小説家、反ワク医師、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、反ワク医師、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

石原慎太郎氏に謹んでご冥福をお祈りいたします

2022-02-01 19:38:57 | Weblog
石原慎太郎氏に謹んでご冥福をお祈りいたします。

僕は石原慎太郎氏が好きだった。

作家としても政治家としても。

安部とかスガとかは嫌いだけど。

維新も嫌いだけど。

吉村大阪府知事は頑張ってるから、まあいい。

石原慎太郎氏は「太陽の季節」でアプレゲールの作家としてデビューした。

「完全な遊戯」では文壇は、クッソみそに氏を批難した。

「完全な遊戯」は、「精神疾患のある女性を男たちが拉致・監禁し、輪姦し殺害する」という内容である。

素晴らしい。

こんな小説を書けば、当時の良識的な文壇から、批難されるのはわかりきっている。

なんという度胸。

氏がどんな意図でこの小説を書いたのか、それを知りたい。

作家は自作を語りたくない傾向にあるので困るが。

見せかけの良識的なキレイゴトの世の中にあって氏は自分の信念を貫き通した。

政治においても思ってる本心をズバズバ言うので好きだった。

氏を極右などと言う人もいるが僕はそう思わない。

僕はイデオロギーとは関係なくウソを言わないで正直で勇気のある人が好きだ。

ただ、作家としては、石原慎太郎氏の小説は、文体が読みづらいので好きになれなかった。

なので、石原慎太郎の小説は、ほとんど読んでない。

「処刑の部屋」は割といい作品と思ったが、とりたてて素晴らしいとも思わなかった。

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