「八月十八日の夜山火事に付き」第一頁、三~四行目
解読 有之候ニ付、彼是申出候處、内済
ニ而此儀相済候様奉存寄候處
読み これ有り候ニ付き、彼是申し出で候処、内済
にて此の儀相済み候様存じ寄り奉り候処、
解説 最初は「有之候儀ニ付」・・・これ有り候儀に付き。悪口を言う者が有ったので。 「彼是」・・・『かれこれ』。あれやこれや。何やかやと。 「申出候處」・・・申し出でして来たが。 「内済」・・・内輪で解決済みになる事。 「此儀」・・・「此」の字は形で覚える。 「相済候様」・・・解決済みとなる様。 「奉存寄候處」・・・「寄」は「各」の方が近いと思いますが、文章の流れから「寄」・・・「存じ寄り」と読みました。存じ寄る。思いつく。 最期は「處」、ここでも何度も出てきます。