小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

不幸な妻の物語(小説)(上)

2020-09-08 18:43:32 | 小説
「不幸な妻の物語」

という小説を書きました。

ホームページ、「浅野浩二のHPの目次その2」

http://www5f.biglobe.ne.jp/~asanokouji/mokuji2.html

に、アップしましたので、よろしかったらご覧ください。

(原稿用紙換算234枚)

「不幸な妻の物語」

私は、これから、あまり、世の中に例のない、夫との、関係を、書こうと思います。
私が、夫と、結婚して、ありふれた、そして、月並みな、幸せな、結婚生活を送っているのであれば、私は、この手記を書く必要はありません。
私は、これから、夫との、実に、奇妙な、夫婦生活、を、書くために、この手記を書いたのです。
私は、正直に、夫との、おそらく、この世の中に例の無いであろう、奇妙な、夫婦生活、を正直に、書こうと思います。
それは、読者の方に、人間の異常心理に関して、詳しい方がいて、夫がとる、奇妙な行動の、心理を、理解できる人を、求めて、私に教えて欲しい、という、やむにやまれぬ、思いからなのです。
どうか、私を助けて下さい。
それでは、私、と、夫の、夫婦生活、を、書きます。
・・・・・・・・・・・
夫は、一流大学を出て、一流企業に就職しました。
数年は、会社の戦力として、バリバリ、働いていました。
しかし、夫は、ある事業を、やりたい、と思っていて、事業計画を、念入りに立て、会社を、数年で、退職して、事業に専念しました。
夫、は、世の中を、見る目があって、商才も、ありました。
それで、金融機関でも、夫の事業計画、を、認めてくれて、会社設立に、必要な、お金、を、融資してくれました。
夫の会社は、経営が、順調に進んで、社員も増え、年商も、どんどん増え、東証一部上場の企業となりました。
拡大再生産で、事業規模は、どんどん、大きくなっていきました。
私は、夫、が、社長秘書を、募集していたので、応募しました。
その時は、もちろん、結婚していません。
幸い、若社長は、私を秘書に採用してくれました。
私は、淡々と、秘書の仕事を、こなしました。
社長も、私に、淡々と、事務的に接するだけでした。
私は、社長、を男として、好きになりました。
しかし、社長が、私に言う事は、事務的なことだけで、個人的なこと、は、全く話しかけてきません。
私は、社長が何を考えているのか、全く、わかりませんでした。
基本的には、仕事の出来る有能な秘書を、仕事のために採用するのですから、社長と秘書の関係は、雇用者と被雇用者との関係ですから、秘書が、秘書の仕事をして、その対価として、給料を、受けとる、という関係で、あるのは、わかります。
しかし、社長は、仕事のことを、秘書に、話しますが、少しは、個人的な、会話もする、と思います。
その方が、人間関係も良好に行くと思います。
というか、それが、普通だと思います。
私は、社長が何を考えているのか、全く、わかりませんでした。
わからない、と、妄想が、色々と、ふくらみます。
もしかすると、社長は、「女に興味が無い男」、「関心は、仕事だけ、の男」、なのかも、しれない、とも、考えました。
世の中には、そういう人もいますから。
しかし、もしかすると、初心で、極度に、恥ずかしがり屋で、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、考えました。
女に、食事、や、デートに誘って、女に断られたら、繊細な感性の人なら、大きな、ショックを受けてしまう、ことも、あるでしょう。
それを、おそれて、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、考えました。
また、わざと、私に対して、淡泊に接することによって、私をじらそうとしているのかもしれない、とも、考えました。
実際、私は、じらされて、悶々としているのですから。
しかし、社長が、電話で、他の人と、話している態度を見ると、そんな事を、考える人のようにも思えません。
また、女を見ると、すぐに、デレデレと、話しかけてくるような、ナンパな男は、あまり魅力を感じません。
そういう点でも、社長は魅力的なのです。
しかし、もしかすると、そういう事、を、先回りして、考えて、意図的に、わざと、私に、話しかけてこないのかも、しれない、とも、私は考えました。
しかし、社長の態度を見ていると、どうしても、そうとも思えません。
ともかく、何を考えているのか、わからない人、に対しては、興味が、嫌でも、起こってしまいます。
そのため、私は、日に日に、社長に、興味が募っていくようになりました。
そして、また、社長に対して、好意を持つようになっていきました。
私は、もし、結婚を申し込まれたら、快諾しようと思うほどになりました。
しかし、社長、は、私に対しては、事務的に接するだけです。
私は、社長が、私の事を、どう思っているのか、わかりませんでした。
(社長は私のことを、どう思っているのかしら?)
日に日に、それを、知りたい欲求が、募っていきました。
・・・・・・・・・
しかし、私が、働きはじめて、3カ月、くらい経った、ある日のことです。
社長は、私に、「どうだね。今日、仕事が終わってから、一緒に食事しないかね」、と、誘ってくれました。
私は、淡泊な、態度の社長が、いきなり、食事に、誘って、くれたので、びっくりしました。
しかし、断る理由もないですし、私は、社長が、何を考えているのか、知りたくて、「はい」、と、二つ返事、で、答えました。
そして社長と、食事をしました。
銀座の、高級フランス料理店です。
私は、自分で言うのは、恐縮ですが、学生時代から、「きれい」、とか、「美人」、とか、言われ続けてきました。
大学時代は、友達に、無理矢理に、勧められて、ミスコンに出場して、優勝したことも、あります。
なので、社長は、「女に興味が無いのかしら」、とか、「関心は、事業だけ、の男」、なのかなあ、と、疑問の目で、見ていました。
それが、ある日、いきなり、食事に、誘われたので、私は、驚くと同時に、ワクワクしました。
私は、社長に、おそるおそる、ですが、色々なことを、聞いてみましたが、社長は、ブスッ、と、黙って、私の質問に、答えてくれません。
では、一体、何のために、私を食事に誘ったのでしょうか?
そんなことを、思いながら、私は、社長と、食事していました。
しかし、社長は、私の問いかけには、答えず、黙々と、食事していたのに、食事の途中で、社長は、いきなり、「京子さん。私は、仕事で、来週、一週間、ハワイに、行くんだが、よかったら、君も来ないかね?」、と、言い出しました。
私は、吃驚しました。
これが、何を意味するのか、私には、わかりませんでした。
私が、困惑していると、
「実はね。親しい、友達と、ハワイへ、行く、予定を、とっていたんだがね。友達が、急に、用事が出来て、行けなくなって、しまったんだ。JTBの、一週間のパック旅行だ。それで、二人分の、旅行が、一人、いなくなってしまって、どうしようか、キャンセルしようかと、迷っていたんだ。君が、良ければ、その穴埋め、として、君と、行きたいと、思っているんだけれど、どうかね?」
と、社長は、言いました。
私は、こんな大胆なことを、落ち着いた、様子で、話す、社長に、驚きました。
しかし、私は、社長、という、つかみどころの無い、よくわからない、人間に、興味があったので、「はい。行きます」、と、答えました。
社長は、「ありがとう。助かるよ」、と言いました。
「ホテル、は、ツイン、だけれど、それでもいいかね?」
と、社長が聞きました。
「え、ええ。かまいません」
私は、答えました。
ツイン、となると、同じ部屋に泊まることになります。
男と女が、同じ部屋に泊まるのです。
一体、どうなることやら。
しかし、こんな、大胆な事を、社長は、淡々と、あたかも、事務的な事のように、話します。
