古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の八十六

2015年05月01日 11時40分40秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第二十頁、上の三~四行目

 

解読 御役所御出張奉願上候義、甚以奉

    恐入候得共、一村難渋御救被為成下候ハゝ

 

読み お役所ご出張願い上げ奉り候義、甚だ以て

    恐れ入り奉り候えども、一村難渋お救い成し下せられ候わば、

 

解説 「奉願上候義」・・・「奉」が読みにくい。「上」の下の点が「候」です。 「一村難渋」・・・一つの村が困っている事。「渋」も難解。 「御救」・・・これも読むのは困難です。 最期は慣用語で「被為成下候ハゝ」・・・成し下せられ候わば。難渋している一つの村を救済して下さいましたら。「為」は「せ」・「させ」と読んで、敬語になります。この行の意味は比較的易しいと思います。障害のため投稿が遅くなりました。