観てきました(2/2木)
映画プロデューサーのハーベイ・ワインスタインによる性的暴行を告発した2人の女性記者による回顧録を基に映画化した社会派ドラマです。
ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイーとジョディ・カンターは、大物映画プロデューサーのワインスタインが数十年にわたって続けてきた性的暴行について取材を始めるが、ワインスタインがこれまで何度も記事をもみ消してきたことを知る。被害女性の多くは示談に応じており、証言すれば訴えられるという恐怖や当時のトラウマによって声を上げられずにいた。問題の本質が業界の隠蔽体質にあると気づいた記者たちは、取材対象から拒否され、ワインスタイン側からの妨害を受けながらも、真実を追い求めて奔走する。やがてオンレコで証言してもいいという人たちが出てきて、彼女たちの言葉を聞いていると、涙がこみ上げてきました。弱いものが強いものにねじ伏せられ、強いものは悪者でものさばり続けるという構図。記事がきっかけで、性暴力や強姦などの罪で起訴され、禁錮23年の刑を受けることになります。そして、性暴力・セクハラを受けていた女性たちが声を上げるMetoo運動と呼ばれる世界的な社会現象になっていきました。