「え、ええ。かまいません」
私は、答えました。
私は、社長、という、男が、一体、どういう性格なのかを、知りたくて、その興味から、平然と、答えてしまいました。
もし、ホテルで、社長が、態度を、変えて、私に、抱きついてきても、かまわない、と、私は思っていました。
私は、生娘でも、ありませんし、それまでにも、私は、男と付き合ったことが、ありますから。
ただ、私には、社長が、私に、抱きついてくるようには、どうしても思えませんでした。
・・・・・・・・・
旅行の日が来ました。
飛行機では、私は、社長の隣に、座りました。
社長は、パソコンを開いて、何やら、仕事しています。
夜6時の出発で、ハワイ、までには、7時間、かかりました。
午前1時に、ホノルル空港、に、着きました。
ホテルは、ワイキキビーチ、沿いに、並んでいる、割と高級なホテルで、部屋からは、ワイキキビーチ、が、見えました。
部屋に入ると、私は、社長、と、二人きりになりました。
「京子さん。僕は、部屋を出て、ホテルの、ロビーにいるから、お風呂に入って下さい」
と、社長は、言いました。
律儀で、かたい性格の人なんだな、と、私は思いました。
私は、風呂に入りました。
そして、体を洗って、湯船に浸かりました。
そして、私は、風呂から出ました。
私は、ガウンを着て、携帯電話で、ロビーにいる、社長に電話をかけました。
「もしもし。私は、今、風呂から出ました」
私は、言いました。
「ああ。連絡ありがとう」
そう言って、社長は、部屋に入って来ました。
そして、社長が、風呂に入りました。
やがて、社長も、風呂から出てきました。
ツインの部屋なので、ベッドが、二つ、別れて、います。
「今日は、もう、遅いから、寝よう」
社長は、一方のベッドに、乗り、私は、もう一方の、ベッドに乗りました。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
そして、社長は、明かりを、消しました。
私は、布団の中で、ドキドキしていました。
社長は、私の、ベッドの中に、入ってくるだろうか、それとも、入ってこないだろうか、という緊張感で。
時間は、ゆっくりと、しかし、どんどん、進んでいきます。
しかし、社長は、待っていても、私のベッドに、やって来る様子がありません。
社長の、スースー、という、寝息が聞こえてきました。
これを、聞いて、私は、「ああ。社長さん、は、私のベッドには、やって来ないな」、と思いました。
しかし、私にも、眠気が襲ってきました。
・・・・・・・
翌日になりました。
私が目を覚ますと、社長は、すでに、起きていました。
「やあ。おはよう」
「おはようございます」
「ABCストアー、で、朝食、を、買ってきたよ。食べよう」
「あっ。社長さん。ありがとうございます」
私は、礼を言って、社長、と、一緒に、朝食を食べました。
「京子さん。あなたの、ために、ビキニ、を、買ってきました。サイズが、合うかどうか。試着してみて下さい」
社長、が言いました。
「はい」
私は、脱衣場、で、社長、が、買ってきてくれた、ビキニ、を、着ました。
ピンクの、露出度も、ほとほどの程度の、フルバックの、普通の、ビキニ、でした。
私が、ビキニ、を、着て、脱衣場、から、ルームにもどると。
社長が、
「ああ。京子さん。似合っていますよ。美しい」
と、言ってくれました。
社長が、私を、女として、見てくれるのは、これが、初めてのことで、私は、とても、嬉しくなりました。
「せっかく、ハワイに、来たんだから、ワイキキビーチ、に、行きませんか?」
社長が、言いました。
「はい」
こうして、私、と、社長、は、ワイキキビーチ、に、出ました。
「Oh. Beautiful girl」
ワイキキビーチ、に、たむろして居た、男たちが、私を見るなり、言いました。
ワイキキビーチ、を、歩いていると、社長、が、そっと、私の手を握りました。
「京子さん」
「はい」
「友人が用が出来て、行けなくなった、というのは、実は、ウソです。私は、ビキニ姿の、あなたと、ワイキキビーチ、を、歩きたい、ために、あなたを、ハワイ旅行に誘ったんです」
社長、が言いました。
「あ、ありがとうございます」
社長、が、本心を言ってくれたので、私は、とても、嬉しくなりました。
「あなたほどの、美しい人の、ビキニ姿を、ぜひ、写真に撮りたかったのです」
そう言って、社長、は、デジカメ、で、パシャパシャ、と、ビキニ姿の私の写真を撮りました。
「京子さん」
社長、は、真顔になりました。
「はい」
「あ、あの。私と、結婚して頂けないでしょうか?」
突然の告白でした。
「は、はい。喜んで」
私は、顔が真っ赤にしながら答えました。
「実を言うと、あなた、を、最初に見た時から、私の心は、ときめいていました」
社長が言いました。
一旦、告白した、後では、社長、は、もう、ためらい、を、なくしたような、態度になりました。
「社長。私、最高に幸せです。社長が、いつ、それを言ってくれるか、私も、毎日、心待ちにしていました」
私は言いました。
ワイキキビーチ、を、端から端まで、歩いて、私たちは、ホテルに帰りました。
それから、一週間、私は、社長、と、ダイヤモンドヘッド、に、登ったり、ロングボード、で、サーフィン、をしたり、車で、色々な所に行ったりと、私を楽しませてくれました。
それでも、ホテルに帰ると、夜、寝る時は、社長、は、私の、ベッドに、入って来る、ということは、ありませんでした。
「きっと、婚前交渉、は、すべきでない」、という今時、古風で、律儀な信念を持っている人なのだわ。
と、私は思いました。
一週間の、ハワイ旅行が、終わって、私たちは、日本に帰ってきました。
結婚式、は、やらず、籍を入れるだけで、一週間の、ハワイ旅行、が、ハネムーン、という形になりました。
私は、「社長」、ではなく、「あなた」、と、呼ぶようになりました。
社長は、自分のパソコン、を、開いて、私に見せてくれました。
そこには、秘書の私の写真が、たくさん、乗ってありました。
「実は、隠しカメラで、君の写真を、撮っていたんだ。君が、あまりにも、美しくて、魅力的だからね」
私は、社長も、やっぱり男で、無理していたんだな、と、わかって、微笑ましく、思いました。
私は、夫の勧めで、秘書を辞めました。
そして、夫の専業主婦、となりました。
夫は、会社では、新しい秘書を採用しました。
夫は、湘南台に、大きな邸宅を、買いました。
私は、夫の勧めで、それまで住んでいた、アパートを、引き払って、湘南台に移り住みました。
そして、夫と暮らすようになりました。
夢にまで見た新婚生活が始まりました。
・・・・・・・・
しかし。
ああ。
しかし。
その、新婚生活は、私の予想していたものとは、まるで違うものでした。
私は、これから、夫との、奇妙な新婚生活を書きます。
私が、夫と、結婚して、ありふれた、そして、月並みな、幸せな、結婚生活を送っているのであれば、私は、この手記を書く必要はありません。
私は、これから、夫との、実に、奇妙な、夫婦生活、を、書くために、この手記を書いたのです。
私は、正直に、夫との、おそらく、この世の中に例の無いであろう、奇妙な、夫婦生活、を正直に、書こうと思います。
それは、読者の方に、人間の異常心理に関して、詳しい方がいて、夫がとる、奇妙な行動の、心理を、理解できる人を、求めていて、それを私に教えて欲しい、という、やむにやまれぬ、思いからなのです。
どうか、私を助けて下さい。
それでは、私、と、夫の、夫婦生活、を、書きます。
・・・・・・・・
まず、最初に驚いたことは。
夫は、結婚して、二人で、暮らすようになっても、寝室を、私と、夫とで、わけて、寝るのです。
私は、これに驚きました。
これは、一体、何のためでしょうか?
ハワイ旅行の時、夫は、私を愛してくれている、ことを、告白してくれました。
私も、夫を愛していることを、告白しました。
そして、結婚して、お互いの、気持ち、の、本音を、言い合って、結ばれた仲です。
なぜ、寝室をわける必要があるのでしょうか?
