ブログ版 清見糺の短歌鑑賞 おいたるダビデ
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
192 あまあまのあわぜんざいのもちのどにつまらせていけぜいのないくに
「歌壇」(2002年6月号)
この歌は2099年作のようだ。おそらく確定申告の煩雑さに癇癪をおこしているのだろう。自分は退職して年金生活なのに、どうしてこんなに税金をとられなくてはならないのか、その税金は戦費に化けているじゃないか等々。税制に憤っている歌。そこでいっそなら甘い粟ぜんざいの餅を喉に詰まらせて税の無い死の国へ行ってしまった方がましだ、といっているのだ。
企んだものであるか、おのずとそうなったかは分からないが、三句めの「もちのどに」あたりの韻律の悪さ、読み下す時の不快感は作者のいらだちそのものの反映のようだ。
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
192 あまあまのあわぜんざいのもちのどにつまらせていけぜいのないくに
「歌壇」(2002年6月号)
この歌は2099年作のようだ。おそらく確定申告の煩雑さに癇癪をおこしているのだろう。自分は退職して年金生活なのに、どうしてこんなに税金をとられなくてはならないのか、その税金は戦費に化けているじゃないか等々。税制に憤っている歌。そこでいっそなら甘い粟ぜんざいの餅を喉に詰まらせて税の無い死の国へ行ってしまった方がましだ、といっているのだ。
企んだものであるか、おのずとそうなったかは分からないが、三句めの「もちのどに」あたりの韻律の悪さ、読み下す時の不快感は作者のいらだちそのものの反映のようだ。
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