ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

長男のお嫁さんとの不思議な関係

2021-04-14 23:09:01 | 日記


 双子の長男、次男ともありがたいことに素敵な女性と知り合うことができてそれぞれ2人の子供が産まれて幸せに暮らしています。
 今日はその長男のお嫁さんと私に起こった珍しいエピソードについてのお話です。

 息子と彼女は同じ高校で交際が始まり、離れ離れの大学になってもずっと続いていました。
 たまに息子に「どんな娘なんだ?」と聞いても「関係ないじゃん」と面倒くさそうに言うだけなのでそれ以上は深く聞かず当然、会ったこともありませんでした。

 さて、大学卒業が間近という頃、息子から突然「彼女が父さんの職場に採用されたみたい」とラインが来ました。
 なんと、息子が交際している女性と初めて会うのが自分の職場で、しかも隣の係らしく今後は毎日、互いに顔を合わせることになろうとは。

 4月になりいよいよ彼女が上司に付き添われて挨拶に来ましたが、初対面でお互いぎこちなく「よろしくお願いします」とお辞儀をするのが精いっぱいでした。
 
 ただ、息子と交際はしていますが今のところ私とは全く関係ない訳で「この女性は私の息子と交際しているんです。」なんて周りに言えるはずも無く、またその必要もない。
 私もやりにくかったのですが、それ以上に彼女も嫌だったと思います。

 それからというもの互いに周りに悟られてはならじと極力会話もせず、廊下ですれ違う時に「どう?」、「はい、なんとか・・」みたいな挨拶を交わすくらいでした。

 日を追うごとに真面目でやさしいこの女性が息子のお嫁さんになってくれればいいんだけどなあという思いが募っていきましたが、そのためにはまずオヤジである私が嫌われてしまっては元も子もありません。
 何せ、交際している当の息子より断然私の方が長い時間を共有している訳ですから。

 ただ残業が続いて、離れたところからも彼女の疲れている様子が伺われると何か心配になり、そろりそろりと係を超えて近づきチョコやビスコなどのお菓子をそっと彼女に差し入れするのですが、それを見ていた周りからは「あぁ、隣の係からわざわざ若い子に会いに来てる~変態オヤジだぁ」とか、彼女には「嫌なら嫌って言いなさいよ」などとはやし立てられたりの日々でございました。

 そういう生活は私が転勤になるまでの3年間続き、努力の甲斐あって嫌われることも無く(と思っている)、しばらくして無事にうちのお嫁さんになってくれたのであります。

 結婚が決まった時に当時のメンバーがびっくりしたことは言うまでもありませんが、結婚式ではみんな盛大にお祝いをしてくれて盛り上がったのでございます。
 なぜか花婿の父がスピーチで泣き出してしまうと言うオチまでついて・・。