古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十一章 乍恐御断書付 (有田文書)其の一

2015年05月18日 05時43分21秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐御断書付」第一頁、上の一~二行目 引き続き文字が薄くご辛抱下さい。

 

解読   乍恐御断書付

     一、去月十八日夜霞ケ谷之内

        田并武平所持山出火之節

 

読み 恐れながらお断り書き付け

    一つ、去る月十八日夜、霞ケ谷の内

        田並武平所持山出火の節

 

解説 表題部も薄くて読みにくいですが、「乍恐御断書付」と書いています。「乍恐」も「書付」も読むのは難しい。 はじめに「一」と書いてひとつ書きの様に見えますが、「一」はここだけです。 「夜」も難しい。形で覚える。 「霞ケ谷」・・・中の「ケ」が有るのか無いのかよく分かりません。本文は、同じ山火事論争の、有田側の古文書で、田並に残っているものですが、田並側の文書は、本ブログでは、二0一三年十月七日から始まっています。 最期は「之内」。  二行目、「田并」・・・この文字もよく解りませんが、「田並」と読みます。 「武平」・・・『たけべえ』。 前の田並側文書では、「武平衛」と書いています。 「所持山」・・・これも写りは悪い。 「出火之節」・・・ここは比較的はっきり写っています。「出」と「節」の崩し方に注意。