私には、その理由が、さっぱり、わかりません。
私は、夫の家に越してきた、初夜、夫が、私を抱いてくれるのを、心待ちに、していました。
ドキドキしていました。
私は、夫を、喜ばせようと、セクシーな、ランジェリー、を、買って、透け透けの、ベビードール、を、着て、寝室で、夫を待っていました。
「ああ。私たちは、いよいよ、結ばれるんだわ」
私は、ドキドキしながら、夫が、寝室に来るのを待っていました。
しかし、夫は、寝室にやって来ません。
夜、9時を過ぎ、10時を過ぎ、11時を過ぎても、夫は、やって来ません。
「どうしたのからしら?」
私の、ドキドキ感は、冷めていき、代わりに、寝室にやって来ない夫に対する疑問が、募ってきました。
私は、夫の寝室に、抜き足差し足で、そっと、行ってみました。
すると、吃驚したことに、夫は、布団をかぶって、スースー、寝息をたてて、寝ていたのです。
私は、驚きました。
ハワイ旅行の時は、結婚していませんでしたから、夫は、婚前交渉は、しない方針の、律儀な人格なのだろう、と思って、私は、むしろ、夫を、尊敬していました。
しかし、結婚した初夜には、夫は、妻を抱くはずです。
それは、新婚の、夫婦の、100%、が、していることの、はずです。
私は、もしかすると、私が、眠りに就いて、寝ている間に、そっと、やって来て、私を抱くことによって、私を、驚かそうと、思っているのかも、しれない、と思いました。
それ以外に、考えられません。
なので、私は、寝室に、戻りました。
そして、夫がやって来るのを、待ちました。
しかし、いくら待っても、夫は、やって来ません。
午前3時を過ぎました。
私は、もう、夫は、初夜で、私を抱いてくれない、と、確信し、あきらめました。
張りつめていた緊張感が、解けて、私は、いつの間にか、眠りに就きました。
翌朝。
新婚2日目の朝です。
といっても、私が目覚めたのは、午前11時、くらいです。
夫の呼びかけによって、私は、目を覚ましました。
「おーい。京子。いつまで、寝ているんだ。起きなさい」
と、夫が、私に呼びかけたのです。
「朝食を食べよう」
夫が言いました。
私は、服を着て、食卓に行きました。
食卓には、夫が、作った、トースト、と、ハムエッグ、の朝食が用意されていました。
私は、食卓につきました。
そして、「いただきます」、と言って、夫と、朝食を食べました。
私は、昨夜、夫が、私を抱いてくれなかった理由について、聞きたかったのですが、夫の明るい顔を見ていると、問い質す気には、なれませんでした。
きっと、何か、複雑な、理由があるんだろう、と思いました。
夫に、面と向かって、「どうして、昨夜、私を抱いてくれなかったの?」、と、結婚当初から、問い詰めて、夫婦間の感情を、険悪なものに、したくなかったからです。
食事が終わると、夫は、スーツを着て、玄関に行き、
「じゃあ。出かけてくるよ」
と言いました。
「いってらっしゃい」
と、私は、ニコッ、と、笑って、手を振りました。
このように、夫を、送り出す時は、普通の新婚夫婦と同じなのです。
私は、家を掃除して、買い物をして、と、普通の新妻としての、生活を始めました。
夕方になると、夫が帰ってきました。
「ただいま」
「おかえりなさい。あなた」
そうして、二人で、食事をします。
今日は、私を抱いてくれるだろうか、と、期待して、いましたが、夫は、私を抱いてくれませんでした。
私は、ガッカリしましまた。
3日目の夜も、4日目の夜も、夫は、私を抱いてくれませんでした。
5日目の、朝、私は、夫に、おそるおそる、聞いてみました。
「あ、あなた。どうして、一緒に寝てくれないの?どうして、私を抱いてくれないの?普通、男と女が結婚したら、一緒に寝るでしょ?」
私は、涙ぐみながら、聞きました。
「ああ。すまない。君には、悪い、と思っている。ちょっと、理由があるんだ。すまないが、寝室は、別々にしてもらえないか?」
夫が言いました。
「理由、って、何なの?」
私は、涙ぐみながら、聞きました。
「ちょっと、それは、言えない。君には、すまない、と思っている。ただ、君を愛していることは、神にかけて、誓うよ」
夫が言いました。
「・・・・わかったわ。問い詰めちゃって、ごめんなさい。寝室は、別々で、構いません」
と、私は、言いました。
夫には、何か、特別な理由があるんだろうと、私は、わからないまま、納得することにしました。
しかし、私には、夫が、何を考えているのか、さっぱり、わかりません。
さらに、驚いたことは、食事です。
私は、料理は、得意でした。
子供の頃から、台所で料理する母親を見るのが、私は好きでした。
そして、だんだん、私も、料理を作ってみたくなって、母親に教えてもらいながら、料理を作るようになりました。
なので、私は、たいていの料理は、作れます。
夫が、仕事が終わって、帰ってくるのが、私の楽しみでした。
私は、腕に寄りをかけて、夕食を作りました。
夫は、黙っていますが、食べてくれました。
出来ることなら、「美味しいよ」、と言って欲しかったのですが、なぜか、夫は、黙って食事します。
それでも、私の作った料理を、二人で、一緒に、食べられるだけで、私は、幸せでした。
しかし。
ああ。
しかし、です。
結婚して、1週間、ほど、過ぎた、ある日の夕食の時です。
その日は、土曜日でした。
私が、食事を作って、食卓に、食事を並べました。
「あなた。ご飯よ」
と、私は、夫を呼びました。
夫は、食卓に、やって来ました。
すると、夫は、私の両手をつかんで、背中に回し、手首を重ね合わせて、縄で後ろ手に縛ったのです。
「あ、あなた。一体、何をするの?」
私が聞いても、夫は、答えてくれません。
夫は、後ろ手に縛った、縄尻を、和室の、柱に縛りつけました。
そして、食事の、私の分を、皿に入れて、盆に載せ、私の前に、持ってきて、並べました。
「さあ。京子。アーン、と、口を開けて」
夫が言うので、私は、わけのわからないまま、アーン、と口を開けました。
夫は、私の口の中に、食事を、少量、入れました。
「さあ。しっかり、噛んで。そして、飲み込んで」
夫が言いました。
なので、私は、噛んで、飲み込みました。
私は、私が食べるのを、実に嬉しそうな顔で、見ています。
飲み込むのを、見ると、夫は、続けて、私の口に、食事を、持ってきました。
「はい。京子。アーン、と、口を開けて」
夫が言うので、私は、口を開けました。
夫は、私の口の中に、また、食事を、少量、入れました。
そして、私は、噛んで、飲み込みました。
夫は、実に、嬉しそうな顔です。
こうして、私は、後ろ手に縛られて、身動きの出来ないまま、夫に、食事を食べさせられました。
夫は、私が、作った、デザートの、杏仁豆腐、まで、全部、私に、食べさせました。
私が、食べ終わると、夫は、食卓にもどって、夕食の自分の分を、食べました。
夫が食事を、食べ終わると、私の後ろ手の縄を解いてくれました。
「あ、あなた。何でこんなことをするの?」
私は、聞きました。
すると、夫は、「すまない。すまない」、と言って、誤魔化し笑いをするのです。
一体、これは、何なんでしょう?
私は、私の作った、食事を、夫と一緒にするのが、数少ない、私の、楽しみなのです。
私は夫が、何を考えているのか、さっぱり、わかりません。
その日から、夫は、毎日では、ありませんが、時々、私を、後ろ手に縛って、私に食べさせる、という、ことをするようになったのです。
まるで、押し入り強盗が人質に、食事させる時のようです。
あるいは、私を、人形のように、夫は、あつかうのです。
私は、夫と、楽しく、会話、しながら、食事を楽しみたい、と、思っていたのに、その楽しみも、危うくなりました。
一体、何のために、こんな事をするのでしょう?
