ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

感染症法によるコロナ入院について思うこと

2020-07-13 21:56:36 | 新型コロナウイルス感染症
 新型コロナウイルスの感染者数がさらに増加傾向にあります。
東京はもちろんのこと、例えば全国でも少ない方だった鹿児島県でも夜のショーパブがらみのクラスター感染で一気に150名程に増加し、感染症指定医療機関のベッド数も足りない状況のようです。

 感染症指定医療機関ってどういう時に活躍するのかというと、以前からあるが非常に危険な感染症、あるいは全く新しく発生した未知の感染症が国内で発生しはじめた時に、患者、感染者を一人でも早く探し出して設備の整った感染症指定医療機関に入院(隔離)させることで地域的な感染爆発を防ごうというものです。
入院勧告に基づく半強制的な入院になるので費用は全て国が面倒を見ることになります。

 症状の有無に関係なく、検査で陽性となった全ての感染者が基本的に入院するので、今のところ若い人を中心とした無症状の感染者がかなりの割合で感染症病床を利用しており、今後は重症化のリスクが高い高齢者や基礎疾患を持った人などが陽性になった時にスムーズに入院治療を受けられなくなるという事態も心配されます。

 本来の指定医療機関の運営時期は流行初期の封じ込め期(保健所の疫学調査で感染者がどこで、誰から感染したかを概ね把握できる段階)であって、疫学が追えなくなった時期(どこで感染したか不明の者が大部分となった時期)には役目は終了し、全ての医療機関で患者の診療を始めることになるはずですが、なかなか国も正式にアナウンスをしませんね。

 なので東京や鹿児島でも指定医療機関を守るため、自治体独自に無症状の人などを受け入れる宿泊施設等を確保しているようです。
4月の段階と違い、現在は検査実施件数も大幅に増加したことが、感染者数が増えている一因にもなっており、重症化や死亡の割合も以前よりかなり減ってきているとのこと。

 マスコミも感染者が増加しているグラフだけ示して「大変です!感染報告数が再び増加していま~す!」と不安を煽るだけではなく、分母(検査件数)やそのうち重症者の割合はどれくらいなのかというグラフも示した上で、多角的な説明をしてほしいものですが・・


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