生まれたばかりのBabyとママが無事に帰って来るのを待っている孫ちゃんたちですが、頑張っているパパもそろそろ疲れただろうと思い、土日に泊まりにおいでと言いました。
弟のハルちゃんはママとこんなに離れたことが無かったのでさぞかし寂しがっているだろうなと思っていたのですが、玄関を開けるなり大きなおもちゃ箱を両手で抱え、「ジィジ〜、遊ぼ〜」と満面の笑顔で立っている姿を見て、ジイジの方も一気に戦闘モ―ドに切り替えなければならなかったのであります。
早速、テーブルの上に小さな恐竜のフィギュアたちを並べると「それがジィジのでこっちが僕のだからね!」とルールの説明も無いままいきなり戦いの火ぶたが切られます。
何回かのターンの後にハルちゃんが「やったあ〜」と叫んだので、「あ、終わったんだな」と分かりました。
しかしこの戦いは彼がおしまいと言うまでエンドレスで続くのであります。
小二のお兄ちゃんの方は最近は宇宙や日本の歴史に夢中だったのですが、将棋熱も復活したらしく将棋盤の上のコマを睨みながら詰将棋の本をずっと読んでいます。
求めに応じて対局しましたが何度やっても本気で負けてしまうので、昔のように「わざと負けてあげたんだけどねぇ・・」みたいな雰囲気も出せなくなりました。
結局、ジィジでは役不足みたいなのでiPadを与えてコンピューターと対戦してもらいました。
弟くんも、太鼓の達人やらマ―ジャンのゲームを見つけて楽しんでいましたね。
将棋も麻雀も考える力が付くからと言って息子が教え込んだものですが、当の本人はソファに寝転がってずっとスマホでピコピコ、ゲームを楽しんでます。
まあ、妊娠中から結構頑張って、料理や子供の面倒をみていたみたいなので、家に来たときくらいは大目に見ましょう。
しばらく遊んだ後に、出産間近でまだ行けていなかったという初詣でに出かけました。
無事に赤ちゃんが産まれたことへの感謝と、今年も良い年になるようにとお祈りを済ませ、帰り道はそろそろ良い具合に咲き出した菜の花ロードを通ってほのぼのと帰ったのであります。
そして翌日、ママに抱っこされてついに王子様が帰ってきました。
お兄ちゃんたちも写真でしか見ていなかったので、興味津々で自分たちの新しい弟をのぞき込んでおりました。
ジイジも抱っこしてと言われて、おっかなびっくりで抱っこしながら記念写真を撮ったのであります。
この子たちの将来が平和で明るく楽しい日々が続きますようにと祈らずにはおれない静かな昼下がりでした。