰だって、打たれれば口惜しい。しかし・・・」
そう言って内海は口を噤んだ。
「しかし、どうしたんだ?」
安部が催促するように強気な口調で聞いた。
「しかし・・・この日本シリーズばかりは、なぜか、打たれても、口惜しさが起こらないんだ。・・・。オレも全力投球はしているつもりだ。しかし、楽天の打者に打たれると、なぜか、ほっとした気持ちになってしまうんだ」
内海はそうボソッと小声で囁いた。
「そうか。実は、オレもそうなんだ」
と、隣りで聞いていた沢村が言った。
「そうか。実は、オレもそうだ」
隣りにいた杉内もそう言って相槌を打った。
△
結局、巨人対楽天の日本シリーズは、楽天が勝った。
星野監督の胴上げが行われた。
その夜。
「楽天の日本一の優勝を祝って・カンパーイ」
キャプテンの松井稼頭央の音頭で、恒例の優勝のビールかけが行われた。
しかし、選手たちは、皆、なぜか、うかない表情だった。
皆、無理に嬉しそうに振舞っている、といった様子だった。
始めは、笑ってビールをかけ合っていた選手たちも、だんだん、ビールのかけ合いをしなくなっていった。
選手たちの顔には、ある寂しさが漂っていた。
(オレ達は本当に実力で巨人に勝ったのだろうか)
選手たちの顔には、皆、無言の内に、そんな思いがあらわれていた。
日本シリーズで楽天が勝った。
他人ごとだから、どうでもいいけど。
巨人は、強い打者、投手、が、他球団がうらやましがるほど、たくさんいるのに。それで負けるとは、なっさけない。
阿部慎之助なんて、年俸5億やで。
他人ごとだから、どうでもいいけど。
巨人は、強い打者、投手、が、他球団がうらやましがるほど、たくさんいるのに。それで負けるとは、なっさけない。
阿部慎之助なんて、年俸5億やで。
山本太郎議員3
山本太郎氏の問題行動を、くどくど述べたいとは思わない。ただ、一つ、気づいたことがあり、どうしても書いておきたいので書く。これは山本太郎氏一人に当てはまることではなく、一般論でも、あるからである。
なぜ彼が、ああいう行動をしたか、について。
天皇陛下は政治的に中立である。陛下は政治的発言をしない。だから、山本太郎氏は、天皇は政治に関心を持っておらず、政治的に盲目である、と思ったのであろう。しかし、それは、全くの誤りである。陛下は、学習院で、小学、中学、高校、大学と、普通の人と同じように、学ばれれておられる。当然、新聞も読むし、テレビも観ておられる。陛下が、テレビで、何を見ているかは、わからないが、察するに、NHKのニュースや、国会中継、オリンピック、ワールドカップ、時論公論、NHKのドキュメンタリー番組、などを観ておられるのではないかと推測する。みのもんたのワイドショーや、タモリの、笑っていいとも、や、テレビドラマなどは、あまり観ていないと思う。しかし断定は出来ない。相撲や、高校野球なども観ておられると察する。
人は何も喋らない人間を、何も考えていない人間だと思うものである。
天皇陛下は政治的発言を一切しない。だから、山本太郎氏は、天皇は政治に関心を持っておらず、政治的に盲目だと思ったのだろう。しかし、それは全くの見当はずれである。もちろん、陛下は、国際政治学者でもなく、経済学者でもない。だから政治に関しては、学者ほど、深い考察は出来ない。しかし陛下も、新聞やテレビを観て、時事問題に関して、自分なりのお考え、意見は、当然、持っているはずである。日本の象徴である、お方が、日本で起こっている出来事に無関心なはずなど、あり得ない。ただ、陛下は、政治的に中立でなくてはならない、という御自分の立場をわきまえて、おられるから、政治に関する自分の意見は一切、言わないのである。そこで、山本太郎氏は、
何も喋らない人間は、何も考えていない人間である。
という錯覚におちいってしまったのである。山本太郎氏が陛下に見せたのは、原発のことだが、陛下が原発に関して、関心を持っておられないはずなど、あろうはずがない。原発のニュースは、よく見ておられるはずである。新聞でも、原発の記事は熱心に読んでおられるはずである。山本太郎氏の直訴は、まさに釈迦に説法、である。
人は何も喋らない人間を、何も考えていない人間だと思うものである。
これは私が、子供の時から今日まで、身を持って体験していることである。