私には、まるで、わかりません。
ともかく、その日、以来、土曜日の夕食は、夫が私を、後ろ手に縛って、食べさせる事になってしまいました。
私は、夫に、もう、何で、こんな事をするのか、問い詰める気には、なれませんでした。
夫婦なのに、寝室も、別々ですし、その理由は、全く、わかりません。
なので、この異常な、食事、も、夫に、聞いても、まず、その理由を答えてくれない、だろうと、私は、確信していましたから。
私は、土曜日が、こわくなりました。
・・・・・・・・
私は夕食を作ります。
その間に主人は、風呂に入ります。
夫は長風呂で、私は出来たての食事を食卓に並べて、ホカホカのご飯、鍋から湯気が出ている、みそ汁、の、前に正座して、うつむいています。
これから、の、食事の事を思うと、耐えられないほど、さみしくなるのです。
というのは、主人は、風呂から、出てくると、正座している、私の手を、背中に回して、手首を縛るからです。
そして、私の分の、ご飯、と、みそ汁、を、よそい、箸で、食事を私の口に、少しづつ、入れるのです。
私が、モグモグ、噛んで、飲み込むのを、確認すると、すぐに、また、箸で、私の口の中に入れるのです。
まるで、人質に、食事を食べさせるようです。
私は、主人に、食事をよそってあげて、楽しく会話しながら、一緒に、食べたいのに。
せめて、主人と、楽しく話しながら、食べられるのなら、まだ、いいのですが、それは、出来ません。
主人は、私が話しかけたり、笑顔を作ったり、すると怒るのです。
私が、さびしそうな、顔をすると、主人は、喜ぶのです。
食事の間、は、全くの無言です。
私は、何も話せませんし、主人も、何も話しません。
そして、食事が終わると、主人は、冷めかけた、料理を、ダイニングテーブル、に、持って行き、一人で食べるのです。
この時、私は、じっと座って、いなくてはなりません。振り返って、主人を、見たり、主人の所に行ったり、すると、主人は、怒るのです。
そして、主人が、食べ終わると、やっと、私の縛めを、解いてくれるのです。
私が、食器洗いに、かかるのと、主人は、書斎に入ってしまうのです。
・・・・・・・・
ある日の夜、寝室を覗いた時のことです。
そっと、覗きました。主人がいる時です。
一体、何をしているのかと、思って。
あれを、初めて見た時の、驚きは、忘れません。
主人は、私のパンティーを、鼻に当てて、一心に、貪り嗅ぎながら、
「ああ。愛してるよ。京子」
と、叫んでいたのです。
「ああー。いくー」
と言って、主人は、おちんちん、を、しごきながら、オナニーしていたのです。
私は、びっくりしました。
そんなに、私を愛してくれているのなら、どうして、私を抱きしめてくれないのか、私は、主人の精神構造が、全くわかりません。
・・・・・・・
私と主人は、別の部屋に寝ます。
一緒に寝ることを、主人が、許してくれないからです。
結婚当初、私が、一人で、寝入っていた時のことです。
足の辺り、に、何かが、うごめいている感触で、私は起こされました。
吃驚して、私の体が、ビクッ、と、震えました。
私が、起きたことを、気づいたためでしょう。
私が、寝ている間に、主人が私の体をまさぐっていたのです。
私が起きたことを、主人は気づいたのでしょう。
主人は、逃げるように、去って行きました。
・・・・・・・・・・・・
休日。
それは、私にとって、耐えられないほど、つらい日です。
休日が近づいてくると、私はこわくなってきます。
なぜなら、主人が、色々な方法で、私を困らせるからです。
・・・・・・・・・・
休日の昼、主人は、私を、大きな和室に、連れて行きます。
そして、私を、後ろ手に縛り、その縄尻を、天井の梁に引っ掛けて、私を吊るすのです。
服は、ブラウス、と、スカート、を着たままです。
「あなた。お願い。許して」
私が、そう、頼んでも、夫は、決して、許してくれません。
これから、何が、起こるか、と思うと、死にたいほど、こわくなります。
主人が、それ、を、始めるようになったのは、私達夫婦が、この土地に、越してきてから、三ヵ月、ほど、経ってからです。
私は、この土地に越してきて、買い物は、近くの、商店街で、していました。
八百屋。魚屋。肉屋。果実店。米屋。豆腐屋、が、近くにあるのです。
私は、車を運転できませんから、買い物は、そこの、商店街で、していました。
初めの頃は、店の主人たちは、
「いやー。奥さん。きれいだなー」
「奥さんのような、絶世の美人が、買い物に、来てくれるので、生活にハリがでますよ」
「奥さんのような、美人を、見れるなんて、幸せです」
「奥さんは、私の女神さまです」
などと、言ってくれました。
私も、少し、恥ずかしく、照れくさくは、ありましたが、私も、嬉しかったのは、言うまでもありません。
「きれい」、と言われたり、「女神さま」、などと、言われて、嬉しくならない女は、いないでしょう。
だから、商店街での、買い物も、私にとっても、楽しみ、でした。
私は、ちょっと、というより、かなり、得意になっていました。
時には、
「奥さんの、ビキニ姿、見てみたいなー」
とか、
「奥さんは、悩まし過ぎる。私は、毎晩、奥さん、の色気に悩まされています」
などと、ふざけて、言う時もありました。
そんな時、私は、「ふふふ。ごめんなさい」、と、優越感を持って、返事しました。
美人に生まれついた女の優越感、とでも、申しましょうか。
その快感に浸っていました。
半年、くらいは、私は、買い物に行く度に、その、幸せな、心地よさ、を、感じていました。
私も、商店街の主人たちと、仲良くなりました。
しかしです。
半年くらい経ったある日、のことです。
主人は、私を、六畳の和室へ、連れて行きました。
そして、私を、後ろ手に縛り、その縄尻を、天井の梁に引っ掛けて、私を吊るしたのです。
服は、ブラウス、と、スカート、を着たままです。
私は、立ったまま、モジモジしていました。
「あなた。一体、何をするの?」
と、聞いても、答えてくれません。
主人は、携帯電話を、取り出して、誰かと、話しだしました。
複数の人のようです。
一体、誰と、何を話しているのか、私は、不安に、駆られました。
私は、縄尻を、梁にかけられているので、座ることが出来ず、たったままです。
しばしの時間が経ちました。
ドヤドヤ、と、家に、人が、やって来ました。
その人達、を、見て、私は、吃驚しました。
なぜなら、彼らは、いつも、買い物をしている、八百屋。魚屋。肉屋。果実店。米屋。豆腐屋、など、私を、崇拝している、商店の、主人たち、だったからです。
夫は、
「さあ。さっきも、電話で、言ったが、私の妻を、あなた達に、貸すから、オモチャにして、何でも、好きなことを、してくれ」
と、言いました。
私は、吃驚しました。
「そうですか。御主人。それは、どうも、有難うございます」
と、言って、店主たちは、私を、取り囲むように、座りました。
いつもは、私が、彼らの、崇拝の対象なのに、それが、今では、自由の利かない身を、彼らに、晒しているのです。
私は、彼らの、刺すような、目が、こわくなって、脚を、ピッチリ、閉じ合わせました。
「いやあ。奥さん。実に、きれいですなー」
一人が、言いました。
「奥さんの、清楚な姿を、こうして、まじまじ、と、見ることが、出来るとは、思ってもいませんでした」
別の一人が、言いました。
服を着ているとは、いえ、自由の利かない、身を、取り囲まれて、まじまじ、と、見られるのは、この上なく、こわいものです。
まるで、私は、彼らに、捕まえられた、ような、感覚になりました。
彼らは、しばし、私の、体の隅々、まで、見ているようでした。
しばしして。
「では。御主人が、何をしても、いいと、言ったので、お言葉に甘えて・・・」
そう言って、彼らは、私に、近づいてきました。
そして、彼らは、私の、太腿、を、触ったり、尻を撫でたり、髪を撫でたり、胸を
触ったりと、私の、体を、弄びだしました。
「あっ。嫌っ。やめて」
と、私は、思わず、叫びました。
しかし、彼らは、聞く耳を持ちません。
「いや。奥さん。御主人が、何をしても、いいと、言ったのですから・・・触らせてもらいますよ」
「いやー。私は、奥さんの、美しい体を、一度、触ってみたいと、思っていたんです。夢にまで、憧れていました。夢、かなったりですな」
「私もだ」
「私もだ」
そう言って、彼らは、私の体を、思うさま、触りまくりました。
「ああー。きれいな脚だー」
と、言って、私の太腿を、抱きしめて、頬ずりしたり、私の、尻を、スカートの上から、撫でたり、私の、胸を、ブラウスの上から、触ったりしました。
私は、後ろ手に縛られた、縄尻を、天井の梁に、吊るされているので、どうすることも、出来ません。
私は、服を着た状態で、彼らに、弄ばれました。
「では、そろそろ、服を、脱がしましょう」
一人が言い出しました。
「そうですな」
「賛成」
そう言って、彼らは、ブラウスのボタンを外していきました。
「や、やめてー」
