小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

白痴テニスクラブ

2011-12-23 09:02:46 | 武道・スポーツ
なんやら知らないけど、通っているテニスクラブの、女コーチが、バカなことをし出した。練習の時、わざと、捕りにくい遠い所へばかり打つのである。それで、捕れ、捕れ、と叱るのである。もちろん私に対してだけである。私はこれを、「いじめ」と「バカ」のどちらかだと思っている。おそらく両方だろう。たぶん「いじめ」の方が%として多いだろう。「いじめ」に理屈なんてない。単に、「あいつ。気に食わない」がいじめの理由である。

もう一つは、「バカ」である。上手くなった人をより、上達させる方法がコーチにはわからないから、「厳しくしごけば上手くなるだろう」との認識しかないからである。速い球を打ってくるのはいい。しかし、左右へ遠くへ打って、揺さぶって、走らせるのは、たんに疲労させるだけで、技術の上達にはならないのである。コートから出た球でも、「捕れ」と叱る。私はここのテニスクラブのコーチ全員の指導能力を0点と採点している。むしろ、マイナス点の人の方が多い。

そもそもスポーツマンなんてバカばかりだから仕方がないが。まあ、売られてたケンカは買いますよ。これからは殺伐としたケンカテニスとなる。

スポーツコーチも、立派な権力者である。彼らは、殿様でないと気がすまないのである。そもそもテニスコーチなんて、学生時代からテニスを始め、気がついたら上手くなっていた、というパターンの人ばかりだから、運動の上達過程がわからないのである。だから、テニスは出来ても、テニスしか出来ないし、それをとったら何も残らない。運動の上達理論がわからないから、他のスポーツは出来ないし、やっても上手くはなれない。もちろん人を指導する能力などない。自分が上手く出来るだけである。そもそも自分らは、どういう練習をしてきたか。それくらいは覚えているだろう。気の合った友達と練習する時、わざと打ちにくい所へ打つラリーの練習など絶対していないはずである。ある程度、上達したら球出しのボールを打つなんてこともしていないはずである。球出しは、テニスを始めたばかりの初心者にだけ、有効な練習である。自分が無駄だと感じて、していないことを、生徒にはさせる。極めて矛盾している。

コーチは人を上手くさせようなどと傲慢なことを考えない方がいい。思考能力がないのだから。コーチの注意やアドバイスは、無意味であり、かえって逆効果である。

テニススクールでコーチと生徒の関係を見ていると、何と意志の疎通が全く行われていないことか。スポーツの指導は勉強の指導より難しい。机上の勉強なら、頭での理解だから、比較的簡単である。適当に教えても生徒は、その場で理解できる場合も多い。しかしスポーツでは、体が理解してくれなくてはならない。そして体の理解とは、勉強の場合と違い、教えてすぐ、出来るようにはならず、出来るようになるまでには長い期間が必要なのである。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Do not judge | トップ | 今日は天皇誕生日 »

武道・スポーツ」カテゴリの最新記事