昨日、本当に久しぶりに映画館なるものに足を踏み入れてきました。
映画館で見た最後の映画が「ロードオブザリング、二つの塔」だったので、なんと22年ぶりになるらしい。
その頃はまだまだ昔の劇場方式で、入口の小さな部屋に受付のお姉さんがおり、小さな穴に顔を近づけて「大人2枚」とか言うと、その穴から切符を渡されるというアナログそのものというシステムでしたね。古い・・
初めての映画を見た記憶は4,5歳位に家の近くの小さな劇場でした。
まだテレビが普及していない頃はどんな小さな町にも娯楽の為の映画館があったんですねえ。
木造で床はデコボコの地面でイスも無かったのか満員だったのか、父の肩車で立ち見で見ていた覚えがあります。
確かチャイナドレスを着た「美空ひばり」が拳銃を構えて階段を降りてくる場面があり、会場のオジサンたちが「ひばりだ、ひばりだ!」と拍手をしていたのを覚えてます。平和な古すぎる時代
若い頃のデートでも良く映画を見に行きました。
でもオジサンの場合、ロマンチックな話より「おかしなおかしな石器人」とか「北京原人の逆襲」とか、なんでデートでそれ見る?って言われそうな映画ばかりでかなり引かれてましたけど・・😓
で、話は戻りますが、テレビでも綺麗な画質で映画を放送するようになり、レンタルビデオ屋が町中に増えて来て、ついに鹿児島の天文館でも何件も連なっていた映画館が無くなってしまったんです。
なのでオジサンはと言えば、ここ20年はレンタルビデオや最近ではネットフェリックス、プライムビデオなどのネットサービスで映画を見てました。
それで満足していたので近くに新しいデジタル方式の映画館ができてからも、なんかチケットを買うのも機械になり良く分からないし・・となかなか足を運ぶ気にもならずでした。
しかし今回は本当にこれは映画館で観たいという映画がついに現れた。
そうです!「ゴジラー1.0」なんですねぇ。
予告を見ただけで行きたいとずっと思いつつ、人が少なくなってからと待っていたら、いよいよ上映が終わりになる様子。
ついに、22年ぶりに映画館へと向かったオジサン。
もう昔のように受付のお姉さんは居ないので、初めてのマシンの前で画面を見ながら立ち尽くす。
これまでもガソリンやスーパーのセルフレジを克服してきたではないか!がんばれ、俺!なんて少し緊張しましたが、何とか座席までちゃんと選べてチケットが出てきましたよ。
若い人には不思議かもしれませんが、オジサン達が初めてのシステムに遭遇した時はだいたいこんなものなのです、暖かいまなざしで見守ってあげなければならないのであります。
さあさあ、いよいよ中へ。
もう上映期間も終わる頃なので80席くらいの小さなシアターで、入って来たのも十数名でした。
今はデジタル方式なので昔のように大きな機械や映写技師とか要らず、スイッチオンで何回でも映るので少々客が少なくても採算は取れるのだろうな・・
そして、「ゴジラ・・」
いゃあ、面白かったです。
役者もストーリーも良かったし、CGもハリウッドに引けを取らない素晴らしさ!
大海原を全力で逃げる掃海艇の直ぐ後ろから大怪獣が迫って来るシーン、ドキドキで痺れます😱
中高生時代に田宮の戦車を作ってばかりいたオジサンとしては、「四式中戦車チト」や「極地戦闘機震電」がゴジラに立ち向かう姿も良かったなあ・・。
プラモ世代はやられますねぇ。😁
人間ドラマもしっかりあって因みに3回ほどウルウル来ました。
ラストシーンの1コマの意味ががムムム!😨 となったけれども。
シニアなので料金も1,300円と安いし、これで味を占めたオジサンはこれからは見たいと思う映画こそは映画館の大画面で見るべしと思うのでありました。