10/3(木)琵琶湖疎水船に乗りますヾ(=^▽^=)ノ
明治14(1881)年、第3代京都府知事の北垣国道は、琵琶湖から引いた疏水の水力で新しい工場を興し、舟で物資の行き来を盛んにしようと計画しました。当時の京都府の年間予算の2倍という、莫大な工事費を要する前代未聞の大事業には、当時最新の技術や知識を学んでいた田邉朔郎(当時21歳)が抜擢されました。現在の東京大学工学部を卒業したばかりです。当時、大規模な土木工事は外国人技師に設計を委ねるのが普通でしたが、琵琶湖疏水の建設は、設計から施工まですべての工程を日本人の手で担った、最初の事例となりました。このようなことを、現役中に業界紙を読んで知り、退職したら絶対に見てみたいと思っていました。この度、念願かない、また、琵琶湖疎水船が復活しており、何としても乗ってみたい!! 琵琶湖疎水船は春と秋に運航しています。秋は10/3が初日です。前日から雨と分かっていましたが、船が運航する限りは絶対乗ろう!と決めていました。なんと!土砂降りです(>_<) 仕方がありません。でも、楽しみです(*^^*)
私たちは、山科乗下船場~蹴上乗下船場まで乗ります
9:50 山科乗船場集合 2名の係員さんが説明してくれます。
滋賀の三井寺を出発した船が到着です。すでに4名が乗っています。山科乗船場からは6名乗船で、船長とガイドさんを入れて定員は12名です。
早速目の前の諸羽トンネルを抜けます。
どしゃ降りなど、もろともせずガイドのトムさんのトークとジョークが冴えます。
本国寺正嫡橋
この斜めの橋の先には日蓮上人ゆかりの本国寺があります。
第2トンネル
左側に四角い石かコンクリートが並んでいます。説明を受けたのですが、忘れてしまいました^^;
第3トンネルの手前の橋は、日本初の鉄筋コンクリート橋です。
蹴上乗下船上が見えてきました。
到着です
雨が降っていなければ、カメラのレンズを気にせず写真を撮れたし、思いっきり周りの景色を見渡せたのですが、残念です
旧御所水道ポンプ室
かつて京都御所を火災から守るための施設として使われていました。
蹴上インクライン
蹴上インクラインは、疏水上流の蹴上船溜と下流の南禅寺船溜の間にある約36mの高低差を、疏水を行き交う舟が乗り越えるために設置された傾斜鉄道です。全長582m、当時は傾斜鉄道としては世界最長でした。
奥の方に下船した場所の旧御所水道ポンプ室が見えます
十石舟が載っていますが、この台車で移動させます。
この線路内を歩いて南禅寺の方に向かいます。春、線路沿いに咲く桜が満開になるときは、素晴らしい光景のようです。
岡崎疎水
琵琶湖疏水記念館前から平安神宮の大鳥居前の前を通り、夷川発電所にいたるまで琵琶湖疏水の分流で、およそ1.5kmです。
ペルトン水車
ペルトン水車は、ノズルから噴出する水をバケットに衝突させて回転させる衝動水車で、高落差に適しています。流量(出力)の変化に対して効率の変動が少ないため、中落差であっても小出力、マイクロ水力発電で流量による出力の変動を抑えたい場合にも使用されます。
琵琶湖疎水記念館にあります。時間の都合で、記念館には入館できずとても残念でした。
湯豆腐は南禅寺が発祥と言われています。南禅寺参道には湯豆腐を提供するお店が並んでいます。
11:30 南禅寺 料庭八千代
湯葉料理付き 竹
お吸い物の上のベージュの器が生湯葉です。湯豆腐、八寸、精進揚げ、胡麻豆腐、などすべて美味しかった(*´︶`*)❤
この美しい庭を愛でながら美味しい食事を頂く、雨から逃れてほっとした時間でした。
東山を借景に琵琶湖疎水を組み入れた庭園を眺めながらの湯豆腐は格別です。
まだ、雨は降っています。
南禅寺 正応4年(1291)開創
山門(重文) 京都三大門の一つ
高さ22メートル、登ると今でも京都の市中がよく見渡せます。寛永5年(1628)伊勢・伊賀の大名であった藤堂高虎(とうどうたかとら)が寄進したもの。この三門が有名なのは、天下の大盗賊の石川五右衛門が棲んでいたという言い伝えがあるから。歌舞伎の演目にもなっていて、「絶景かな、絶景かな」と大見得を切る場面が有名です。
上層に登るのは有料です。
勅使門(重文)、中門方向
雨に霞んでいますが、晴れていると京都市内がはっきり見えると思います。
正面に見えるのは法堂です
ここに御本尊の御宝冠釈迦座像が金色に輝いていて、周りにたくさんの仏像があります。
法堂 明治42年再建
南禅院
雨が凄かった~(>_<)
方丈(国宝)庭園
方丈庭園(名勝指定庭園) 小堀遠州の作と言われているそう
俗に「虎の子渡し」の庭と呼ばれています。
小方丈庭園
別名「如心庭」と呼ばれ有名な心の字を表したとされる枯山水のお庭です。
蓬莱神仙庭
回廊を歩いて、様々な庭を見て回ります
こちらの「滝の間」でお抹茶をいただくことが出来ます。
南禅寺水路閣
第一疎水を蹴上から北へ分岐させた疎水分岐の一部で、全長93.2m、高さ9mで、今でも水が流れています。
水路閣の上に上がると、このように水が流れています。
15:00南禅寺を後にして平安神宮へ向かいます。
途中、金色に輝く力強い像がありました。
仁王門通りにある巨大な輝き像(きょだいなかがやきぞう)です。後ろに琵琶湖疎水記念館が見えます。
水門を開ける男と開かれた水門からキラキラとあふれ出る命の水。幾千万の力の結集が巨大なエネルギーとなって疏水トンネルを完成させた。その感謝の気持ちを形とした。(制作者・宮瀬富之)
京セラ美術館の前を通ります。
15分くらい歩くと、平安神宮の大きな鳥居が見えてきました
平安神宮
應天門(重文)
「弘法も筆のあやまり」ということわざができたと言われています。
とても広いので正面の建物全部が一度に撮れません。
右の建物は大極殿(重文)、
左の建物は白虎楼(重文)です
蒼龍楼(重文)
庭は神苑といい、南、西、中、東の神苑があり、それぞれに見どころがあります。
臥龍橋~トビイシ、ここは中神苑です。
泰平閣(橋殿)
尚美館(貴賓館)
泰平閣を渡ります。
チンチン電車(重文) 日本で初めての電車
琵琶湖疎水の水で水力発電を起こしその電気で日本で初めて電車を走らせた。
16時半頃平安神宮を出て、地下鉄に向かいました。
参道に平安殿という菓子店があったので寄りました。
昔使われていた、お菓子の木型が飾られていました。
地下鉄で帰るつもりでしたが、丁度バスが来て空いていたので乗りましたが、京都駅に着く前に満員で、途中から乗る人は大変で、運転手さんはマイクで、中の方に入るように何度も呼び掛けていました。私たちは、なるべくバスを使わない移動を心がけていましたが、オーバーツーリズム問題の一端を見ることができました。
京都駅のパスタモーレでパスタを食べて帰りました。
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