私は、叫びましたが、彼らは、聞いてくれません。
そして、ブラウス、を、脱がせました。
彼らは、私から、ブラウスを抜きとりました。
ブラウスの下は、白い、ブラジャーです。
白いブラジャー、が、露わになりました。
そして、彼らは、私の履いている、スカート、も、降ろしていき、足から、抜きとりました。
私は、ブラジャー、と、パンティー、だけ、という、みじめな姿です。
私は、恥ずかしくて、消え入りたい気持ちでした。
「み、見ないで」
私は、思わず、言いました。
「いやー。奥さんの、下着姿、とっても美しいですな」
「ビキニ姿と同じだ」
「抜群のプロポーションだ」
「奥さんが、買い物に来る時、私は、いつも、今日は、奥さんは、どんな、パンティーを履いているのだろうか、と、気になって仕方がなかったんです。まさに、夢、かなったりですな」
「大きな、二つの、おっぱい、が、ブラジャーに、はちきれんばかりに、収まっていて、悩ましいですなー」
「大きな、お尻、も、ピッチリと、パンティー、に、収まっていますなー」
「パンティー、の前は、モッコリ、膨らんでいて、とても、セクシーですな」
店主たちは、口々に、下着姿の私を、品評しました。
私は、恥ずかしくて、太腿を、ピッチリ、閉じました。
しばし、店主たちは、私の、下着姿を、心ゆくまで、鑑賞していました。
「も、もう、我慢できん」
「わしもじゃ」
「わしもじゃ」
そう言って、店主たちは、ブラジャー、と、パンティー、だけの、下着姿の私に、近づいて、私の体を、触り始めました。
さっきは、服の上から、でしたが、今は、下着だけの体です。
太腿も、腹も、すべて、露出されています。

胸と腰に、ブラジャー、と、パンティー、という、極めて小さく、薄い、布が、女の性器を隠す目的のためだけに、貼りついているだけであって、それは、もう、裸と同じです。
店主たちは、裸同然の、私の体を、触り出しました。
店主たちは、私の、太腿に、しがみついて、頬ずりしたり、私の乳房を覆っている、薄い、ブラジャー、の上から、私の胸を、触ったりしました。
「ああ。温かい。柔らかい。おなごの肌は、何て、心地いい感触じゃ」
そう言いながら、店主たちは、私の柔肌を、心地ゆくまで、触りまくりました。
そして、パンティー、の上から、女の恥肉の、盛り上がり、を、つまんだり、パンティー、の縁から、中に、手を入れたり、胸に、ピッタリ、貼りついている、ブラジャー、の上から、私の、乳房を、揉んだり、ブラジャー、の上から、乳首を、コリコリ、させたりしました。
店主たちの、執拗な、愛撫に、私は、
「ああー。やめてー」
と、叫びました。
しかし、店主たちの、愛撫の心地よさに、私は、感じていました。
私の乳首は、興奮のため、尖り出し、私の、パンティー、は、快感のため、分泌された愛液、が、染み出していました。
「おお。京子さんは、感じているぞ。乳首も尖っているし、愛液も、染み出してきたぞ」
店主が言いました。
店主は、愛液が、染み出している、私の、パンティー、の、恥肉の、盛り上がり、の部分に、鼻先を、つけて、クンクンと、そこの、部分の、匂い、を、嗅ぎました。
「ああ。素晴らしい、いい匂いじゃ。若い女子の匂いじゃ」
そう、店主は、感嘆しました。
「ほう。どれどれ。わしにも、ぜひ、嗅がせてくれ」
店主たちは、そう言って、一人ずつ、順番に、私の、パンティー、の、染み、の部分に鼻先を当てて、匂いを嗅いぎました。
「ああ。女子の匂いじゃ。癒されるわ」
全員、嗅いだ後、店主たちは、心地よげに言いました。
私は、恥ずかしくて、消えて無くなりたい思いでした。
「じゃあ、下着姿も、たっぷり、見たことだし、今度は、いよいよ、京子さんの、全裸姿を、見せてもらおうか」
「おう。そうじゃ。そうじゃ」
「賛成」
と、言い出しました。
私は、真っ青になりました。
「やめてー」
私は叫びました。
しかし、私は、後ろ手に、縛られて、吊るされているので、抵抗することが、出来ません。
一人が、私に、近づいてきて、私の、ブラジャー、の、ホックを、外しました。
ブラジャー、が外れて、私の、二つの乳房が、プルンと、弾け出ました。
「おおっ。すごい」
皆、私の、視線が、私の、乳房に集まりました。
男は、次は、腰を屈めて、私の、パンティー、の、縁をつかみました。
そして、ゆっくりと、パンティー、を、下げていき、ついに、私の足から、パンティー、を、抜きとりました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
私は、パンティー、も、ブラジャー、も、剥ぎとられて、覆う物、何一つない、全裸になりました。
「おおっ。すごい。ムッチリとした、大きな尻じゃ」
「ムッチリ、閉じ合わさって、すごく、セクシーじゃな」
女は、乳房、と、マンコ、尻、の、三カ所は、どうしても、隠さなくてはなりません。
しかし、私は、後ろ手に、縛られているので、三カ所とも、隠すことが、出来ません。
その中でも、一番、恥ずかしい所は、言うまでもなく、まんこ、です。
私は、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせました。
しかし、ああ、悲しいことに、私の、まんこ、の、割れ目は、見えてしまうのです。
というのは、夫が、私に、風呂に入った時には、恥毛、を、全部、剃るように、命じているからです。
なので、私の、まんこ、は、子供のように、無毛です。
なので、太腿を、ピッチリ、閉じ合わせても、まんこ、の割れ目が、見えてしまうのです。
「おおっ。京子さんの、まんこ、の、割れ目が、クッキリと見えるぞ」
「アソコの毛を剃っているからな」
「しかし、どうして、アソコの毛を剃っているんじゃろ?」
「それは、わしらに、アソコの割れ目を見せるため、じゃろ」
などと、言います。
「み、見ないで。お願いです。見ないで下さい」
私は、腰を、モジつかせながら、訴えました。
しかし、彼らは、私の、哀願など、聞いてくれません。
彼らの視線が、私の体の隅々まで、なめるように、這っている、かと思うと、私は、消え入りたい、と思うほど、でした。
私から、ブラジャー、と、パンティー、を、抜きとった男は、パンティー、のクロッチ部分に、鼻を当てて、匂いを嗅いでいました。
恥ずかしいことに、私は、さっき、さんざん、彼らに、弄ばれた時、私は、興奮してしまい、パンティー、には、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついて、いました。
彼は、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついている、パンティー、を、鼻に当て、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、酩酊しています。
それを、見ていた、他の男たちは、
「わしにも嗅がせてくれ」
「わしにも嗅がせてくれ」
と、要求しました。
それで、私を、取り囲んでいる、男たちは、順番に、私のパンティー、を回していきました。
私の、パンティー、を、受け取った、男は、すぐに、私の、愛液、が、ベットリ、と、くっついている、パンティー、を、鼻に当て、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、酩酊して言います。
彼らは、私の、裸の立ち姿を、涎を流しながら、食い入るように、見ていましたが、とうとう、一人が、
「ああー。もう、見るだけでは、我慢できん」
と言って、私の所に、駆け寄ってきて、私を、背後から、抱きしめました。
すると、
「わしもじゃ」
「わしもじゃ」
と言って、店主たちは、一斉に、私の所に、詰め寄ってきました。
そして、ある者が、私の背後から、私の、乳房を、揉んだり、乳首を、コリコリさせ出しました。
二人の男が、私の、右脚、と、左脚、を、つかんで、太腿に、さかんに、頬ずりし出しました。
ある者は、私の、まんこ、に、顔をつけんばかりに、私の正面に、ドッカと、座りました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
ある者は、私の尻に、頬ずり、しました。
彼は、何とか、私の、尻の割れ目を、広げようと、し出しました。
「やめてー」
私は叫びましたが、彼らは、聞いてくれません。
私は、お尻の肉に力を入れて、何とか、お尻の割れ目を、開かれないよう、お尻の割れ目を閉じていました。
まんこ、も、見られないよう、私は、太腿を、ピッチリ、閉じていました。
「まんこ、を、もっと見たいな」
私の前に、座っている男が言いました。
「尻の穴も、見てみたいな」
私の尻を、愛撫していた男が言いました。
私の、右脚を愛撫していた男、と、私の、左脚を愛撫していた男、が、顔を見合わせて、ニヤリ、と、笑いました。
二人は、私の、足首を、それぞれ、つかみました。
そして、「そーれ」、と、掛け声をかけて、左右に、思い切り、引っ張りだしました。
