ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

間質性肺炎日記 ~再び検査入院す!~

2019-04-17 23:31:35 | 間質性肺炎

2019/4/17のこと

 手術(肺生検)のために再び入院となりました。
 人事異動で着任したばかりの新しい室長に検査入院で休むことを告げなければなりませんでしたが、室長はそもそも再任用である私の後輩だったこともあり快く承諾してくれました。
 
 病院に着いて、先月と同じ手続きを行い、同じ病棟に向かう。
 看護師さんたちも知った顔ばかりで、笑顔で挨拶してくれたので何かと心強かったです。
 今回は術後のケアを考えて、ナースステーションに近い個室に入れてくれました。

 早々に私のOPを執刀する外科医3名が挨拶に来ました。
 説明をする部長の後に2人の若いドクターが無表情でじっと立っています。
 如何にも「現代っ子」という感じで大丈夫かなと少し不安になりましたが、明日はしっかり頼みますよと心の中でお願いしたのであります。
 
 具体的な説明は午後からするとのことだったので、職場からやってきた妻と一緒に指定されたカンファレンスルームに入りました。
 少し遅れて先ほどの若いドクターの一人が看護師を伴って入ってくる。

 彼が言うには・・
 ・術前検査に問題はなかったので、明日のOPは計画通り行える。
 ・風船の空気を抜くように肺を縮ませてから3か所の組織を採る。
 ・昔は胸をメスで切り開き、肺を露出させた上で組織を採るという大手術だったが、今では胸の3か所に穴を開けて胸腔鏡で行うので何も問題さえ起こらなければ5日くらいで退院できる。
 ・間質性肺炎の患者の場合、術中に急性増悪を起こし死亡する確率が5%ほどあると言われている。

・・などと説明されました。

 最後の一言が引っ掛かり、「え、5%も死亡する場合があるんですか・・」とびっくり顔で聞いたのですが、その童顔のドクターは銀縁メガネを人差し指で擦りあげてメモを見ながら「はい、5%ですね。」と真顔で小さく呟いただけでした。

 いや、その言い方よ・・
 症状が重い人で最悪の場合のことなので心配しなくて大丈夫ですよとか返事してくれるのかと思ったら、「5%です!」なんて事務的にサラッと言われてもねぇ・・
 まあ外科医っていちいち感情に流されたりしていては切った張ったの世界でやっていけないのだろうか、はたまたこの新米先生がこれまであまり会話でのコミュニケーションをとって来なかっただけなのだろうか・・
 まあ、お願いするしかない身としては、差し出された同意書に素直にサインして部屋に戻るしかなかったのであります。

 その後、普通に食事を採り、普通にお風呂に入り、普通に・・剃毛をされました。
 剃毛は胸の手術なのになぜか大事なところ(もはやそんなに大事な年でもないですが (-"-))も剃るということになり、「わ、若い看護師さんだったらどうしよう・・」とベッド上で毛布を首まで被りドキドキしながら待っていたら、コンコンとノックがありなんと凄く若い看護師さんが洗面器とカミソリをもって入ってきたのである。
・・・男性だったけど・・・

 こうして、人生初の手術前夜は更けていったのでありました。
 続く・・