ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

レミングスの群れ

2021-03-09 23:28:41 | 新型コロナウイルス感染症


 その昔、「レミングス」という単純だけれども中毒性のあるゲームにはまりました。
 仲間が増えすぎると崖から飛び降りて集団自殺をするというネズミ(レミング)をモデルにしたのだそうです。

 ゲームを始めるとまず画面の上からポトリポトリとレミングスが落ちてきて先頭のネズミから進み始めます。
 後に続くものはその先にどんな危険があろうかなどと考えもせずに、ただただ先頭のネズミにゾロゾロとついていくのです。
 結局、次々と崖から落ちたり、溶岩に飲み込まれたりして全滅したらゲームオーバーと言う、今考えればすごく残酷な内容ですね。

 なのでプレーヤーはいろいろなボタンを押すことで「Uターンしろ」とか「穴を掘れ」とかネズミに指示をして、危険を回避することで皆を助けるというゲームです。

 最近の状況を考えると、政治やマスコミが果たして「先頭のネズミ」なのか、はたまた「危険回避を指示してくれるプレーヤー」なのか今一分からない感じです。

 となれば、後に続く我々ひとりひとりが良く考えて行動することが大事ですね。
 与えられる情報だけを鵜呑みにして、言われるがままゾロゾロと付いていった先に何が待っているのかちょっと心配になったオジサンなのであります。

 ちなみにレミングスが集団自殺をするというのは誤解であり、1958年にデイズニーが制作したドキュメンタリー映画「白い荒野」で広く知られるようになったのですが、海に飛び込むシーンは実際は映画スタッフたちがたくさんのレミングを崖から落として撮影したことが後に発覚して大きな問題となりました。
 本当に何を信じて良いのやら・・

PS:「レミングス」はウインドウズパソコンにある「マイクロソフトストア」から無料でダウンロード(lemmingsで検索)できるようです。興味のある方は遊んでみても面白いと思います。




ガラス越しの面会、いつまで・・

2021-02-13 23:37:40 | 新型コロナウイルス感染症


 父の95回目の誕生日だったので2時間のドライブをして両親に会いにいきました。

 二人は今、夫婦で施設に入所しています。
 老後を見ようとしていた長男はあっけなく先立ってしまい、その数年後に次男も悪性リンパ腫と診断され治療を続けています。
 そんな中で足が弱って急に立てなくなった母が施設への入居を希望したことから、夫婦で入ることにしたのです。

 次男もなんとか寛解になり、今は二人の世話や家、お金の管理をしてくれているのに、私自身があまり面会に行っていないので申し訳なく思っています。

 今日はお菓子や飲み物、二人の若い頃の写真を拡大印刷したものなどを持って向かいました。
 施設に着くとまず入口でスタッフに荷物を渡して、外から庭に周りガラスサッシの前で二人が来るのを待ちます。

 車いすに乗せられた母を父が押しながら近づいてくるのが見えました。
 母は私たちの顔を見るなり、すでに顔をくしゃくしゃにして涙顔です。
 父の方は若い頃からずっと剣道をしていたので90を過ぎた今でも足腰は強いのですが、逆にあちこち一人で行こうとするのでよく転び、今日もおでこに先日転んだ時の青あざがうっすらと残っていました。

 ガラス越しの会話はなかなか難しいのですが、中と外で会話できる小型のインターホンを貸してくれていたので、何とか話をすることができました。
 両親にとっては私はいつまでも子供で、自分たちの事より私の病気の事や孫の心配ばかり口にしていました。

 2時間かけて会いにいっても、間近に座って会話もできないし、シワシワになった手をさすってやることも、肩を揉んでやることもできません。
 4月の緊急事態からずっとです。

 今でもどこかの病院や施設でクラスターが発生すれば、必要以上に報道合戦が繰り広げられ、そこのスタッフがどれだけ頑張っていたかどうかは関係なく、これでもかと叩きまくり、国民に「発生(感染)=悪」という印象を植え付けています。

 この異常な状況の中で、施設等で働くスタッフは毎日神経をすり減らしながら出来得る限り最大の防御策を取ってくださっています。

 コロナが始まってもう1年が過ぎますが、大切な命とは別に過剰すぎる反応により失った物も多い気がしてなりません。

惑わされず自分の毎日を大事に楽しむ

2021-02-05 23:39:37 | 新型コロナウイルス感染症

 このところ、コロナの感染者数はぐっと減ってきてなんだかホッとします。
 大丈夫、もう春はそこまで来ています。
 いろんなことに惑わされず、自分は自分としての正しい行いをして、春の陽気に身をゆだねましょう。
 深呼吸して心を整えましょう。

 以下、マスコミ報道に対して・・

 「感染者数が過去最多」というフレーズを使えなくなったワイドショーは今度は変異ウイルスが・・、ワクチンの副作用が・・と別な話題に切り替えてきました。

 変異ウイルスというのはRNAウイルスに特有のもので、子供のウイルスを作る際に親の遺伝子をコピーしますが、そのとき稀にコピーミスが起こり親とは少し性質が異なるウイルスが出来てしまうことです。
 インフルエンザでも良くあることなのですが、あたかも全く新しい危険なウイルスが出現したかのように伝えているところがウンザリします。
 今までと変わらず、個人個人がしっかりと予防対策をしていけば良いことです。

