古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十九章 拝仕御米之事 其の三

2014年09月22日 06時10分56秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「拝仕御米之事」第一頁、上の本文の三~四行目

 

解読 難渋仕御下ケ之義奉願上候得共、外々江

    差支御取扱難相済由ニ付、年賦拝借御願申上

読み 難渋仕り、お下げの義願い上げ奉り候得ども、外々へ

 差し支え、お取扱相済み難き由に付き、年賦拝借御願申し上げ

 

解説 「難渋仕」・・・難渋仕り。生活に困り。 「御下ケ之義」・・・お米を援助して下さる件。 「奉願上候得共」・・・願い上げ奉りそうらえども。御願い致しましたが。「得共」も難解。 「外々江」・・・外部へ。 「差支」・・・差し支え。支障が有ること。此の字も読むのは困難です。 「御取扱」・・・お取り扱い。「取」も難解文字。 「難相済由ニ付」・・・相済み難き由に付き。援助する事は、外部へ差し支えるので、取り扱う事は出来ない由に付き。 「年賦拝借」・・・年賦返済でお借りすると言う事で。この字もとても難しいです。 最後は「御願申上」です。