私は、「やめてー」、と、叫んで、必死で、足を広げられないよう、抵抗しました。
しかし、か弱い女の力では、力のある男二人に、足首をつかんで、引っ張られては、とても、太刀打ちできるものでは、ありません。
ピッチリ、閉じていた私の足は、大きく、左右に、引っ張られてしまいました。
もう、尻の穴、も、まんこ、も、股間の全てが、丸見えです。
「ああー。やめてー」
私は叫びましたが、どうする術もありません。
「おおっ。まんこ、の割れ目が、ハッキリと、見えたぞ」
そう言って、私の前に胡坐をかいていた男は、言いました。
「尻の穴も、ポッカリ、丸見えだ。キュッ、と窄まっているが・・・それが、かえって、可愛いが・・・」
私の尻を愛撫していた男、が、言いました。
そして、彼は、指先で、私の、開かれた、尻の割れ目、を、スー、と、なぞりました。
尻の割れ目、など、人に触られたことがないので、その刺激に、私は、発狂しそうでした。
「ああー。やめてー」
私は、叫びました。
しかし、男は、やめません。
それどころか、男は、何度も、私の、開かれた、尻の割れ目、を、スー、と、なぞり、そして、窄まった、尻の穴、を、広げようとしました。
「ひいー」
私は、悲鳴をあげました。
私の、背後から、私の、乳房を、揉んでいた男は、私の、乳房、や、乳首、の愛撫を執拗に続けています。
彼は、私の乳首を、コリコリさせています。
私の、乳首が尖りだしました。
「おお。京子さんは、感じているぞ」
男は、ことさら、大げさに、勝ち誇ったように、言いました。
口惜しいことですが、こうまで、何人もの、男に、よってたかって、性感帯を刺激されれば、口では、嫌、と言いながらも、女は、感じてしまいます。
女のかなしい性です。
私の前で、胡坐をかいて、私の性器を見ていた男も、
「おおっ。京子さんの、まんこ、の、割れ目、が、ハッキリと、丸見えになったぞ。閉じられているが、愛液が、ドロドロ出ているぞ」
と、言いました。
彼は、私の、まんこ、を、思うさま触り、そして、まんこ、の割れ目に、指を入れてきました。
「や、やめて。お願い」
私は、そう言いながらも、彼の愛撫に、感じてしまい、私の、アソコ、からは、粘っこい、愛液が、ドロドロと、出てきました。
「おお。京子さんの、まんこ、から、愛液が、どんどん、出てきたぞ」
そう言って、彼は、私の、まんこ、に、顔を近づけて、舌を出して、私の、まんこ、を、ベロベロと、舐めました。
彼は、私の、分泌した愛液を、全部、舐め、ゴクリと、飲み込みました。
「ああ。京子さんの、まんこ、を舐めてしまった。その上、愛液まで、飲んでしまった」
と、感慨深そうに言いました。
彼は、私が、感じていることを、知って、さかんに、私の、まんこ、に指を入れて、私の、膣を刺激しました。
彼は、私の、Gスポット、をさかんに、刺激しました。
「わしにも、京子さんの、まんこ、を、舐めさせてくれ」
そう言って、彼らは、代わる代わる、私の前に座り、私の、まんこ、を、舐めて、私の、愛液を、飲み込みました。
私は、乳首を、コリコリされ、尻の割れ目を、指でなぞられ、Gスポット、を、刺激され、私は、もう、どうとでもして、という、捨て鉢な気持ちになっていました。
そして、全裸を、見られ、弄ばれていることも、それに、抵抗するどころか、むしろ、その快感を、もっと、貪りたい、気持ちに、変わっていました。
「も、もう。どうとでも、好きなようにして」
私は、捨て鉢になって、そう言ってしまいました。
「おう。とうとう、京子さんが、わしらの、愛撫を、受け入れる気になったぞ」
「じゃあ、もっと、愛撫を激しくしろ」
と、彼らは、言いました。
私は、感じてしまい、だんだん、ハアハア、と、息が荒くなっていきました。
それは、彼らも同じでした。
彼らも、だんだんと、ハアハア、と、息が荒くなり出しました。
「も、もう。我慢できん」
そう言って、彼らは、ズボンのベルトを、緩め、ズボンを脱ぎ、そして、パンツも、脱ぎました。
彼らの、おちんちん、は、全員、ビンビンに、勃起していました。
彼らは、片手で、自分の、勃起した、おちんちん、を、しごきながら、片手で、私の、乳首、や、尻の穴、や、まんこ、を、刺激しだしました。
今までより、いっそう激しく。
私は、オルガズムの予兆を感じました。
「ああー。いっちゃいそう」
私は、見えも外聞も忘れて、言いました。
「わしらも、出そうじゃ」
「京子さん。一緒にいこう」
彼らは、ハアハア、と、息を荒くしながら、おちんちん、を、しごく、度合いを速めると、同時に、私に対する、責め、の度合いも、速めました。
「ああー。いくー」
私は、叫びました。
「ああー。出るー」
彼らも、叫びました。
彼らは、一斉に、射精しました。
溜まっていた精液が、放物線を描いて、大量に、放出されました。
それと、同時に、私も、オルガズム、のエクスタシーに、達しました。
「ああー。いくー」
私は叫びました。
私は、全身を、ガクガクさせていましたが、だんだんと、オルガズムの興奮が、おさまってまきした。
私は、ガックリと、脱力して、項垂れました。
男たちも、精液を出し切ると、
「はあ。気持ちよかった」
と、言って、私の体から、手を放しました。
「京子さん。今まで、立ちっぱなし、で、つらかったじゃろ」
そう言って、一人が、私を天井の梁に吊っていた、後ろ手の、縄の縄尻を、解いてくれました。
私は、後ろ手の縄の縄尻が解けて、ガックリと、畳の上に、倒れ伏しました。
オルガズムの後の、虚無感から、私は、何をする気力も出ませんでした。
ただただ、丸裸で、後ろ手に縛られたまま、畳の上に、突っ伏していました。
店主たちも、精液を出し切って、もう、これ以上、私に触ろうとは、しませんでした。
彼らは、ティッシュペーパー、で、射精した精液を拭き取りました。
そして、パンツ、を履いて、ズボンも、履きました。
「京子さん。今日は、どうも有難う」
「今日は、最高に、いい一日じゃった」
そう言って、彼らは、去って行きました。
・・・・・・・・
日が暮れてきました。
しかし、私は、今日の疲れから、何をする気力も出ず、また、後ろ手に縛られているので、服をきることも出来ず、グッタリと、畳の上に、寝ていました。
しばしして。
夫がやって来ました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、夫は、蒸しタオル、で、私の、汗だくの体をふいてくれました。
そして、私の足に、パンティー、を、くぐらせて、引き上げ、パンティー、を履かせ、そして、ブラジャー、も、つけてくれました。
そして、後ろ手の縄、を、解いてくれました。
しかし、手が自由になっても、私は、何もする気がしませんでした。
夫は、私に、スカート、を、履かせ、ブラウス、を、着せてくれました。
これで、私は、元の姿に戻りました。
「京子。つらかっただろう。ゴメンな」
そう言って、夫は、私を抱きしめてくれました。
私は、「うわーん」、と、泣き出しました。
あんな、ひどい事をしておいて、その後に、夫は、優しく私を、抱きしめてくれるのです。
「あなた。どうして、あんな、ひどい事をするの?」
と、私が聞くと、夫は、
「それは、お前を愛しているからさ」
と言うのです。
夫の口調には、ウソは感じられません。
私は、夫の精神構造が、全く理解できませんでした。
しかし、夫が、私を、愛してくれている、ことは、夫の優しい口調、や、態度、から、ウソを言っているとは、全く思えません。
私は、わけがわからなくなりました。
「あなた。もう、私。恥ずかしくて、商店街に、買い物には行けないわ」
と、私が言うと、夫は、
「ごめんな。本当にごめんな」
と、謝ります。
謝るくらいなら、どうして、あんな事を、夫は、するのでしょう?
私には、まったく、わかりません。
私は、今後、二度と、あの商店街には行くまいと、心の中で誓いました。
そして、その夜は、寝ました。
夫と別の部屋で。
以前にも、言いましたが、結婚してから、私は、夫と一緒に寝ることを、夫が許してくれないのです。
その日の夜中のことです。
私は、なかなか、寝つけなかったので、夫の寝室に、そっと、行ってみました。
私は、そー、と、夫の寝室の戸を開けてみました。
私は、驚きました。
なぜなら、夫が、今日、私が、商店街の店主たちに、弄ばれた、ビデオを観ながら、オナニーしていたからです。
夫は、「ああ。京子。愛している」、と言いながら、おちんちん、を、しごいていました。
そして、ビデオを観ながら、だんだん、ハアハア、と、興奮していき、とうとう、
「ああー。出るー」
と、言って射精しました。
私は、夫に気づかれないよう、急いで、その場を離れました。
私は、自分の部屋に戻って、ベッドに潜り込みました。
そして、考えました。
一体、これは、どういう事でしょう?
私には、さっぱり、理解できません。
私を、愛してくれているのなら、なぜ、私を抱いてくれないのでしょうか?
