おおよそ格闘においては、敵に自分の心理を読まれないようにし、敵の心理を読むことが大切である。当たり前のことだが、それが出来ていない現状も多い。テニスのダブルスで、前衛(ボレー)の人は、足踏みしているが、これは精神を緊張させて、敵の攻撃に対し、素早い反応が出来るよう、気を引き締めている、のであるが。さらにもっといいのは、守る位置を変えたり、前後左右に動いたりすると、もっといい。ただし、あまり動いていると体力を消耗させる、というデメリットがある。自分の位置をいつも、一定の所に固定してしまうと、敵が頭脳的に優れたファイターの場合、敵にこちらのウィークポイントを狙う策略をつくらせてしまう。だから、敵にこちらが何を考えているのか、わからなくさせてしまう事が必要なのである。そして逆に、敵の心理を読めてしまえば、敵に対処できるのである。止まって構えるのではなく、絶えず予想して、動くいているのである。
野球では、敵のバッターの特性や心理や状況によって、敵がどう攻めてくるかを予想して、前進守備にしたり、深い守りに変えたりしている。今年の高校野球を見ていて、ちょっと疑問に思ったことだが、またプロ野球では、いつもしているが、勝った後でのインタビューは、できたら拒否した方がいいのである。特に戦術的なことは、本心を言わない方がいいのである。これはプロ棋士の将棋の試合の後でも感じる事である。こちらが、どう考え、どう作戦を立てたか、ということを知られてしまうと、次の戦いの時、相手にヒントを与えてしまう。また自分の考えを話してしまうことで、相手を安心させてしまう。もっとも恐ろしいファイターとは、何を考えているのか、わからないファイターである。人間は、思っていることを話さずにはいられないという欠点を持った動物である。ただ、優れたファイターなら、本当に隠すべきことは、喋っていないだろう。喋っても問題のないことだけ喋っているのだろう。
武道の戦いにおいても、必殺技とか得意技というのは、隠すべきものである。特に飛び蹴りにおいては、ほとんどの人は利き足の方でしか蹴れないから、試合前では、決して見せるべきではない。見せた後では、もう敵に読まれてしまう。だが人間は自分のテクニックを誇示したいという欲求を持ってしまうため、自己顕示欲から披露してしまう。
本当のファイターとは無口で何も喋らないネクラ人間である。
将棋でもプロ棋士は相手の戦法を読んで、それに合わせた戦略を立てる。小池重明が強かったのも、小池は何を考えているのか、わからないから強かったのである。小池は序盤戦で、戦法をあまり考えていないから、小池の戦法というものは読むことが出来ない。だから、撹乱されてしまうのだろう。
野球では、敵のバッターの特性や心理や状況によって、敵がどう攻めてくるかを予想して、前進守備にしたり、深い守りに変えたりしている。今年の高校野球を見ていて、ちょっと疑問に思ったことだが、またプロ野球では、いつもしているが、勝った後でのインタビューは、できたら拒否した方がいいのである。特に戦術的なことは、本心を言わない方がいいのである。これはプロ棋士の将棋の試合の後でも感じる事である。こちらが、どう考え、どう作戦を立てたか、ということを知られてしまうと、次の戦いの時、相手にヒントを与えてしまう。また自分の考えを話してしまうことで、相手を安心させてしまう。もっとも恐ろしいファイターとは、何を考えているのか、わからないファイターである。人間は、思っていることを話さずにはいられないという欠点を持った動物である。ただ、優れたファイターなら、本当に隠すべきことは、喋っていないだろう。喋っても問題のないことだけ喋っているのだろう。
武道の戦いにおいても、必殺技とか得意技というのは、隠すべきものである。特に飛び蹴りにおいては、ほとんどの人は利き足の方でしか蹴れないから、試合前では、決して見せるべきではない。見せた後では、もう敵に読まれてしまう。だが人間は自分のテクニックを誇示したいという欲求を持ってしまうため、自己顕示欲から披露してしまう。
本当のファイターとは無口で何も喋らないネクラ人間である。
将棋でもプロ棋士は相手の戦法を読んで、それに合わせた戦略を立てる。小池重明が強かったのも、小池は何を考えているのか、わからないから強かったのである。小池は序盤戦で、戦法をあまり考えていないから、小池の戦法というものは読むことが出来ない。だから、撹乱されてしまうのだろう。