かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

馬場あき子の外国詠 186(中国)

2019-03-14 19:53:42 | 短歌の鑑賞
  馬場あき子の旅の歌24(2009年12月実施)
    【向日葵の種子】『雪木』(1987年刊)124頁~
     参加者:K・I、N・I、Y・I、T・S、藤本満須子、T・H、渡部慧子、鹿取未放
     レポーター:T・S 司会とまとめ:鹿取 未放


186 西安の路上に淡く味はひし人民の食(じき)楡の香のせり

     (まとめ)
 路上の屋台で何か食べているのではなかろうか。その頭上には楡の若葉が茂っていたのだろうか?または、味わった素朴な食の味を感覚的に楡の香と受け取ったのかもしれない。(鹿取)


       (レポート)
 馬場先生は香にひどく惹かれるようだ。人民の食、楡の香。そうだここは西安の路上だと改めて実感する。(T・S)


     (当日意見)
★これは向日葵の種子の続きなのか?それとも屋台のようなところで何か簡単なものを食べたのだ
 ろうか?楡の香って、ちょっと分かりにくい。(藤本)




コメント
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