『大工の道具の扱い方で、職人の力量がわかる!』
腕の良い大工の「作業場」は常に「整理整頓」されていて綺麗です。
逆に、「手抜きをする大工」の現場は、雑然としていて、足の踏み場も
ありません。
私たちの様な「プロ」は、こんな所でも、「大工」の仕事ぶりを判断し
て居るんです。
更に、腕の良い職人は、「大工」に限らず、「仕事の道具」を大切にし
ます。
…私は以前、ある現場で、全てのノミや金槌の握りの部分を、赤いペイ
ントで着色しているのを見かけました。
こうすると、薄暗い現場でも目立つので、足で踏みつける事が無いから
だそうです。
「現場」では「釘」や「工具」を踏みつけたり、蹴っ飛ばしたりして、
自分や仲間の大工を怪我させる事もあります。
それ故に、「現場」の整理整頓には、深い意味がある訳です!
例外無く! 「現場」を汚くして作業する大工は、「問題大工」です!
私が「建築中」に調査して、何らかの「問題」をみつけた「現場」は、
皆「乱雑」でした。
なかなか、一般の方が、「大工」の善し悪しを判断できませんが、今
回お教えした様な事も、判断材料にされると良いでしょう。