私は、小学校から、中学、高校、大学、社会人と無口で何も喋らなかった。父親や母親とも、ほとんど話さない。(それは父親や母親があまりにも思考力のレベルが低く、バカで時間の無駄だからである)それは、私の生まれつきの性格で、気が小さく、人に自分の考えを述べたり、自己主張したり、自分の考えを人に押しつけたり、人に説教したりするのが大嫌いで、人前にしゃしゃり出るのが、嫌いだからである。
しかし黙っていると、人は私を何も考えていない人間だと本当に思っていた。特に大学でそれを痛感した。しかし私は人にバカにされても何とも思わない性格である。むしろ嬉しいくらいである。
しかしである。
「喘息=内向性=ものを考える人間=哲学者=自我をもっている」
という法則が、私には、ものの見事に当てはまるのである。
大学二年の哲学の夏休みの宿題で、病気に関して自分の考えをレポートにして提出せよ。という宿題があったから、私は「病気とは何か」と題して、割と長い文章を書いた。皆は、私とは逆に書くことが無くて困っていた。その文章は、このブログの一番最初、2008年4月14日に書いてある。書いた後、それを母親に、見せたら、母親は、「文章に乱れがない。内容が凄く深い」と目を丸くして驚いていた。大学四年の文芸部の文集で、原稿が集まらなかったので、「よかったら、二年の時、書いた哲学のレポート使って」と言って、同級生で文芸部の主将の友人に渡したら、喜んでくれて、それは文集に載った。文集は100部、作って、クラスの皆にタダで配った。そしたら、それを読んだクラスメート達の私を見る目が180度、変わってしまった。無口で何も話さず、何も考えていないバカが、物凄く思索の深い哲学者にかわってしまい、私に対して敬語で話すようになってしまったのである。
「病気とは何か」は、このブログの一番最初、2008年4月14日に書いてあるので、興味のある方は読んでくだされ。
今は、ホームページやブログという便利なものが出来たから、私は、自分の思っていることは、書かなきゃ損だと思っているから、どんどん書いているのである。しかし、私以外で、こんなブログを書いている人は、いないだろう。
山本太郎氏の問題行動を、くどくど述べたいとは思わない。ただ、一つ、気づいたことがあり、どうしても書いておきたいので書く。これは山本太郎氏一人に当てはまることではなく、一般論でも、あるからである。
なぜ彼が、ああいう行動をしたか、について。
天皇陛下は政治的に中立である。陛下は政治的発言をしない。だから、山本太郎氏は、天皇は政治に関心を持っておらず、政治的に盲目である、と思ったのであろう。しかし、それは、全くの誤りである。陛下は、学習院で、小学、中学、高校、大学と、普通の人と同じように、学ばれれておられる。当然、新聞も読むし、テレビも観ておられる。陛下が、テレビで、何を見ているかは、わからないが、察するに、NHKのニュースや、国会中継、オリンピック、ワールドカップ、時論公論、NHKのドキュメンタリー番組、などを観ておられるのではないかと推測する。みのもんたのワイドショーや、タモリの、笑っていいとも、や、テレビドラマなどは、あまり観ていないと思う。しかし断定は出来ない。相撲や、高校野球なども観ておられると察する。
人は何も喋らない人間を、何も考えていない人間だと思うものである。
天皇陛下は政治的発言を一切しない。だから、山本太郎氏は、天皇は政治に関心を持っておらず、政治的に盲目だと思ったのだろう。しかし、それは全くの見当はずれである。もちろん、陛下は、国際政治学者でもなく、経済学者でもない。だから政治に関しては、学者ほど、深い考察は出来ない。しかし陛下も、新聞やテレビを観て、時事問題に関して、自分なりのお考え、意見は、当然、持っているはずである。日本の象徴である、お方が、日本で起こっている出来事に無関心なはずなど、あり得ない。ただ、陛下は、政治的に中立でなくてはならない、という御自分の立場をわきまえて、おられるから、政治に関する自分の意見は一切、言わないのである。そこで、山本太郎氏は、
何も喋らない人間は、何も考えていない人間である。
