サナダ虫とミケちゃん

うちの子猫のチビちゃんとミケちゃんを比べるとチビのほうが一回り大きい。

チビはミケより十日程早く拾ったので餌もたっぷり食べたから大きいんだーと思って、ミケに餌を多く与える様にしていた。
しかしミケは食欲はあってたくさん食べても少しも太らない。
もしかしたら寄生虫がお腹の中にいるのかも？ーと思っていたら、３１日に便をした後でおしりを地面へこすりつけているので抱き上げてみれば肛門から白い平らなゴム紐のようなものが出ている。
これは大変と引っ張ればすぐに切れてしまった。見ると便にも白いものがついている。犯人はこれだったのだ。

さっそくネットで調べれば「サナダ虫」らしい。正月明けまで待って４日に、くだんの動物病院へ行き検査をしてもらったら、やはり「サナダ虫」とのこと。注射やないと下りませんとのことで駆除の注射をしてもらって帰って来た。

チビは何事もなく順調に大きくなっているので、ミケは私に拾われるまでの十日間にお腹が空いて色んな物を食べたらしい。
拾ったときにはノミもいたことを考えるとその間にサナダ虫が湧いたのだろう。苦難の十日間だったんだと可哀想になる。

しかし、やっと拾われて我が家へ来てからもドラミには噛まれるし…、獣医さんによると「逃げた所を追いかけられて、後ろから噛まれたんやな」ということらしくて、ミケちゃんは災難つづきなのであります。

でも、サナダ虫は駆除したしこれからは順調に大きくなってくれるだろう。

まさか、ペットが二匹も増えるとは夢にも思っていなかったのに、これも何かの「縁」なのでありましょうな。

これから長い付き合いになるであろうこの子達と平穏無事に暮らせたらいいな、と思っているのでございます。