翌日になりました。
「じゃあ、京子。行ってくる」
と、言って、主人は、家を出て、会社に向かいました。
「いってらっしゃい。あなた」
と、私は、月並みな、挨拶で、主人を見送りました。
私は、昨日の、恥ずかしい事から、とても、一番近くの、商店街には、行く気には、なれませんでした。
なので、私は、バスに乗って、少し、離れた所にある、スーパーで、買い物をしました。
・・・・・・・・
そんなことで、2週間ほどが、経ちました。
ある日の夕方のことです。
主人が、夕食を食べながら、言いました。
「京子。お前、この頃、バスで、遠くのスーパーに、行って、買い物、をしているんだな」
と、主人が、言いました。
「え、ええ」
私は、答えました。
「どうして、知っているのですか?」
私が、主人に聞きました。
「そりゃー。仕事の帰りがけに、商店街に、立ち寄ったら、この頃、奥さんが、買い物に、来ないのですが、何か、体の具合でも、悪いのですか?と、聞かれたからだ」
と夫は、言いました。
「商店街の店主たちは、お前のことを、気にしていたぞ。あそこの商店街は、産地直送だから、美味いんだ。これから、買い物、をする時は、あの商店街でしろ」
と、主人は、言いました。
「え、ええ」
私は、仕方なく、頷きました。
翌日。
「じゃあ、京子。行ってくる。今日は、ちゃんと、商店街で買い物するんだぞ」
と、念を押して、主人は、家を出て、会社に向かいました。
「は、はい。いってらっしゃい。あなた」
と、私は、月並みな、挨拶で、主人を見送りました。
私は、家の掃除をして、昼ご飯を食べました。
私は、商店街には、どうしても、行きたくありませんでした。
しかし、夫の命令には、さからえません。
私は、大きな、買い物籠を持って、家を出ました。
商店街が、見えてきました。
私は、足が、ガクガク、震え出しました。
商店街の店主たちが、集まって、何か話しているのが、見えました。
私は、やっぱり、どうしても、あの人たちに、会うのが、こわくて、足が竦んでしまいました。
すると、ボソボソ、と、何か、集まって、話していた、商店街の店主たちが、私に気づきました。
一人が、気づくと、皆が、私の方を見ました。
ニヤニヤ、笑っています。
「ここに住んでいる以上、あの商店街を避けて、生きていくことは出来ない」
ということ、は、事実なのです。
私は、おそるおそる、彼らの所に行きました。
「やあ。奥さん。お久しぶり」
と、一人が、ニヤニヤ笑いながら、挨拶してきました。
彼らは、わっ、と、私を取り囲みました。
「ふふふ。あいかわらず、綺麗ですなー」
「ブラウスの下に、ブラジャー、の肩紐が、透けて見えますよ」
などと、言います。
私は、薄い、ブラウス、は、着たくなかったのですが、今は、夏、真っ盛りです。
厚手の服など、着れません。
私は、薄いブラウス、と、短いスカート、という、薄着です。
夫が、私に、膝上の、タイトスカート、を、履くように、命じるので、私は、恥ずかしいのですが、仕方なく、履いているのです。
「ふふふ。奥さん。タイトスカート、が、お尻に、ピッチリ、貼りついて、パンティーラインが、見えますよ。とても、セクシーですよ」
「今日は、どんな、パンティー、を履いているんだろうな?」
などと、言います。
「あ、あの。私。買い物に来たんです」
と、私が言うと、店主たちは、
「まあ。いいじゃないですか。奥さん。もう、奥さん、とは、他人じゃないんですから」
「奥さんの、パンティー、の中まで、見て、奥さんの、まんこ、を舐めた仲じゃないですか」
などと、ニヤニヤ笑って言います。
「どうです。よかったら、家に上がって、お茶でも、飲んでいきませんか?」
と、店主たちは、言います。
「い、いえ。私は、買い物に来たのです。どうか、品物を売って下さい」
と、半泣きになって、訴えました。
「そうですか。それは、残念ですな。では、お売りしましょう。何を買いに来られたんですか?」
などと、言います。
客が、買い物に、来たのに、それを、(残念だな)、などと言う、店主が、この世にいるでしょうか?
ともかく、私は、店に入って、必要な、食材を、とって、
「これを、下さい」
と、言いました。すると、店主たちは、
「毎度、毎度。ありがとうございます」
と、丁寧に言いました。
私が、商品の代金を、払おうと、財布から、お札を出すと、店主たちは、
「いやあ。奥さん。お金なんて、いりませんよ」
と、言います。
私は、仕方なく、お金を払わずに、必要な、食材を、買って、家にもどってきました。
そして、夕食の支度をしました。
やがて、主人が、帰ってきました。
「ただいま」
「おかえりなさい。あなた」
主人は、風呂に入った後、私と、夕食の食卓につきました。
「あなた。今日、商店街に行きました。店主たちは、私に、なれなれしい態度で、私を、いやらしい目つきで、見て、いやらしい言葉をかけてきました。私は、恥ずかしくて、仕方がありませんでした」
と、私は、言いました。
「そうか。それは、気の毒だったな」
夫が、言いました。
「私、もう、あの商店街には、行きません」
私は、キッパリと、言いました。
「じゃあ、それでも、いいよ」
と、夫は言いました。
私は、それからは、もう、あの商店街に、買い物に行くことを、やめました。
バスに乗って、少し、遠い、スーパーで、買い物をするように、なりました。
・・・・・・・
2週間、ほど、経った、ある日の事です。
「今週の土曜日、たくさんの、お客が来て、宴会をするから、豪華な料理を作ってくれ」
と、主人が言いました。
「はい。わかりました」
と、私は、言いました。
・・・・・・・・
土曜日になりました。
私は、手に寄りをかけて、豪華な料理をつくりました。
昼頃になりました。
ドヤドヤ、と、人がやって来ました。
今日の宴会の人達、だろうと、思いました。
私は、「いらっしやいませ」、と言って、料理を持って、客間に、行きました。
私は、びっくりしました。
あやうく、持っていた料理を、落としてしまいそうになるところでした。
なぜなら、客人たちは、商店街の店主たち、だったからです。
私は、頭が混乱しました。
私は、客とは、夫の会社の、関係者だろうと、思っていたからです。
商店街の店主たちは、ニヤニヤ、笑って、
「やあ。奥さん。お久しぶり」
「あいかわらず、お綺麗ですな」
などと、いやらしい目つき、で、私を見ます。
私は、彼らには、もう会いたくない、と思っていたのですが、宴会の客人として、来た以上、仕方ありません。
誰であろうと、客は、もてなさなければなりません。
私は、彼らに、手に寄りをかけて、つくった料理を、配りました。
「いやー。奥さんの料理は、素晴らしいな」
と、彼らは、言います。
私は、当然、彼らに、酒も出しました。
彼らは、「旨い。旨い」、と言いながら、料理を食べました。
「奥さん。お酌をしてくれませんか?」
彼らが、言いました。
客人を、もてなすためには、断るわけには、いきません。
私は、商店街の主人たちの持っている、盃に、酌をして、彼らの持っている、盃に、酒を注いで回りました。
「いやあ。奥さん。どうも、ありがとう」
そう言って、彼らは、美味そうに、酒を飲みました。
「奥さん。もう一杯、お願いします」
商店街の主人たちが、言う度に、私は、彼らに、「どうぞ」、と言って、酌をして回りました。
私は、客人を、もてなす接待ですから、そっけない態度はとれません。
笑顔で、彼らに、「どうぞ」、と、もてなしました。
彼らは、料理を食べ終わって、酒を飲んで、心地よい顔つきで、私を見ています。
「いやあ。奥さんの、料理は天下一品だ」
「奥さんのような、奇麗な人に、もてなされながら、食べると、なおさら、美味い」
などと、言います。
「奥さん。もう一杯、注いで下さい」
一人が言いました。
私は、彼の盃に、酒を注ごうとしました。
すると、彼は、私の、手を、ガッシリと、つかみました。
「な、何をするんですか?」
私は、焦りました。
しかし、彼は、手を放しません。
「いいじゃないですか。奥さん。私たちは、奥さん、とは、他人の関係ではないんですから」
「奥さん。恋しい奥さん、が、店に来てくれないものだから、奥さんの柔肌が恋しくて、もう、我慢が出来ないんです」
「わしもじゃ」
そう言って、店主たちは、わっ、と、私に、襲いかかりました。
彼らは、私の手足を、ガッシリ、つかんで、私の服を脱がしに、かかりました。
「や、やめて下さい」
そう言っても、彼らは、聞く耳を持ちません。
「奥さんに、何をしてもいいと、御主人も許可してくれているんですよ」
一人が言いました。
「や、やめて下さい」
私は、必死に抵抗しました。
