今朝もテレビで言ってましたが、「あだ名」はダメという小学校が増えているんだそうな。
いじめに繋がるということなのだそうですが、う~む・・・?。
「あだ名」って、今に始まったことじゃないし、源氏物語の頃、いや、それよりもずっと前から普通にあったはずで、一種の文化だと思うんですよね。
あだ名は「愛称」ともいうように、お互いを親しみを込めて呼ぶのが本当の「あだ名」ということになるのかな。
ま、そういう事になると本人が好まないのに、例えば複数で相手を侮辱するための呼称はあだ名ではない訳で・・・
禁止するのはそういう「やつ」で、全部一律に禁止というのは違うと思うんですよね。
なぜそういう呼び方が良くないのかを先生がじっくりと諭してあげて、子供たちも話し合いの中で、相手が嫌だというようなあだ名はやめようというふうになるのがベターかなと思うんですがね。
話はちょっと違いますが、オジサンが小学校の頃、我が鹿児島県の学校では突然、「鹿児島弁禁止令」みたいなものが発令されました。
みんなポカーンとしていましたが、なんでも集団就職で東京に行った学生たちが鹿児島訛りの言葉しか喋れず苦労しているので、小さい時からテレビで聞く「東京弁」だけを喋って慣らしていくという鹿児島独自のものだったらしいです。
その日から教室でも校庭でも変なイントネーションの俗にいう「カライモ標準語」が飛び交うことになりました。
しかも、帰りの会では「〇子さんは今日3回鹿児島弁を喋りました。」「〇〇君は5回でした。」「ちごが!・・いや、ちがいます、4回です。」なんてお互いに何回喋ったかを告発までさせられてましたね。
今、考えるともの凄く怖いことです。
鹿児島の文化である鹿児島弁を自らの手で消し去ろうとしていた訳ですからね。
でも当然のことですが、この愚策はいつのまにか消えて無くなりました。
まるで最初からなかったかのように・・
今日は朝から「小学校であだ名禁止」というニュースを聞いて、このときのことを思い出してしまったオジサンなのでした。