という錯覚におちいってしまったのである。山本太郎氏が陛下に見せたのは、原発のことだが、陛下が原発に関して、関心を持っておられないはずなど、あろうはずがない。原発のニュースは、よく見ておられるはずである。新聞でも、原発の記事は熱心に読んでおられるはずである。山本太郎氏の直訴は、まさに釈迦に説法、である。
人は何も喋らない人間を、何も考えていない人間だと思うものである。
これは私が、子供の時から今日まで、身を持って体験していることである。
私は、小学校から、中学、高校、大学、社会人と無口で何も喋らなかった。父親や母親とも、ほとんど話さない。(それは父親や母親があまりにも思考力のレベルが低く、バカで時間の無駄だからである)それは、私の生まれつきの性格で、気が小さく、人に自分の考えを述べたり、自己主張したり、自分の考えを人に押しつけたり、人に説教したりするのが大嫌いで、人前にしゃしゃり出るのが、嫌いだからである。
しかし黙っていると、人は私を何も考えていない人間だと本当に思っていた。特に大学でそれを痛感した。しかし私は人にバカにされても何とも思わない性格である。むしろ嬉しいくらいである。
しかしである。
「喘息=内向性=ものを考える人間=哲学者=自我をもっている」
という法則が、私には、ものの見事に当てはまるのである。
大学二年の哲学の夏休みの宿題で、病気に関して自分の考えをレポートにして提出せよ。という宿題があったから、私は「病気とは何か」と題して、割と長い文章を書いた。皆は、私とは逆に書くことが無くて困っていた。その文章は、このブログの一番最初、2008年4月14日に書いてある。書いた後、それを母親に、見せたら、母親は、「文章に乱れがない。内容が凄く深い」と目を丸くして驚いていた。大学四年の文芸部の文集で、原稿が集まらなかったので、「よかったら、二年の時、書いた哲学のレポート使って」と言って、同級生で文芸部の主将の友人に渡したら、喜んでくれて、それは文集に載った。文集は100部、作って、クラスの皆にタダで配った。そしたら、それを読んだクラスメート達の私を見る目が180度、変わってしまった。無口で何も話さず、何も考えていないバカが、物凄く思索の深い哲学者にかわってしまい、私に対して敬語で話すようになってしまったのである。
「病気とは何か」は、このブログの一番最初、2008年4月14日に書いてあるので、興味のある方は読んでくだされ。
今は、ホームページやブログという便利なものが出来たから、私は、自分の思っていることは、書かなきゃ損だと思っているから、どんどん書いているのである。しかし、私以外で、こんなブログを書いている人は、いないだろう。
みなに、吊し上げられている人を、尻馬に乗って、悪く言うのは私の最も嫌いなことではあるが。
皇室問題に詳しい高崎経済大学の八木秀次教授(憲法学)によると、山本太郎氏は、田中正造を気取った、だとか、議員たちは、「天皇の政治的利用」だ、などと、言っているけれど、私は、全くそうは思わない。
だって、こんなことをすれば、天皇を政治的に利用することなど、日本国民や議員たちから、批判されて、出来るはずがなく、それは不可能で、むしろ、自分の議員としての立場や、自分の政治活動を落とすことは目に見えているからである。私は、彼が、日本国憲法の意味や、明治維新からの日本の近代史を知らない無知ゆえの行為だと思っている。
そもそも、陛下と対面する時は、陛下の方から、お言葉を頂くのを待つのが、当然の礼儀であり、国民の方から、陛下に声をかけることなど、とんでもない非礼である。それが、わかっていない。はっきり言って、頭が悪い。
しかし、山本太郎氏の人柄は悪くない。やる気もある。だから選挙でも当選したのだ。困ったものである。
医者で喩えるなら。どんなに、高邁な人格者であっても、医師国家試験に通る学力が無ければ、医者になることは出来ないし、してもならない。
それと同様、山本太郎氏が、自分の行為を間違っていたと、気づき、謝罪しなければ、議員や国民は、彼を辞職するよう、いつまでも非難しつづける。誰か彼に丁寧に日本国憲法の意味を教えてやれよ。
チャンネル桜の水島聡氏は、今月の11月5日(火)に、山本太郎氏に、議員を辞職するようアジテートするらしい。私は、そこまでムキになるのも大人げないと思っている。
憲法第3条。「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ」