しかし、4人の男に、手足を、押さえつけられているので、か弱い女の力では、かなうわけがありません。
商店街の店主たちは、ハアハア、と、息を荒くしながら、手足を、つかまれている私に襲いかかりました。
私は、薄いブラウスに、スカート、を履いています。
男たちは、私のスカート、を、ペロリ、と、めくりました。
私の、履いていた、白いパンティー、が、顕わになりました。
「おお。京子さんの、パンティー、じゃ」
「何日ぶりに、見ることだろう」
「わしは、京子さんの、このセクシーな、パンティー、が、前回、見た時から、目に焼きついてしまって、毎日、オナニーしていたんじゃ」
「わしもじゃ」
「わしは、前回の一回だけで、もう、永遠に、見れんのではないかと、心配で、夜も眠れなかったんじゃ。それを、また、拝めるなんて。夢、かなったり、じゃ。もう、わしは、死んでもいいくらいじゃ。」
そう言って、彼らは、私の、白いパンティー、を、ゴクリと生唾を飲み込みながら、まじまじ、と、見つめました。
そして、パンティー、の上から、私の、恥肉を、触ったり、つまんだりして、
「おお。柔らかくて、最高の感触じゃ」
と、満足そうに言いました。
そして、私の、恥肉を、おさめている、パンティー、の、盛り上がり、の、部分に、鼻先をつけて、クンクンと、鼻をヒクつかせ、
「ああ。いい匂いじゃ」
と、陶酔したように、言います。
「よし。じゃあ、ブラウスも、脱がそう」
そう言って、店主たちは、私のブラウスのボタンを外していきました。
そして、私から、ブラウス、を、抜き取ってしまいました。
そして、スカートも、私から、外してしまいました。
私は、白い、ブラジャー、と、白い、パンティー、だけ、という姿にされてしまいました。
そして、彼らは、私の両腕を背中に、回し、手首を重ね合わせて、後ろ手に縛りました。
こうされると、もう、手の自由がなくなって、抵抗できなくなります。
「ああ。この前と同じ、素晴らしい、下着姿じゃ」
「たわわに実った、二つの大きな果実が、ピッチリと、袋におさまっているようじゃの」
男たちの視線が、私の、胸に集まっていると、思うと、私は、恥ずかしくなりました。
普段は、飢えた野良犬たちに、見せつけるようにしている、自慢の胸ですが、こうして、見世物に、されてしまうと、屈辱感しか、起こりません。
彼らは、しばし、私の、下着姿を、心ゆくまで、鑑賞していました。
「それじゃあ、そろそろ、奥さんの、乳房を見せてもらおう」
そう言って、一人が、私の、ブラジャー、の、フロントホック、を、外しました。
そして、ブラジャー、を、私の胸から、外して、抜きとってしまいました。
「ふふふ。丸い、ふっくらした、お椀のような、小高い山の上に、円筒形の、乳首が、恥ずかしそうに、立っているな」
「平均的な女より、かなり大きいじゃろ」
「乳首が大きな女は、淫乱なんじゃよ」
「コリコリさせれば、もっと、大きくなるじゃろ」
商店街の店主たちは、勝手なことを言いあっています。
「じゃあ、実際に、コリコリさせて、もっと、大きくしよう」
一人の男が、私の背後に回って、私の胸に触れました。
そして、私の胸を、念入りに、揉んで、時々、乳首をつかんで、コリコリさせました。
「あっ。いやっ。やめて」
私は、髪を振り乱して、抵抗しましたが、手を、背中で、後ろ手に縛られているので、抵抗しようがありません。
男の愛撫は、巧み、で、執拗でした。
私は、男に、乳首を、弄ばれて、意に反して、だんだん、興奮していきました。
ハアハア、と、私は、息が荒くなりました。
「おお。京子さんの、乳首が大きくなったぞ」
「感じているんじゃろ」
商店街の店主たち、は、勝ち誇ったように、言いました。
「じゃあ、パンティー、も、抜きとって、丸裸にしよう」
そう言って、男たちは、「い、いやっ。やめて」、と、叫ぶ私から、パンティー、を、抜きとってしまいました。
後ろ手に縛られているので、抵抗しようがありません。
これで、私は、覆う物、何一つない、丸裸にされてしまいました。
私は、夫に命じられて、風呂に入った時は、アソコ、の毛を剃っています。
なので、裸にされると、子供のように、アソコの割れ目が、丸見えになってしまいます。
私は、腿をピッチリ閉じ合わせて、この屈辱に、必死に耐えました。
それでも、悪魔どもは、私の、股を開こうとします。
私は、何とか、性器だけは、商店街の店主たちに、触られないようにと、腿をピッチリと、閉じていました。
彼らは、私の、両足首を、つかんで、股を開こうとしました。
私は、何としてでも、最後の牙城は、守ろうと、腿に力を入れて、腿をピッチリ、閉じていました。
必死の抵抗は、強く、彼らは、なかなか、私の股間を開くことが出来ませんでした。
「困ったな」
「おい。いい方法があるぞ」
一人が言いました。
「どんな方法だ?」
聞かれて、男は、私に聞こえないように、聞いた男に、耳打ちしました。
「なるほどな。それは、いい手だ」
男は、納得して、ニヤリと、笑いました。
私は、どんなことがあろうと、股間の開帳だけは、させまい、と、思っていました。
すると、男は、縄を持ってきて、私の、右足の足首をつかんで、私の、足首を縄で縛りました。
そして、その縄を、天井の梁に、ひっかけました。
二人の男が、その縄を、つかんで、「そーれ」、と、掛け声をかけて、縄を、グイグイと、引っ張りました。
このように、足首を縄で縛られて、しかも、男二人がかりで、引っ張られてしまっては、とても、その力には、かないません。
「ああー。何てことをするの。やめてー」
私は、叫びました。
しかし、彼らは、聞く耳をもちません。
私の、哀願など、せせら笑って、縄をグイグイ、と、引っ張って、いきました。
足が、引っ張られるのに、つれて、私は、コロンと、畳の上に、倒れました。
私の足首に縛られた縄は、どんどん、天井へ向かって、引っ張られていきました。
そして、ついに、足が、一直線に、ピンと伸びてしまいました。
彼らは、してやったり、と、いった様子で、縄尻を、部屋の中にある、取っ手、に、カッチリ、と結びつけました
私の、股間は、大きく開かれて、もう、隠しようがありません。
性器が、さらけ出され、尻の割れ目、も、パックリと、開かれて、尻の穴、も、丸見えになってしまいました。
「うわー。奥さんの、まんこ、だ。なつかしい」
「わしゃー、奥さんの、まんこ、を、見れるのは、前回の時、だけだと思っていたんじゃ。あまりにも、刺激的すぎて、わしは、毎日、奥さんの、まんこ、を、思い出して、オナニーしていたんじゃ。こうして、また、奥さんの、まんこ、を、見れるなんて、夢のようじゃ」
「奥さん、の、まんこ、は、美しいのー。どんなに、股間を広げても、大陰唇が、ピッタリ、と、閉じ合わさって、中身は、見えんからの。大陰唇が、広がってしまって、小陰唇、や、膣前庭、が、見えてしまう、まんこ、は、醜いが、奥さんの、まんこ、は、ほんに、閉まりがいいわ」
「尻の穴、も、窄まって、可愛いわ」
「いや。そう、局所だけを見てはいかん。(美)、は、全体として、鑑賞すべきものなんじゃよ。奥さんの、美しい顔、長い、きれいな黒髪、華奢な肩、や、腕、くびれた、ウェスト、そこから、急に、大きくなっている尻の肉、それに続く、しなやかな太腿、それらの、全体が、(美)、なんじゃよ」
「いや、局所の美、というものは、確かにある。乳房、や、尻、や、まんこ、じゃ。そこへ目が行くのは、仕方がない。しかし、局所の美、は、あくまで、肉体、全体との関係でこそ、美しいんじゃよ」
「この、この世離れした、美しさ、を、とくと見て、脳裏に焼きつけておこう」
などと、悪魔たちは、勝手なことを、言います。
商店街の店主たちは、丸裸で、後ろ手に縛られて、片足を吊られて、畳の上に、寝ている私の裸を、まざまざと、見つめます。
彼らの視線が、私の乳首に、集まっていると思うと、私の乳首は、勃起してしまいました。
彼らの、視線が、私の、尻の穴、に集まっていると思うと、私の、尻の穴、は、恥ずかしさのため、キュッ、と、窄みます。
彼らの視線が、私の、アソコ、に、集まっていると思うと、アソコ、が、熱くなってきます。
その度に、彼らは、
「おお。京子さんの、乳首が、勃起し出したぞ」
とか、
「おお。京子さんの、尻の穴、が、ヒクヒク、窄まっているぞ」
とか、
「おお。京子さんの、アソコ、から、愛液が、出始めたぞ」
とか、
「わしらに見られて興奮しとるんじゃろ」
などと、感動したように言います。
裸の体を見られることも、恥ずかしいことですが、心を見られることも、恥ずかしいものです。

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