「乍恐御断書付」第二頁、上の九~十行目
解読 付ケ届可致道理も無之儀ニ付
何分火をかけ候者誰々との義
読み 付け届け致すべき道理もこれ無き儀に付き
何分火をかけ候者誰々との義に付き
解説 「付け届け」・・・訴え出る事。 「可致」・・・致すべき。訴え出る事をする様な。 「道理」・・・理屈。理由。「道」の崩し字に慣れること。最も難しい崩し字の一つです。 「無之儀ニ付」・・・これ無き儀に付き。・・・する様な理由も無いので。 「何分」・・・「分」も何度も出ますが、形で覚えましょう。 「火をかけ候者」・・・火をつけた者。 「誰々」・・・これも読むのは困難です。 次は「との義」・・・「と」も「義」も読みにくい。