民主党が与党だった時、小沢一郎氏が、陛下に習近平氏と会われるよう内閣に進言した、あの行為こそが、天皇の政治的利用である。小沢一郎氏は、反省も謝罪もしていない。責めるんなら、まず小沢一郎を、責めろよ。
政治的かけひきと、小沢一郎が、こわくて出来ないだけじゃねえか。国会議員なんて、みんな、いい加減なものである。
皇室問題に詳しい高崎経済大学の八木秀次教授(憲法学)によると、山本太郎氏は、田中正造を気取った、だとか、議員たちは、「天皇の政治的利用」だ、などと、言っているけれど、私は、全くそうは思わない。
だって、こんなことをすれば、天皇を政治的に利用することなど、日本国民や議員たちから、批判されて、出来るはずがなく、それは不可能で、むしろ、自分の議員としての立場や、自分の政治活動を落とすことは目に見えているからである。私は、彼が、日本国憲法の意味や、明治維新からの日本の近代史を知らない無知ゆえの行為だと思っている。
そもそも、陛下と対面する時は、陛下の方から、お言葉を頂くのを待つのが、当然の礼儀であり、国民の方から、陛下に声をかけることなど、とんでもない非礼である。それが、わかっていない。はっきり言って、頭が悪い。
しかし、山本太郎氏の人柄は悪くない。やる気もある。だから選挙でも当選したのだ。困ったものである。
医者で喩えるなら。どんなに、高邁な人格者であっても、医師国家試験に通る学力が無ければ、医者になることは出来ないし、してもならない。
それと同様、山本太郎氏が、自分の行為を間違っていたと、気づき、謝罪しなければ、議員や国民は、彼を辞職するよう、いつまでも非難しつづける。誰か彼に丁寧に日本国憲法の意味を教えてやれよ。
チャンネル桜の水島聡氏は、今月の11月5日(火)に、山本太郎氏に、議員を辞職するようアジテートするらしい。私は、そこまでムキになるのも大人げないと思っている。
憲法第3条。「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ」
民主党が与党だった時、小沢一郎氏が、陛下に習近平氏と会われるよう内閣に進言した、あの行為こそが、天皇の政治的利用である。小沢一郎氏は、反省も謝罪もしていない。責めるんなら、まず小沢一郎を、責めろよ。
政治的かけひきと、小沢一郎が、こわくて出来ないだけじゃねえか。国会議員なんて、みんな、いい加減なものである。
昭和天皇は、ユーモアがあって、公務の準備が出来ていないと、「おっ。出来ていない」と面白がったそうだ。
昭和天皇は、粘菌を研究してて、在野の菌類学者である南方熊楠を、尊敬していた。南方熊楠は、菌類学にとどまらず、民俗学、生物学、人類学・考古学・宗教学など、あらゆる学問を研究した博物学者だった。
昭和天皇は南方熊楠と一度、体面したことがあった。その時、陛下も、南方熊楠も、双方ともに相手を尊敬しているから、両者は深々と頭を下げた。かなり長い時間が経った。やっと、陛下が頭を上げると、南方熊楠がまだ頭を下げているので陛下もまた、頭を下げた。そして、今度は、南方熊楠が、頭を上げると、陛下が、まだ頭を下げているので、南方熊楠は頭を下げた。そして、今度は陛下が頭を上げると、まだ南方熊楠が頭を下げているので、陛下はまた頭を下げた。ということを繰り返したのである。
ちなみに北杜夫が南方熊楠の資料を集めようとしたら、北杜夫の妻は、「南の方の熊を調べるの?」と聞いたそうだ。
妻(喜美子)は、南方熊楠と書かれた資料を見て、こう言った。
妻「あなた。今度の作品では、南の方の熊を書くの?」
夫「ああ」
妻「ふーん。熊って、寒い所に住んでいるんじゃないの」
夫「暖かい所に住む熊もいるんだ」
妻「ふーん。そうなの。知らなかったわ」
夫「その熊は非常に頭がいいんだ」
妻「どんなふうに?」
夫「記憶力が物凄く良く、好奇心が旺盛で、もう、ほとんど天才なんだ」
妻「ふーん。凄い熊もいるのね」
夫「ああ。だから天皇陛下も、その熊を尊敬してるんだ」
妻「ふーん。陛下に尊敬される熊なんて、すごい熊ね」
夫「一度、天皇陛下は、その熊に会ったことがあるんだ」
妻「そうなの。それで陛下は熊に襲われなかった?」
夫「めっそうもない。そんなこと、あり得ないよ」
