【霊告月記】第四十八回 本格的な橋川文三の時代がやって来る!
深淵を凝視する人 橋川文三( 1922-1983)
「子安宣邦先生の勉強会で知り合った元橋川ゼミのKさんに紹介してもらい、橋川文三研究の第一人者、宮嶋繁明氏とお会いし、決定的な評伝『橋川文三 日本浪曼派の精神』(弦書房)の続きが掲載された同人誌「隣人」28号~32号を頂く。早速読む。手を入れて、単行本として近刊予定とのこと。」
(
「元橋川ゼミのKさん」~それは私です(笑)。
べつに匿名を希望しているというわけではないのでここに公開致します。 宮嶋繁明さんと私はじつは橋川文三ゼミの同期生でして、杉田俊介さんとは上に書かれている通り子安宣邦氏の市民講座に来られたので知り合いました。 橋川文三を究めんと精魂込めたお仕事をなさっているお二方とたまたま知り合いであるという利点を生かそうと思いまして、さる10月10日(木曜日)にお二人を拙宅にお招きしたのでした。
その際に宮嶋さんの橋川文三伝記の同人誌連載が完結したことを私も初めて知りました。この評伝の完成・刊行によって橋川文三研究は分水嶺を越えることでしょう。 そして更に杉田さんの文芸誌『すばる』における橋川文三論の連載があります。杉田さんの連載も完成の暁には書物になって公刊されるであろうことが期待されます。
やがて本格的な橋川文三の時代がやって来る。そう私は信じております。真打登場ですね。その時代を呼び寄せる決定的な鍵を握っている人こそ、我らが宮嶋繁明さんと杉田俊介さんのお二人に他なりません。
この両者を引き合わせた功徳によって私も何か余禄がありそうな気がしていますが、今のところ何もなし。これは煩悩ですな。いかん、いかん(笑)。
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「翻訳されたベンヤミンについて」という論考によって、私(ダンボールこと川端秀夫)は「宇波彰現代哲学研究所」デビューを果たしました。内容については研究所該当頁にてご確認下さい。
⇒ 翻訳されたベンヤミンについて
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