ブログ版 清見糺の短歌鑑賞 おいたるダビデ
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
193 いっせいにツグミとびたつゆうぐれのポプラかすめてチョウゲンボウすぐ
「かりん」2002年6月号
木の名と鳥の名だけがカタカナで他はひらがな表記になっている。チョウゲンボウは漢字で長元坊。タカ目ハヤブサ科の鳥。ツグミは冬の電線や樹木にびっしりと並んでいたりする。それらのツグミがいっせいに飛び立ったのは、ものすごい勢いでチョウゲンボウがかすめて過ぎたからだ。見たものだけを描いて、どういう気分で眺めていたかは書かれていないが、敢えて言えば強者の横暴であろうか。しかし、この歌では、チョウゲンボウへの憧れの気分の方が強いようにも思われる。
鎌倉なぎさの会 鹿取 未放
193 いっせいにツグミとびたつゆうぐれのポプラかすめてチョウゲンボウすぐ
「かりん」2002年6月号
木の名と鳥の名だけがカタカナで他はひらがな表記になっている。チョウゲンボウは漢字で長元坊。タカ目ハヤブサ科の鳥。ツグミは冬の電線や樹木にびっしりと並んでいたりする。それらのツグミがいっせいに飛び立ったのは、ものすごい勢いでチョウゲンボウがかすめて過ぎたからだ。見たものだけを描いて、どういう気分で眺めていたかは書かれていないが、敢えて言えば強者の横暴であろうか。しかし、この歌では、チョウゲンボウへの憧れの気分の方が強いようにも思われる。
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