古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第四十一章 乍恐御断書付 (有田文書)其の十三

2015年05月30日 05時14分03秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

 

「乍恐御断書付」第二頁、上の十一~十二行目

 

解読 急度可申候様、使を以申遣候へ共

    其已来、否之返事も無之故、其後

 

読み 急度申すべく候様、使いを以て申し遣わし候えども

    其れ已来、否の返事もこれ無き故、其の後

 

解説 最初は難しいですが、二回目です。「急度」・・・きっと。 「可申候様」・・・申すべく候様。・・・必ず言いなさいと。 「使を以」・・・使いの者を寄越して。「使」も「以」も難解です。 「申遣候へ共」・・・申し遣わし候えども。申して寄越したが。 「其已来」・・・其れ以来。「已来」と読みましたが、これは自信がありません。 「否之返事も無之故」・・・やっていないとの返事も無いので。 「否」も間違っているかも知れません。「故」も或いは「処」かも知れません。此の行は自信がありません。お気づきの点はご指摘下さい。