妻「そうよね。陛下を警護するSPが、たくさん、ついているものね」
夫「熊と陛下は、出会うと、お互い、長時間、頭を下げ続けたんだ」
妻「へー。そんなことをする熊もいるのね。不思議な熊ね」
夫「そして陛下は、熊に対して歌を詠まれたんだ」
妻「何て?」
夫「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」
妻「ふーん。陛下に歌を詠まれるなんて、光栄な熊ね」
夫「熊も陛下に対して歌を詠んだんだ」
妻「何て?」
夫「枝も心して吹け沖つ風 わが天皇(すめらぎ)のめでましし森ぞ」
妻「あっははは。熊が歌を詠めるわけないじゃない」
夫「でも本当に歌を詠んだんだから、しょうがないじゃないか」
妻「ああ。わかったわ。今度は、そういうユーモラスな熊の話を書こうってわけなのね」
その時、娘の由香が帰ってきた。
「ただいまー。お母さん」
娘は二人の顔を見合わせた。そして母親に聞いた。
娘「何の話をしていたの?」
母「頭のいい熊さんの話」
娘「ふーん」
「お母さん。お腹、減っちゃった。おやつは」
母「あるわよ」
そう言って、母親は、冷蔵庫から、サントリーのマカを取り出した。
「はい。由香ちゃん」
「うえー。また、マカ」
昭和天皇は、粘菌を研究してて、在野の菌類学者である南方熊楠を、尊敬していた。南方熊楠は、菌類学にとどまらず、民俗学、生物学、人類学・考古学・宗教学など、あらゆる学問を研究した博物学者だった。
昭和天皇は南方熊楠と一度、体面したことがあった。その時、陛下も、南方熊楠も、双方ともに相手を尊敬しているから、両者は深々と頭を下げた。かなり長い時間が経った。やっと、陛下が頭を上げると、南方熊楠がまだ頭を下げているので陛下もまた、頭を下げた。そして、今度は、南方熊楠が、頭を上げると、陛下が、まだ頭を下げているので、南方熊楠は頭を下げた。そして、今度は陛下が頭を上げると、まだ南方熊楠が頭を下げているので、陛下はまた頭を下げた。ということを繰り返したのである。
ちなみに北杜夫が南方熊楠の資料を集めようとしたら、北杜夫の妻は、「南の方の熊を調べるの?」と聞いたそうだ。
妻(喜美子)は、南方熊楠と書かれた資料を見て、こう言った。
妻「あなた。今度の作品では、南の方の熊を書くの?」
夫「ああ」
妻「ふーん。熊って、寒い所に住んでいるんじゃないの」
夫「暖かい所に住む熊もいるんだ」
妻「ふーん。そうなの。知らなかったわ」
夫「その熊は非常に頭がいいんだ」
妻「どんなふうに?」
夫「記憶力が物凄く良く、好奇心が旺盛で、もう、ほとんど天才なんだ」
妻「ふーん。凄い熊もいるのね」
夫「ああ。だから天皇陛下も、その熊を尊敬してるんだ」
妻「ふーん。陛下に尊敬される熊なんて、すごい熊ね」
夫「一度、天皇陛下は、その熊に会ったことがあるんだ」
妻「そうなの。それで陛下は熊に襲われなかった?」
夫「めっそうもない。そんなこと、あり得ないよ」
妻「そうよね。陛下を警護するSPが、たくさん、ついているものね」
夫「熊と陛下は、出会うと、お互い、長時間、頭を下げ続けたんだ」
妻「へー。そんなことをする熊もいるのね。不思議な熊ね」
夫「そして陛下は、熊に対して歌を詠まれたんだ」
妻「何て?」
夫「雨にけふる神島を見て紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」
妻「ふーん。陛下に歌を詠まれるなんて、光栄な熊ね」
夫「熊も陛下に対して歌を詠んだんだ」
妻「何て?」
夫「枝も心して吹け沖つ風 わが天皇(すめらぎ)のめでましし森ぞ」
妻「あっははは。熊が歌を詠めるわけないじゃない」
夫「でも本当に歌を詠んだんだから、しょうがないじゃないか」
妻「ああ。わかったわ。今度は、そういうユーモラスな熊の話を書こうってわけなのね」
その時、娘の由香が帰ってきた。
「ただいまー。お母さん」
娘は二人の顔を見合わせた。そして母親に聞いた。
娘「何の話をしていたの?」
母「頭のいい熊さんの話」
娘「ふーん」
「お母さん。お腹、減っちゃった。おやつは」
母「あるわよ」
そう言って、母親は、冷蔵庫から、サントリーのマカを取り出した。
「はい。由香ちゃん」
「うえー。また、マカ」