古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第三十九章 乍恐奉願口上書付 其の八十八

2015年05月03日 06時08分54秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

 

「乍恐奉願口上書付」第二十頁、上の七~八行目

 

解読 仍之前件之趣意御届旁御仕入之

    御一条奉願上度、重々乍恐書附

 

読み これに依って前件の趣意お届け旁々お仕入れの

    御一条願い上げ奉りたく、重々恐れながら書附

 

解説 「仍之」・・・これも読めません。これによって。「依之」と同じ。 「前件之趣意」・・・前に述べた話しの趣旨。御願いの目的である考え方。 「御届旁」・・・ご報告を兼ねて。 「御仕入之御一条」・・・商品などを仕入れして戴く事案。 「奉願上度」・・・願い上げ奉りたく。 「重々」・・・重ね重ね。 「乍恐書附」・・・恐れ乍ら書附け。「乍」という字も難しいですが、何度も出ますので、形でおぼえましょう 。