ボーン・アイデンティティーから始まるシリーズ。
途中にマット・デイモンが主役でない「ボーン・レガシー」なんてのもありましたが、いよいよ形容詞のない名前だけの本作。
期待したけど、さすがにアクションシーンはものすごい。
よくここまで撮れたものだ。
ようやくすべての自己を取り戻す最終章か...
にしては、なんか単なる復讐に終わっていないか...
天才的な殺人者、無機的に危険に対応して危機を切り抜ける能力、と思っていたのに、最後に協力者が現れてやっと復讐をやり遂げる...とは。
第一作はさすがに謎めいた主人公の苦悩と力を表現して周作でしたが、シリーズを重ねるとアクションだけが目立ったものになってしまって、見終わった後の心に響くものが少し薄れてしまったのか...と感じてしまった。
ところで、ついでですが、星野源と新垣結衣が出ているドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」を録画してあって、やっと今日第一話を見ました。
じつは、新垣結衣はポッキーのCMの時から気になっていて、「掟上今日子の備忘録」も録画してこの不思議な魅力に取りつかれていたのだけど、この逃げる...も奇妙な感覚を(かわいいのは確かなのだけど、わざとらしさもそれなりの魅力的な)味わってみていたら、エンディングでダンスを見せている。
CMのときのダンスも決してうまいのではなく、ちょっとしたぎこちなさが妙にひかれる(高校の同級生にいるようなマドンナを感じさせるような)動きで、これは...Perfumeと同じような振り付けでは...と、思ってエンドロールを見ていると...出てきました。 振り付けはMIKIKO。 やっぱり...。
ここでまたPerfume話になるけど、このMIKIKOの振り付けってやっぱりちょっと普通じゃないんだよね。
独特。ありがちでない。
Perfume周りの人たちが、いま、いろいろなところで活躍を見せているけど、それぞれが独自の世界を持っていて、それらの集大成のひとつがPerfumeなんだと、また思わせる。