古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十七章 拝借仕米之事 其の四

2014年09月13日 06時56分10秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「拝借仕米之事」第二頁、上の最終行以下

解読 可仕候。為後日拝借状差上申候。以上。

      辰十一月    田并上村庄屋

                     栄蔵

                同村 肝煎

                     才助

          浦義太郎殿

読み 仕るべく候。後日の為拝借状差し上げ申し候。以上。(以下略)

解説 (返上納)「可仕候」・・・仕るべく候。御返済申し上げます。 「為後日」・・・下から返って「後日の為」、後日揉め事の無い様に。後日の証拠として。 「拝借状」・・・借用書。「拝」は表題に出ましたが、読むのは難しい。 「田并上村」・・・田並上村。 「浦義太郎殿」・・・江田組大庄屋宛てになっています。