あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

失せもの~

2013-09-17 15:10:39 | 日記
どらちゃんが行方不明になった。

いつも夕方には、ちゃんとご帰還あそばすのだが
その日にかぎってオス猫のケビンしかいなかった。
どこかへ遊びに行ってるんだろうと軽い気持ちでいた。
しかしである。夕食時になっても帰ってこない。

隣の犬(ボクちゃん)が脱走して交通事故に遭ったばかりだから
だんだんと、よからぬ想像が頭をよぎる。
でも、農道で車に出会うと溝に隠れるくらいだから
どらちゃんに限って事故に遭うってことは考えられないと
一度は否定しても、もしかしたらということもある…と。
いや、どこかの小屋に入りこんで出られないのかも…、と
また別の考えが浮かんでくる。

そうなるとじっと家になんかおれません。
11時ごろにどらちゃんが行きそうな所を歩いてみる。
そして三軒ほどの小屋の前で「どらっ」と外壁へ口をつけて読んでみる。
中にいれば「にゃー」と返事をするはず。
でも、応答なし。もしやと県道も歩いてみる。
何も変化なし。大型トラックがビュンビュン走るのみ。
隣のボクちゃんはこんな車にはねられたんやなぁと
元気な時の姿を思い出して悲しくなる。
時間も12時前になってきたので、ひとまず帰ることに。
幸いにも、誰に襲われることもなく無事に帰宅。
翌朝目が覚めたら「にゃー」と帰って来ることを祈って眠る。

翌朝、朝の早い夫に開口一番、「どらちゃん帰ってきた?」と聞く。
しかし答えは「ノー」。
いてもたっても居られず、わが集落を捜して歩くことに。
一回りして帰ってきたら夫曰く「どらが蔵の中に入っていた」と。
蔵の扉を開けたら飛び出して来たと言う。夫は夫で捜していてくれたのだ。
無事だったどらちゃんは私の足元に尾っぽを立ててすり寄って来た。
安堵するとともに、昨日蔵へ捜しものに入ったのを思い出した。
その時に後をついて入ったのだ。
扉を閉めるときに確認したはずだったのに…。
まぁ、出てきてヤレヤレ。

これにて「失せもの」一件落着。

ペットは後三匹いるがどらちゃんの代わりはいないと言うことを
つくづくと思った次第。