 ワクチンについては、先日アメリカ在住の日本人看護師が自らの強い副反応の一部始終を動画で撮り、それをそのまま特報としてテレビで流していました。
 ワクチンには残念ながら100%安全なものはなく効果があれば副反応もあります。
 だからこそ予防接種法に基づき、医師がしっかりと効果とリスクを説明をし、その上で接種に同意し、万が一重大な被害が出た際には国が補償することになっているわけです。
 今回、接種はまだ先の話で、医師の説明も受けていない国民に対して「こんなに酷い副反応でした」という動画を見せる目的、メリットが判りません。
 動画を見たほとんどの人はやっぱり怖いと思わされ、受けようと思っていた人の中には打たないように誘導される人も出てくると思います。
 接種した殆どの人が全く副反応がないままなのに、こういう動画ですべてが危険かのように煽るのは本当にウンザリです。

 過去に子宮頚がんの発症を予防するためのHPVワクチンが全て危険であるかのような報道が繰り返されたことで接種者が激減しました。
 その結果、普通に接種している先進国の子宮頸がんは軒並み減少しているのに対し、日本だけが今も増加していることへの反省は全く無いようです。

 ワイドショーを見るたびに暗くなってしまいますが、コロナの事も知らず、ワイドショーも全く見ていないモコ助は、毎日、散歩に出ただけで全力で走り回って生きている幸せを感じているようです。




 

コロナ鬼はどこまで恐れるべきなのか?

2021-02-02 23:56:22 | 新型コロナウイルス感染症


 今日は節分でした。
 今、世界中を騒がせている鬼と言えば、間違いなく「新型コロナウイルス」でしょう。
 もう1年以上も人々の心に暗い影を落とし、保健所、医療機関は疲弊し、そして観光業、飲食業、それに携わる職業の人たちに大きなダメージを与え続けています。

 何度も書いていますが、全く正体が判らなかった3月、4月の頃は封じ込め対策として今のようなひとりひとりの感染者を探しだすことに全力をあげることが必要だったでしょう。
 しかし国中で感染経路不明、あるいは患者調査で浮かび上がった無症状の感染者が多くを占めるようになった今の段階(封じ込め期→感染拡大期)では、保健所の調査や検査、隔離により封じ込められる段階ではなく、インフルエンザのように全ての医療機関で患者を受け入れて重症者、死亡者をできるだけ減らすことに全集中するべきだし、過去の新型インフルエンザ対策もそうだったはずです。

 これが1類感染症のエボラウイルスやマールブルグ病のように致死率が80~90%もあるような感染症であれば例え経済が死んでも徹底的に強制隔離やロックダウンを行うべきでしょうが、今回のコロナはインフルエンザ並みの病原性で、感染者数に至ってはインフルエンザよりもはるかに少ない状況です。

 今、「医療崩壊」だと問題になっているのは、国や県からお願いされて患者を受け入れている極わずかの感染症指定医療機関等が大変な事になっているのであって、法的に受け入れる必要が無いその他の一般医療機関まで逼迫しているわけではないのです。

 報道等によって必要以上に恐怖心を持たされたことで、混乱だけが拡がっているようですが、早く「指定」を外して、本当に医療が必要な高齢者や重症化リスクの高い人たちが安心して入院治療をできるようになれば良いなと思っています。

マスクについていろいろと考える

2021-01-21 23:56:25 | 新型コロナウイルス感染症
 テレビで「不織布マスク警察」が話題になってました。
 いろんなマスクが出回っていますが、今の時点で最も実用性、効果があるのは不織布マスクでしょう。

 不織布というのは(繊維を織るのではなく)熱と圧力をかけて幾重もの繊維を一気にプレスして作るもので、繊維の隙間も非常に小さく、ある程度の大きさの病原体までならブロックできるものです。
 流行っているファッションマスクは効果うんぬんよりも付けた人の鼻や顎にかなりの隙間ができているのを良く見るので、マスク本来の効果は劣ると思われます。

 番組では高価な医療用マスク(N95)を付けて街を歩いている人にもインタビューしていました。
 こちらは不織布よりもさらに隙間が小さくインフルエンザやコロナウイルスもある程度ブロックできます。
 しかし正しく装着していればが30分程で呼吸が苦しくなるはずなので一般には向きません。

 マスクもいろいろなので、状況に応じたマスクを選択し、正しく付けるようにしたいものです。

 今日、買い物をしていたら、中年と思われるご婦人がヘルメットをかぶったまま店に入ってきて、え?と思ったのですが、良く見るとコートを重ね着して大きな帽子を目深に被り、口には不織布マスクを着けた上に手づくりと思われる布マスクを着けて、さらに医師が使うような大きなフェイスシールドを装着しているのでした。

 レジでは声が聞き取りにくいようで店員が何度も聞き返していました。
 人それぞれ考え方や状況が違うので一概に否定はできませんが、コロナは国民の生活への影響だけでなく、人々の心にも大きなダメージを与え続けているようです。